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訃報:俳優で声優の檀臣幸さん死去 

2013年10月18日 | プリキュア
プリキュア声優さんの訃報です・・・。

10月10日、
『スイートプリキュア』で主人公の父親=北条団の声を担当した、
俳優で声優の檀臣幸(だん・ともゆき)さんが
再発性大動脈乖離のため自宅で亡くなったとのこと。

Vガンダムではクロノクル、仮面ライダーWでは井坂深紅郎役なども演じておいでです。
享年50歳。
若い声優さんからも慕われており、本名陽子さんも悲しみのコメントを残されている。

『スイートプリキュア』主人公・響を演じた小清水亜美さんは、ブログで
「パパ…もう会えないの?」
「寂しいよ…」
~とショックを隠せない心情を表しておいでです・・・。

歴代のパパと比べても個性のある父親像でしたね。
高名なオーケストラ指揮者でもある団は、幼き響を音楽嫌いにさせた原因でもあった。



ピアノ奏者を目指していた幼き響を代役のピアニストとして演奏会に出場させながら
「今日の響は音楽を奏でてないね」
「分からなかったら、自分で考えなさい」

なんて、雲を掴むような芸術家コメントをニコニコしながら述べてくる。
訳が分からなくなった響は「私はパパのような天才じゃない!」と
音楽から遠ざかり、別の才能でもあるスポーツに熱中し学内の人気者となる。

そんな響を笑顔で見つめる団パパは
音楽に戻って欲しいと言う訳で無し、スポーツ万能少女として活躍する娘を
喜んで見つめている様子でもある。

なんか大らか。
天才コメントしても嫌味なし。朝から交響楽聴きながらマイペースで指揮の練習。
音楽とは距離を置いている響も、父親との関係は悪いワケじゃなく、仲は良い。
むしろ慕ってるし、パパも娘を暖かく見守ってる感じ。

悪役のネガトーンが雑音で攻撃してきても、なぜかパパには効かず。
※さすがに戦いが熾烈になった終盤はそうはいかなかったけど



物怖じしないキャラで、プリキュア登場にも平然としてた。
そういうキャラも、結局は声が伴わないと成立しません。

長々と団パパのキャラを語ってしまいましたが
その魅力ある団パパも、檀臣幸さんが声を演じていたからこそ・・・と言いたかったワケです。

正直、すごく馴染みある声優さん・・・ではありませんでしたが
団パパの事だけで、これだけ語れる魅力ある人だったんだ・・・と、痛感します。

檀臣幸さんの御冥福を心よりお祈り致します。