あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

あらんちゃんバンド(仮)/ 金属恵比須ライヴに行く(7)

2017年04月15日 | 邦楽
さてMCですが。

新譜の予定は「家庭や仕事で色々ありますので」
…と、総主席から耳の痛い話がありましたよ。



そういや、最初の方で「皆さん、ミサイルが飛んで
くるかも知れないと言われてるのに良く来てくださ
いました」・・・なんて挨拶もありましたな。



「ここは地下なので何かあったら避難していれば」
「飲み物はたっぷりありますから」…と、勤め先の
飲料を示した高木氏。



※ちなみに東日本大震災の時に現場判断で被災地へ
 在庫を配って回ったというメーカーさんです。

 普段からそういう体制が浸透していたって話です。
 偉いトコロですわ…。



さらに告知事項として、
マスヒロさんが、ソロ第2作を製作中と発表。
今回は宮嶋氏の全面プロデュースになるとのこと。

一方、宮嶋氏の「ロマネスコ」もセカンドを作る
予定だそうで。
ここでマスヒロさんにドラム叩いて貰う事で、色んな
面が「お互い様」になってオトクになんだって(笑)。



ロマネスコの1stはアートロックだったけど、
やっぱりプログレっぽくした方が売れるよ…と
言われ、そうしようかなと。

そんな事を言って客席を笑わせた宮嶋氏でした。
そういや、推し曲のプレゼンも一番論理的に整理
されてたよな。



マスヒロさんと稲益さんは感覚的というか、
長島チョーさんのようなコメントした挙句、やっぱり
高木リーダーに投げてくるという離れ業やってたし。

さすがだったよ。別の意味で(笑)。



栗谷氏は旧知の仲という事もあり、すっかりお馴染
ムードでバンドに溶け込んでおりました。
「ハリガネムシ」のベースソロもカッコよかったし。

バンドとしても、余裕を持って演奏するところは
押さえ、一方フレッシュな新曲も提示するという
充実期に移行した気がします。



「みつしり」ではマスヒロさんのオカズも微妙に
変化してたし、キーボードソロの時にリズムを刻む
ギターも芸が細かかったですよ。



「イタコ」も同様。突っ走る迫力ありつつ、どこか
余裕さえ見えました。

リボンコントローラを駆使しての盛り上がり、
キーボード下敷き、ギター放り投げ、狂乱の終演。



※高木総主席、フレアパンツが似合うなぁ…

プログレファンらしく動きの少ない客席だったが
「ハリガネムシ」で宮嶋氏が煽ってくれて、そこから
こちらも楽になりました。



最初の方なんて、私が身体でリズム取ってると
怪訝そうに隣の人に見られたりしたもんなぁ…。

満員で身動き取れなかったのと、そういう体験を
した事と、実質3時間立ちっぱなしだった事は、
さすがに辛かったが。

演奏は良かったし、当然ステージの雰囲気も最高
だったからね。



あらんちゃんバンド同様、これからも追いかけて
行きたいですよ。

金属恵比須、次回は5月5日。秋葉原‥‥か。

仕事で行けないじゃねーか!!

あらんちゃんバンド(仮)/ 金属恵比須ライヴに行く(6)

2017年04月15日 | 邦楽
ここからは個人的な新曲感想。

『罪つくりなひと』は正統派(?)ギターリフのHR曲。
キーボードの音色はエマーソン。中間部のメロトロンで
ぐっとプログレ色が増す。ベースもブンブンいってます!



多良氏のウネる「黒っぽい」ベースが非常にユニークで
あった金属恵比須。
彼が抜けた後にはバンド初期のサポート・ギタリストを
やってた栗谷秀貴氏が就任。



こちらはブンブン鳴らし系というか、ハードロック色を
バンドに加えるタイプというか。

ギターからベースに持ち替えて・・・というとジェフ・ベック・
グループ時代のロン・ウッドを思い出すが。手数の多さは
通じるトコロがあります。



そうそう、栗谷氏が初めて金属恵比須をサポートしたのは
高校時代だそうで(!)。
一方、その時リーダーの高木氏は大学生。
早退してステージに駆け付けたという栗谷氏に「いやぁ、
ゴメンゴメン」と20年越し(?)に詫びる総主席でした。



続く新曲は以前も披露されたサマーソング『蝉しぐれ』。

「真珠郎」的な不安定ムードから怪しげなワルツへの展開が
たまらない。



ただし、アルバム収録までには、もう少し演奏を重ねて
練度を上げて欲しいかな。

むしろ「真珠郎」のニューアルバム再収録を希望。
ミニアルバム「阿修羅のごとく」の頃より今の方が安定感が
増しているから。



『蝉しぐれ』は、その間にライヴで叩き上げて練度を増し、
根が張ったうえでの不安定感を漂わせて欲しいです。

『道連れ』はマスヒロさん作詞・作曲の書き下ろし。
稲益さんが「新しく作った曲ですよ」と、古いストックの
持ち出しじゃない事を強調。



ストレートな曲かと思いきや、しっかりプログレ。
しっかりジェネシスしてました。

メロトロン・サウンドにドラムとベースの刻みが乗って、
疾走感が増していく展開にニヤリ。



歌はストレート。メジャーキーと言われてもピンと来て
なかったが、歌が入ると明るい曲調に爽やさを感じた。

以前、稲益さんが「不眠症ブルース」を歌うのは見たけど、
それに通じるピュアピュアさ。



バンドブーム期に憧れのグループ曲を歌う女の子のような、
そんな初々しさを失っていない稲益さんに感じ入る。

個人的には疾走感もある『道連れ』は、「みつしり」と
並んでライヴの景気付けにうってつけの曲だと思ったし



アルバムに収録されても充分インパクトを与えられる…
と感じましたので、私は同曲に1票を入れたのでした。

しっかりプログレしてたのも嬉しかったですよ。



そして『月澹荘綺譚』
三島由紀夫の短編小説から名づけられたそうで。
その辺は、さすが日本文学的な歌詞に定評あるバンドで
御座います。



曲は「クレイジーダイヤモンド+薬師丸ひろ子」と創作
元が語る通り(?)の雰囲気。

まぁ、まず最初は宮嶋氏のピアノソロがオープニングを
飾る「悟りの境地」的な要素も感じましたが。



始まってみれば、ややミドルテンポのヘヴィ曲。
中間部では、テルミンみたいな音が聞こえてビックリ!

誰だ、演奏してるのは?
アンテナみたいなパーツは見えないぞ!



そう思っていたら、稲益さんがマトリョーシカに手を
かざしていた。マトリョーシカ型テルミン!?
新しいネタを次々と仕込んでくれますなぁ。

ブルージーな・・・という触れ込みどおり、高木総主席の
ギターソロが素晴らしい。



ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアからして
ブルース弾ける人だもんね。

ポール・ロジャースは「マディ・ウォーター・ブルース」で
数々のギタリストと共演して90年代にブルースロックを再現
したが、デイヴ・ギルモアのプレイには驚かされた…と語っ
てたものですよ。



基本プログレの人と思いつつ、時代的にブルースギターの
洗礼受けた人だから…と招いたが、まさかここまでブルース
弾ける人だとは思わなかった…と。

一方、高木氏のギターソロも。
ブルースの影響を消化した70年代ロックなフレーズが
飛び出して、私は実に心地よかった。


*写真は必ずしも曲目と合っておりません。すいません、
撮りまくったあげく何だか分からなくなっちゃいました。

日本の歌謡界でも井上堯之さんのようなロック/ブルースを
体現しつつもトップで弾いてた人がいらした訳だし。

今回の高木氏のプレイは、そういった記憶を思い起こさせ
てくれましたよ…。
*そういえば今回はダブルネックは使われてなかったな。



色々言いつつニューアルバムの発売時期は「未定」だそう
だが(笑)、

印象としては、ニューソング3曲を収録し、1曲は温存
・・・そんな感じで構成して欲しいなぁ。

あらんちゃんバンド(仮)/ 金属恵比須ライヴに行く(5)

2017年04月15日 | 邦楽
新曲総選挙。
事前にTwitterで、各人の推し曲と要点は公示済み。



なお、「メンバーの人気投票じゃないですよ。曲ですよ」との
注意がされたんですが。



中間確認で稲益さん推し曲への拍手が足りないと見るや、
「稲益、どうした!?人気ないぞ!」とか突っ込まれて



「えっ~!?」とリアクションする稲益さんが可愛かった。
※ほんと、稲益さんの屈託のなさは素晴らしい。



●稲益さん推し
「罪つくりなひと」:



何か彷彿のヘヴィなリフ、ロバに跨がり海を目指し海に沈む
宣教師、1人残される女、シュールなスペクタクル楽曲にご注目。



●高木さん推し
「蝉しぐれ」:調子外れの和音と不安なメロディの凍てつく
不穏なサマーソング。見どころは後半のギターソロとドラム!



●マスヒロさん推し
「道連れ」:16ビート導入、及びファンクとの融合という言語
道断なアプローチにあえて挑戦! 候補曲中唯一のメジャーKEY曲
である事も注目!



●宮嶋さん推し
「月澹荘綺譚」:バンド史上最高にブルージーな歌謡プログレッ
シヴ・ロック!重厚なピアノと幻想的なシンセサイザーとエモー
ショナルなギターが演出する伊豆半島の怪奇!



ステージ上の「めくり」は、稲益さんが担当。
総選挙が終わったら希望者に手渡されるという緊急サービスも
ありました。



前列のファンが手をあげ、めくりをGET。拍手する観客。
やっぱイイ雰囲気のライヴです。

演奏はハードでもMCは和気藹々。
それでも「MCが長くなりがち」とステージはサクサクと
進められたのでした。

あらんちゃんバンド(仮)/ 金属恵比須ライヴに行く(4)

2017年04月15日 | 邦楽
金属恵比須 IN シルバーエレファント 2017.04.15

登場したメンバーが赤い照明の中で始めたのが、
「鬼ヶ島」。



バンドの初期に作られた曲だが、アルバム収録は
今度の「ハリガネムシのごとく」が初めてとの事。



稲益さん抜きでの構成に、「男臭いなぁ」とMCで
語るバンドだったが



ここで客席から「私も入れろ~!」と明るい声で
乱入する稲益さん。



なんて明るく、屈託のない乱入なのだ。
そこからは予告通りの新曲連発。



現場で聴いた観客が投票し、その順位でニュー・
アルバムへの収録を決定するとの事。



新曲は順次演奏されていった。

・罪つくりなひと
・蟬しぐれ



・道連れ
・月澹荘綺譚



曲ごとに演芸の「めくり」のような趣向で紙を
めくる稲益さん。

それぞれのメンバーが各曲の「推し」ポイントを
説明したりして、楽しいMCが続いた。

あらんちゃんバンド(仮) / 金属恵比須ライヴに行く(3)

2017年04月15日 | 邦楽
「は、反則や…」と私が慄いている間、あらんちゃんバンドの
ステージは終了。

セットチェンジが始まった。
混んでる客席で飲み物追加やトイレに行く人も居たが、私は
下手に動くと「自分の居場所がなくなりかねない」と姿勢を
変えずに待機。



いやぁ、途中で体を動かせないのが辛かった。
気がつきゃ膝がリズム取ってるのだが、周りが殆どそんな
事しないからから、途中で消沈。なんかそれが辛かった。

あらんちゃんバンドの機材撤収と金属恵比須のセッティングが
重なったが、その際に金属恵比須の高木総主席が、あらんちゃん
バンドの渡辺氏をメキシコ(プログレフェス)で一緒だったと紹介。



ドレスのあらんさんに対し、フリルの渡辺さん。
こちらの衣装も麗しい。

ギターの音出しやスネアのセッティング、キーボードの調整…。
鍵盤の唸りにニヤリとさせられる。



そして恒例、高木総主席の前説開始。
初のアナログ盤「ハリガネムシのごとく」を紹介、特典などを
語ったうえで「買って下さい」とセールストーク。

セッティングも終了したところで、一旦ステージからメンバーは
去る。場内暗転。

定番の登場音楽、映画『八つ墓村』より「呪われた血の終焉」 。
さぁ、金属恵比須の登場です。

あらんちゃんバンド(仮) / 金属恵比須ライヴに行く(2)

2017年04月15日 | 邦楽
カーテンレザーを飾る、あらんちゃんバンド(仮)は
まさに「バンド」だった!

前回の「難波×荒牧」コラボは、鍵盤とEギターの
がっぷり四つで。お互い延々とソロを弾きまくった
印象あったが。

今回、あらんさんは、まさに「バンドのギタリスト」。
横浜ほどのエフェクター踏みまくりは無し。



女性ヴォーカリストを擁し、自身でも歌い、ときに
キーボードやリズムセクションを全面に出すリーダー。
それが今回のあらんさん。

もちろん、期待通りにロバート・フリップ調のギター・
ソロは披露され、私を唸らせてくれたが。



今回は全員プレイで疾走し、バンド・マジックを炸裂
させてくれたのでした。

あらんさん目当てで、あらんちゃんバンドを見に来たのに
※例によって入場時、モギリのお姉さんに「お目当ては?」
 ~と聞かれて「全部」と言ってしまいましたが

バンドの素晴らしさに度肝抜かされる事になった。
特にリズムセクション!!

ベース!ジョン・ウェットン直系じゃないですかっ!
音も指さばきも強烈じゃないですかっ!

そんで指を動かさない時にはベースペダルで地を震わせる。
腹に響く低温が心地よかったですよ。



そして手数の多い超絶ドラム!
アタックの強い高速手数はテリー・ボジオの如し!

曲はキング・クリムゾンの「暗黒の世界」期のようにも
聴こえたし、ドラムが暴れれば「デンジャー・マネー」の
UKの如し!

どちらにしろ、凄い時期。
歌詞は英語(?)だったが、終盤男性ヴォーカリストが登場。
※黒い上下の着衣は伝説の緊縛師・明智伝鬼氏の如し!

「緊縛」をテーマにした十八禁の歌も披露。



アンコール曲をアンケートで募るアイディアもあったが、
公演中に用紙を求めて移動する事も叶わず。
※階段や通路まで満員で動けなかったのよ…

ボレロ曲も良かったが、結局、アンコールは「太陽と戦慄~
RED期」直系のクリムゾン曲となった。
※私も「あの曲が聴きたい」と思ってたから、
 嬉しかったですよ

いつの間にかベーシストが指動かしまくってペース・
ペダルをも駆使しまくっている。

「緩急が素晴らしい」と書こうと思っていたのに!
そんな奥ゆかしさが微塵も無くなったぞ!

あらんちゃんバンド(仮) / 金属恵比須ライヴに行く(1)

2017年04月15日 | 邦楽
吉祥寺のシルバーエレファント。私は2回目。
今回は、あらんちゃんバンド(仮)+金属恵比須のツーマン・ライヴ。



金属恵比須は、「新曲総選挙ライブ」。
候補曲4曲の中で、最も得票数の高い曲が次回アルバムに必ず収録される。

事前にネットで「さわり」が公開されており、ファンにも予習の機会あり。
その辺の心遣いが、さすが金属恵比須だ。



チケットはライブハウスで直接予約していたので、開演時間直前でもOK。
椅子に座れるか微妙な番号だったが、入ってみると満員立ち見の状態。

これでツーマンを見るのか。キビシイなぁ…。



ワンドリンク、そうそうに飲み干して移動したが、気が付けば立ったまま
動けない姿に。

そうこうしてるうちに会場内は機材のスタンバイ開始。



まず、あらんちゃんバンドが登場。
横浜の「まごころ居酒屋ラウンドアバウト」3周年記念コンサートで
難波弘之さんと共演した荒牧隆さん。

その時の記憶を紐解くと…

難波さんが鍵盤を操る隣で、ロバート・フリップばりにギターを弾き
まくる、ロングドレス着た長身の貴婦人。
そのお姿に私は「隆さんっていうお名前だったよね…?」と混乱。

物販で御本人の口から発せられる、女性喋りだが「喉仏ある人の声」を
聞いて納得というか。
「キレイで上手くてニュアンス豊かならOK!」と、深く印象に残って
いたのでした。



あらんさん、ドレスの青さは前回と同じ。
違うのは、メンバーだ。

暗闇にフレットが青く光るベース。
ある意味あらんさん以上にドレスアップされたキーボーディスト。

ドラム、そして歌い手の姿も見える。
これはバンド形態だ。まごうことなく「あらんちゃんバンド」。

さぁ、お手並み拝見だ。

(続く)