あるBOX(改)

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淵上、一方的な内容で3回TKO負け

2012年05月14日 | ボクシング
5月12日 ウクライナ ブロバルイ
WBA世界ミドル級タイトルマッチ
ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン) TKO3R 淵上誠(八王子中屋)

アイスパレス・ターミナルで行われたミドル級タイトルマッチは、挑戦者で同級8位の淵上誠が3回TKOで、王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)に敗れた。

国内で感動の試合を演じた淵上も、世界の壁は高すぎた。

動画サイトで観たが、試合はまったくのワンサイド。
サウスポーの淵上は立ち上がりからガードを下げてサークリングするが、アテネ五輪銀メダリストでプロ転向後も22戦全勝(19KO)の王者は冷静に距離を詰め、有効打をヒット。

時に低く構え、高く上げたガードでも淵上のパンチを外し、自らのコンパクトなパンチをヒット。

挑戦者は初回に早くも右目上をカット。
王者の右はストレートとフックの打ち分け、いきなり打ったりダブルで打ったりと有効。
たまに当たる左フックも肩越しに飛んできて厄介な印象。

挑戦者は2回に右フックを浴びてダウン。
ここは立ち上がった淵上、低く来る相手に左アッパー・左の打ち下ろしを狙って抵抗するも劣勢。

流血が激しくなった3回、狙い撃ちの右フックでダメージを受け、ワンツーをフォローされて2度目のダウン。
何とか立ち上がったがダメージは深く、レフェリーは躊躇しつつも再開を許した(ように見えた)。

再開後、王者が連打したところでレフェリー・ストップ。
妥当なタイミングだった。(その前のダウンで止めても文句は出なかったろうな・・・)

ゴロフキンが圧倒的な力の差を見せつけて4度目の防衛に成功。
淵上の通算戦績は26戦19勝(10KO)7敗となった。

日本人選手の海外での世界挑戦は36試合連続で失敗。
やはり、世界の壁は高いが、「それくらいであってこそ世界王者だ」とも思わされた試合だった。

ドナルド・ダック・ダン逝去

2012年05月14日 | 洋楽
また訃報ですか・・・。
今度はダック・ダンさんですか・・・。



米国の名バンド「ブッカーT&ザ・MG’s」の名ベーシスト、ドナルド・ダック・ダンさんも70才だったわけで。
年齢から言えばリボン・ヘルムさん同様に老境だから仕方ない面もあるが。

ただ、亡くなったのがツアー先である東京都内の滞在ホテル内ってのがやるせない。
死亡が分かったのは13日。

12日のブルーノート公演が終わった後は、23時半頃にホテルへ向かったとか。
警視庁赤坂署とブルーノート関係者によると事件性は低いそうな。

公演は5月8日、9日が丸の内コットンクラブ、そして5月10日~12日の3日間がブルーノート東京。

公演内容が
「メンフィス・ソウルの殿堂“STAX RECORDS”黄金期を支え、今も音楽シーンに
影響を与え続ける3人が集結!1960年代のR&B~ソウル・ミュージックを
モータウンとともに牽引した名門レーベル、スタックスの花形アーティスト
たちが5月、東京で一堂に会す。ブッカー・T&ジ・MGズのギタリストで
名曲「ドック・オブ・ザ・ベイ」「イン・ザ・ミッドナイト・アワー」の
共作者、 映画「ブルース・ブラザース」の出演でも知られるスティーヴ・
クロッパー。 同じくMGズのメンバーで、躍動感あふれるベース・プレイで
多くのファンを魅了するドナルド“ダック”ダン。「ノック・オン・ウッド」
などの大ヒットを誕生させたシンガー、エディ・フロイド。米国音楽史に於いて
重要な役割を担い、現代の音楽シーンへも絶大な影響を与え続けるスタックス・
サウンド、その真髄がクラブで体感できる。
STAX! featuring STEVE CROPPER,DONALD "DUCK" DUNN & EDDIE FLOYD」
・・・なんつう、凄いイベントじゃないですか!!

盟友スティーヴ・クロッパーと一緒の来日公演ですよ!
スタックスの「声」エディ・フロイドも同伴ですよ!

その最終日の翌朝、宿泊先で亡くなられていたワケですか・・・。

寂しい。
そして、やるせない。
日本で客死ですか。ジョニー・ギター・ワトソンさんを思い出します。

最後まで現役として公演先で・・・というのはミュージシャンにとっては本望かも知れませんが。

ご家族の気持ちを考えると、なんとも言えません。

ドナルド“ダック”ダン氏よ、安らかにお休み下さい。