ミュージック・マガジン2008年11月号
「ザ・ブルーハーツ ザ・ハイロウズ
そして ザ・クロマニヨンズ」
特集インタビューにて
甲本ヒロトと真島昌利が語っている「The Wh♂への言葉」は
前回の日記で引用したが
正確には
インタビュアーの
「ザ・フーと言っていいのかどうか分からない編成だけど・・・」
との問いに
「そういうふうな、ちょっと斜に構えた感じで行ったとしても、
ピートが刻んで、ロジャーが声出した途端、『ザ・フーだ!』と
思うんだよね」(甲本)
「よかったもんねぇ、前回の来日は」(真島)
・・・と発言したというもの。
これを見てベテラン・ライターの大鷹俊一さんが
「すっかり嬉しくなってしまった」と続けるのだが
私も全く同様のありさま。
パンクから出てきた印象ある甲本&真島だけに
以前は「彼らこそ『ケッ』と斜に構えているんじゃないか」と
思っていたのだが、実際は大違い。
彼らの、こういった大らかさ、懐の深さには感服するばかり・・・。
先のインタビュアーにも、決して反発するような語り方はして
いないだろう。
「よかったもんね」(真島)
「そうだね~(笑)」(甲本)
みたいな感じだったんじゃないのか?・・・なんて想像する次第。
言われたインタビュアーも不快な思いなどせず
「あ、そっかぁ~」と肯いてしまうような抱擁力・・・それを
感じてしまうのですよ。
ヒロトは以前
「ビートルズもストーンズも大きな『ロック』という括りの一部分で、
どれを好きだ嫌いだって言っても仕方ないと思う。ボクはみんな好き」
といったコメントを発しているが
「アレが好き、コレが嫌い」ばっかり言ってた私はガーンとブン殴られた
ような気がしたもんだった。
まぁ、なんと懐深いコメントだ・・・と。
私自身は変わらないが(笑)、彼らを見る眼が変わったのは事実。
立川談志師匠の還暦記念公演でも、
彼らは普通に「チケット買って入りました」の体で開演前、ロビーの
椅子に座っていた。
落語愛好家の集まるロビーにロックな若者
(4人居たと思う。当時のハイロウズのメンバーだったような・・・)
他は誰も気付かない。
珍しい光景に、通りがかった私は、思わず「オッ!」と声を出してしまった。
「カッコいい連中が居るなぁ・・・」とばかりに。
彼らと眼が合った。
微笑まれたような気がした。
私もモッズスーツを着ていたから・・・。
数年後、彼らは「Tower Record」のポスターで
談志師匠と並んで笑っていた。
「ちぇっ、イイなぁ。悔しいなぁ。オレも家元と並んで写真撮りたいなぁ・・・」
そんな事も思ったっけ。
「ザ・ブルーハーツ ザ・ハイロウズ
そして ザ・クロマニヨンズ」
特集インタビューにて
甲本ヒロトと真島昌利が語っている「The Wh♂への言葉」は
前回の日記で引用したが
正確には
インタビュアーの
「ザ・フーと言っていいのかどうか分からない編成だけど・・・」
との問いに
「そういうふうな、ちょっと斜に構えた感じで行ったとしても、
ピートが刻んで、ロジャーが声出した途端、『ザ・フーだ!』と
思うんだよね」(甲本)
「よかったもんねぇ、前回の来日は」(真島)
・・・と発言したというもの。
これを見てベテラン・ライターの大鷹俊一さんが
「すっかり嬉しくなってしまった」と続けるのだが
私も全く同様のありさま。
パンクから出てきた印象ある甲本&真島だけに
以前は「彼らこそ『ケッ』と斜に構えているんじゃないか」と
思っていたのだが、実際は大違い。
彼らの、こういった大らかさ、懐の深さには感服するばかり・・・。
先のインタビュアーにも、決して反発するような語り方はして
いないだろう。
「よかったもんね」(真島)
「そうだね~(笑)」(甲本)
みたいな感じだったんじゃないのか?・・・なんて想像する次第。
言われたインタビュアーも不快な思いなどせず
「あ、そっかぁ~」と肯いてしまうような抱擁力・・・それを
感じてしまうのですよ。
ヒロトは以前
「ビートルズもストーンズも大きな『ロック』という括りの一部分で、
どれを好きだ嫌いだって言っても仕方ないと思う。ボクはみんな好き」
といったコメントを発しているが
「アレが好き、コレが嫌い」ばっかり言ってた私はガーンとブン殴られた
ような気がしたもんだった。
まぁ、なんと懐深いコメントだ・・・と。
私自身は変わらないが(笑)、彼らを見る眼が変わったのは事実。
立川談志師匠の還暦記念公演でも、
彼らは普通に「チケット買って入りました」の体で開演前、ロビーの
椅子に座っていた。
落語愛好家の集まるロビーにロックな若者
(4人居たと思う。当時のハイロウズのメンバーだったような・・・)
他は誰も気付かない。
珍しい光景に、通りがかった私は、思わず「オッ!」と声を出してしまった。
「カッコいい連中が居るなぁ・・・」とばかりに。
彼らと眼が合った。
微笑まれたような気がした。
私もモッズスーツを着ていたから・・・。
数年後、彼らは「Tower Record」のポスターで
談志師匠と並んで笑っていた。
「ちぇっ、イイなぁ。悔しいなぁ。オレも家元と並んで写真撮りたいなぁ・・・」
そんな事も思ったっけ。