韓国・テジョン
1983年3月26日
【WBCライトフライ級タイトルマッチ】
80年代から現在に至るまで、韓国リングが最も熱狂した記念碑的試合。
張正九は韓国期待、ホープ中のホープ。
ティト・アベラ、アルフォンソ・ロペスをKO、元王者ウルスアに判定
勝ちして1度はサパタに挑んでいるが、王者のマラソンファイトの前に
惜敗している。
しかし、それには逆地元判定の声も多く、ベテラン・サパタの減量苦も
あって、韓国国民は張の再挑戦・王座奪取に大きな期待を寄せていた。
我々日本のファンとしては、中島成雄・友利正と第1戦でパターンを
読まれ、第2戦では打撃戦に持って行きながらも一方的に打ち捲られて
惨敗というシーンを目撃しているだけに、張も同じ轍を踏む可能性あり
との予想もあったが。
第1R
長身サパタ、余り足を使わず。厳しい眼光。サウスポースタイルからの
ワンツーで張を威嚇するが、張も落ち着いている。
サパタを中心に回りながら、ときおり左右フックで飛びこむ。
サパタは迎え撃ちモードで中島・友利第2戦と同様の目論みか。
張の変則ムーブからの左右フックの打ち終わりに得意の右アッパー。
起こしておいてワンツー。
第2R
張がプレッシャーを強める。左手でフェイント掛けて右フックをダブる。
勢い王者をロープに詰めて連打。サパタも打ち返し打撃戦に。
観客は大歓声だが、例によって躱しながらの打ち合いなので両者被弾少なし。
一旦引いて様子を覗う挑戦者は、やはり落ち着いている。
もうA・ロペス戦でアゴ上げガムシャラ連打していた未熟な選手では無い。
第1戦で自信が付いたんだろう。
リラックスしてから一転して第2次波状攻撃。ボディも交え、今回は有効だ。
第3R
サパタの1・2戦セットでの快勝パターンに破綻が見え始めた。
今回の相手は打ち合いに強く、思い切りが良く、馬力とパンチ力と手数がある。
身体は堅いが変則的に上体が動くからサパタのパンチも思うように当たらない。
韓国の鷹と言われる所以だ。
ラウンド中盤、いきなりの右も有効な挑戦者、左フックがカウンターでヒット!
待ちでは無い、先手を心掛けたからこそ一瞬先のヒットだ。
続く1発でロープへ背中が貼り付くサパタ、すぐにサイドステップでゴマカシに
掛かったが、勢いついた挑戦者は騙せない。
張、反対側のロープまで追い掛けて連打!!
連動するが如くカメラが横に追っていく。総立ちの観客、大歓声。まるでF原田vsキングピッチのようだ。鳥肌が立つような光景!
張の攻勢は続く。まったく韓国人好みのラッシャーだ!
サパタの反撃もモノともせず尚も攻勢。勝負ドコロでサパタ、萎むように両手を
カバリングに回す!
思わずカックンの私。何やってんだサパター!
やっぱり気が弱いのかオマエは~!!!!!!
これでは張の勢いは加速されるだけ。つ~か連打の加速もついている。
右フック食らって半身のサパタ、左右のボデイから上への連打でカバリング一方だ!
ここでレフェリーが やや早めのスタンディングダウンを取った。
大声援の声援の中、カウントは進む。レフェリーがサパタに戦闘再開を促す。
しかしサパタの様子が変だ。なんか首を横に振っている。
コラ!レフェリーさんはアクセントとしてスタンディングダウン取っただけでオマエ
本当は そんなに効いていないだろう!?
ロープに手を掛けて腹筋伸ばしてるけどボディのダメージなら根性で我慢して打ち合えや!
ノコノコ自コーナーへ歩いて行ってるんじゃねぇ!
顔をイヤイヤするんじゃねぇ!長期政権の王者が戦意喪失なんて情けないマネするんじゃ
ないだろな!?頼む、それだけは止めて!あぁ、でもまだ「イヤイヤ」やってる。力なく
主審に背を向けている。頑張れサパタ!なんて言ってるウチに・・・。
ああああああああああああああああ試合放棄しくさりやがった――――――――――!!
情けないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!
根性無しだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
アホボケカス腰抜けトンチキタコ軟体動物ガイコツ面――――――!!!
韓国国民は自国の新英雄誕生で大熱狂・大喜びだがワシャ納得しないぞぉぉぉぉぉ!!!
自分が勝つ時ゃ相手をカサに掛かってズタボロにするクセしやがって負ける時は余力残して
エスケイプかい!?!?それでも名王者かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
・・・・・・・等と ひとしきり怒ってみましたが(笑)。
元々淡白なマラソンファイト~倒す時も狡猾な反則アッパー(しっかりと左手で相手の
後頭部押さえ)使いの人格破綻者サパタですから。
後で冷静に見ると私にとっては さもありなんって感じの王座交代劇だったのでした
(笑←ドコが冷静なんだよ!)。
例によって張正九さんの感動奪取劇を貶める気は全く無い観戦記ですので。
そこんところヨロシクです(笑)。
1983年3月26日
【WBCライトフライ級タイトルマッチ】
80年代から現在に至るまで、韓国リングが最も熱狂した記念碑的試合。
張正九は韓国期待、ホープ中のホープ。
ティト・アベラ、アルフォンソ・ロペスをKO、元王者ウルスアに判定
勝ちして1度はサパタに挑んでいるが、王者のマラソンファイトの前に
惜敗している。
しかし、それには逆地元判定の声も多く、ベテラン・サパタの減量苦も
あって、韓国国民は張の再挑戦・王座奪取に大きな期待を寄せていた。
我々日本のファンとしては、中島成雄・友利正と第1戦でパターンを
読まれ、第2戦では打撃戦に持って行きながらも一方的に打ち捲られて
惨敗というシーンを目撃しているだけに、張も同じ轍を踏む可能性あり
との予想もあったが。
第1R
長身サパタ、余り足を使わず。厳しい眼光。サウスポースタイルからの
ワンツーで張を威嚇するが、張も落ち着いている。
サパタを中心に回りながら、ときおり左右フックで飛びこむ。
サパタは迎え撃ちモードで中島・友利第2戦と同様の目論みか。
張の変則ムーブからの左右フックの打ち終わりに得意の右アッパー。
起こしておいてワンツー。
第2R
張がプレッシャーを強める。左手でフェイント掛けて右フックをダブる。
勢い王者をロープに詰めて連打。サパタも打ち返し打撃戦に。
観客は大歓声だが、例によって躱しながらの打ち合いなので両者被弾少なし。
一旦引いて様子を覗う挑戦者は、やはり落ち着いている。
もうA・ロペス戦でアゴ上げガムシャラ連打していた未熟な選手では無い。
第1戦で自信が付いたんだろう。
リラックスしてから一転して第2次波状攻撃。ボディも交え、今回は有効だ。
第3R
サパタの1・2戦セットでの快勝パターンに破綻が見え始めた。
今回の相手は打ち合いに強く、思い切りが良く、馬力とパンチ力と手数がある。
身体は堅いが変則的に上体が動くからサパタのパンチも思うように当たらない。
韓国の鷹と言われる所以だ。
ラウンド中盤、いきなりの右も有効な挑戦者、左フックがカウンターでヒット!
待ちでは無い、先手を心掛けたからこそ一瞬先のヒットだ。
続く1発でロープへ背中が貼り付くサパタ、すぐにサイドステップでゴマカシに
掛かったが、勢いついた挑戦者は騙せない。
張、反対側のロープまで追い掛けて連打!!
連動するが如くカメラが横に追っていく。総立ちの観客、大歓声。まるでF原田vsキングピッチのようだ。鳥肌が立つような光景!
張の攻勢は続く。まったく韓国人好みのラッシャーだ!
サパタの反撃もモノともせず尚も攻勢。勝負ドコロでサパタ、萎むように両手を
カバリングに回す!
思わずカックンの私。何やってんだサパター!
やっぱり気が弱いのかオマエは~!!!!!!
これでは張の勢いは加速されるだけ。つ~か連打の加速もついている。
右フック食らって半身のサパタ、左右のボデイから上への連打でカバリング一方だ!
ここでレフェリーが やや早めのスタンディングダウンを取った。
大声援の声援の中、カウントは進む。レフェリーがサパタに戦闘再開を促す。
しかしサパタの様子が変だ。なんか首を横に振っている。
コラ!レフェリーさんはアクセントとしてスタンディングダウン取っただけでオマエ
本当は そんなに効いていないだろう!?
ロープに手を掛けて腹筋伸ばしてるけどボディのダメージなら根性で我慢して打ち合えや!
ノコノコ自コーナーへ歩いて行ってるんじゃねぇ!
顔をイヤイヤするんじゃねぇ!長期政権の王者が戦意喪失なんて情けないマネするんじゃ
ないだろな!?頼む、それだけは止めて!あぁ、でもまだ「イヤイヤ」やってる。力なく
主審に背を向けている。頑張れサパタ!なんて言ってるウチに・・・。
ああああああああああああああああ試合放棄しくさりやがった――――――――――!!
情けないぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!
根性無しだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
アホボケカス腰抜けトンチキタコ軟体動物ガイコツ面――――――!!!
韓国国民は自国の新英雄誕生で大熱狂・大喜びだがワシャ納得しないぞぉぉぉぉぉ!!!
自分が勝つ時ゃ相手をカサに掛かってズタボロにするクセしやがって負ける時は余力残して
エスケイプかい!?!?それでも名王者かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?
・・・・・・・等と ひとしきり怒ってみましたが(笑)。
元々淡白なマラソンファイト~倒す時も狡猾な反則アッパー(しっかりと左手で相手の
後頭部押さえ)使いの人格破綻者サパタですから。
後で冷静に見ると私にとっては さもありなんって感じの王座交代劇だったのでした
(笑←ドコが冷静なんだよ!)。
例によって張正九さんの感動奪取劇を貶める気は全く無い観戦記ですので。
そこんところヨロシクです(笑)。