あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

「ゲゲゲの女房」

2010年05月30日 | 生活
このドラマでは
エンディングで「この物語は事実を基にしたフィクションです」
などと銘打ってあるが

やはり妖怪マンガの大家「水木しげる」さんと、その奥様の
自叙伝に少しの演出が施されたドラマには違いない。

昭和(戦後)のメディア興亡も興味深い。
紙芝居が廃れ、貸本業界が傾き、少年誌が台頭する。

それに翻弄される主人公たち・・・。

調布に居を構える水木夫妻、ご近所との心温まる交流・・・。
古典的な王道ドラマ。

見ていて自然で、癒される不思議な雰囲気があるドラマだ。

史実に則って
アシスタントたちも登場して欲しいな。
つげ義春、池上遼一、古川益三、鈴木翁二、辰巳ヨシヒロ・・・

巨匠に付いて巨匠になった人もおいでです。

あと、水木さんは欧米の映画やイラストからの影響も大きいので、
その辺を資料収集する姿も描いて欲しいな。



ドラマの舞台になった調布の深大寺には、Gウィークに観光客
3万人が訪れる人気ぶりらしいが

反面、「ゲゲゲの鬼太郎」のアニメ第5シリーズは
打ち切りになるなど
※TV局が「ドラゴンボール改」にシフトする事を
  望んだから・・・なんて話もあり
  奇しくも「ゲゲゲの女房」オープニング実写に
  重なって展開される鬼太郎たちのアニメを
  製作したのは東映アニメーション・・・

まだまだ
水木先生と商業主義の戦いは終わっていない気もする

ドラマ「ゲゲゲの女房」では その辺も描かれるだろうから
今後も注目していきたいと思います