あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

思い出の名勝負「ソット・チタラダvsチャーリー・マグリ 」

2011年03月02日 | ボクシング
英 ロンドン
1985年2月20日
【WBC世界フライ級タイトルマッチ】

セデニョvsマグリが見つからないので(笑)。
つ~かオレ、本当は持ってなかったんじゃないのか?試合内容あんまり
憶えていないし(笑)。

・・・・いきなりだが、やっぱりPAL変換のビデオ映像は凄まじい。

ベルナルから疑惑の判定でタイトル奪取したチタラダの初防衛戦。
試合地は冬の英国・ロンドン。
コート姿のチタラダが、「雪なんて初めて見る」と笑顔で雪玉を握る
写真を憶えている方もおいででは?

英国関係者は、冬の会場で東南アジア人の身体ガチガチになるのを
期待しただろうが。まったく そうは行かなかったのでした。

第1R。
アリの系譜に位置するチタラダ、まずはジャブでペース掌握を目論む。
元王者マグリは上体を振りながら前進。ちょっとP・イングルに通じる
リズムだ。
ガードを高く上げ、ジャブで追うマグリ。スピードある逆ワンツー、
返しの左フックが好調。相打ちタイミングでチタラダがタタラを踏む
シーンも。
でも、すぐジャブをド真ん中からカウンターされて後方にフラつくなど、
早くもグラスジョーの片鱗が(笑)。
ラウンド後半、得意のジャブ(これが強くてタイミングが良い)が
当たり出したチタラダに余裕が見え始める。

第2R。
チタラダのジャブvsマグリの右ストレート。
少しグラついたチタラダだが、彼にしては全然ピンチでないのだった
(結構ダウンしたり簡単にグラついたりするが回復が異常に早いから)。

第3R。
チタラダの「アリ・ボクシング」を崩そうとプレッシャーを掛けるマグリ。
しかし、やや上体立ち気味。チタラダ、ズルく左で引っ掛けて回し、
真横から右ストレート!マグリ、ダウン!

・・・・しかしレフェリーはスリップと判定。
チタラダ、自信を持ってフック系も繰り出し始める。マグリの色白の肌が
ピンク色に(これ、マグリの特徴)。

第4R。
チタラダがヤマを作りに出る。リング中央で左右ストレートを連打。
マグリも、チタラダの上体が起きた瞬間に左フックを当てて抵抗。
しかし、いきなりの右でグロッギー。クリンチに逃げるマグリ。
アッパーを狙うチタラダ。

第5R。
マグリのセコンドが呆気なく棄権を申しで、試合終了。
あっけな~!(日本だったら批判浴びまくりだろうな)
確かに前のラウンドはピンチでしたがねぇ・・・・。
まぁ、直前にマグリの右目をケアしていたから、そこに原因あったので
しょうか。

ラシアルに勝ったりした立派なキャリアを持ったマグリだが。
やっぱりトップ争いではダメダメ感が漂うファイターなのでした(笑)
勝ち試合を見てないから何とも言えんが。

それを考えると。この辺のフライ級王座変遷、全部(カルドナvs
カスティーヨ、カスティーヨvsメルセデス、メルセデスvsマグリ)
ビデオで押さえときたかったなぁ~!