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踏み切りで高齢男性を助けた40歳女性が死亡

2013年10月03日 | 生活
新聞やTVのニュースでも大きく取り上げられている鉄道事故のニュースがある。
JR北海道の「不祥事」とも言える整備体制の不備は多くの人を落胆させ怒らせたが
※以前から会計監査院が指摘し、国土交通省からは業務改善命令を
 受けていた

こちらは多くの人々を感動させたニュースだ。

日時は10月1日午前11時半ごろ、
場所は横浜市緑区中山町のJR横浜線鴨居-中山駅間の川和踏切、
踏切内に取り残されていた高齢男性を助けようとして、40歳の女性が
東神奈川発橋本行きの下り普通電車(8両編成)にはねられ、全身を強く打って死亡したのだ。
男性は左鎖骨を折る大ケガを負ったが、命に別状はないという。

警察によると、女性は67歳の父親が運転する乗用車の助手席に乗り、
先頭で踏切待ちをしていたところで、男性が踏切内の奥の線路上にうつぶせで
横たわっているのを見つけたため降車し、遮断機内に入って助け出そうとして
はねられたという。

きっとギリギリまで救助にあたって、自分も避難されようとしたんだろうが
間に合わなかったんだろうなぁ・・・

お父さんとしては、辛い事この上ないな。
世間が感動しようと、他者が助かろうと、自分の娘が目の前で
自分より先に亡くなってしまうんだもんな・・・。

娘さんは、普段から困った人を放っておけない人だったらしいが
おとなしい女性で、小さい頃は絵を描いたり本を読んだりするのが好きだったそうだ。



宮沢賢治の本も読まれてたんだろうか。

親としては「信念をもってやったことだから」と言いながらも
「人のために自分の命を投げ出す」事までは求めないですよ。

やりきれんなぁ・・・。

高齢男性が助かったとは知らず亡くなった故人。
親御さんは「それを娘に教えてあげたい」と語られたそうです。

親御さんも立派ですよ・・・。