あるBOX(改)

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作曲家・越部信義さん死去

2014年11月28日 | 邦楽
11月21日、越部信義さん(作曲・編曲家)が
脳梗塞(こうそく)と肺炎の合併症で死去されたとの事。
81歳。葬儀は近親者で営われた。

ニュースで知ったが
越部さんは東京芸術大学作曲科卒業後、作曲家として
「おもちゃのチャチャチャ」やテレビアニメ「パーマン」
「マッハGoGoGo」の主題歌を世に出した。



また、「おかあさんといっしょ」や「サザエさん」など
子ども向け番組や演劇の音楽も手がけたとの事。

「おもちゃのチャチャチャ」は作詞が野坂昭如さんと言う事で
有名だが(ただし子供向けには吉岡治さんが一部変更しているそうな)

「おもちゃ」がキューバ・リズムの「チャチャチャ」で踊るという設定、
言葉遊びの面白さ、実際にチャチャチャのリズムが使われているという、
その一体感が本当に素晴らしい。
※それに気付いたのは大人になってからでした・・・



童謡としても定着した同曲、最初は大人向けの番組で
コントの合間に使うためのモノだったらしいが、
そこに絡んでたのが、“あの”三木鶏郎さん。
日本における冗談音楽の祖として有名なお方。
※レコードコレクターズやミュージック・マガジンに良く登場されます。

「冗談音楽」って言ったって、米国のスパイクジョーンズは
高いジャズ素養があったからこそ音楽で冗談が出来た言うし、
本気で音楽やってて、しかもセンスが無いと出来ないジャンルだと
私なんて思っているのです。

越部信義さんもトリロー仲間で、作曲学科で学んだ技量で
三木鶏郎さんとの作品作りに邁進されたんだろうなぁ・・・
なんて、勝手に思ったワタクシです。

越部信義さんの御冥福を御祈りいたします。