あるBOX(改)

ボクシング、70年代ロック、ヲタ系、日々の出来事などをウダウダと・・・

久保隼vsセルメニョTV放送

2017年04月27日 | ボクシング
長谷川穂積の後輩で、11戦11勝の久保隼(真正ジム)が世界王座に
初挑戦してチャンピオンとなったのが4/9。

動画サイトでさらっと見ただけなので感想も書けていなかったが
先日フジテレビさんが録画放送してくれたので、TV観戦できました。

◆プロボクシング 
4/9 エディオンアリーナ大阪
【WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦】 
久保隼 TKO11R ネオマール・セルメニョ

同級8位の久保隼(27才)が、王者のネオマール・セルメニョ
(37才/ベネズエラ)を降し、デビュー12連勝で世界王座獲得。
新王者の久保は、12勝(9KO)無敗。
セルメニョは26勝(15KO)6敗1分け1無効試合。3度目の
防衛に失敗。



サウスポーの久保はリードの右をポンポン出しながら距離を測る。
相手が前に出ればステップバック、機を見て左ストレートを上下に
散らす展開。

序盤からポイントを奪ったように見えた久保だったが、7Rに危機が
待っていた。
序盤より距離が縮まったと思ったら、王者の右ストレートの距離が
合い始め、あれよあれよと被弾。

強烈な右でグラついた後も中途半端な距離と対応でダメージを重ね、
ついにダウン!
このピンチはラウンド終了のゴングに救われたが、足を使ったり、
クリンチしたりの明白な策が無かったのは残念。

しかし、8回から思い出したようにリードパンチを出し、距離を取った
久保は持ち直す。

ピンチからペースを取り返すかと思った矢先の10回終了時。
なんと王者はインターバル中にグラブを外し始め、11回開始すぐに
棄権を申し出た。

ポカンとする挑戦者。私も同様だ。
後にセルメニョは「体力が限界に来ていた」と口にしたそうだが。
「手にパワーも残っていなかった。両拳を痛めたわけではない」とも
振り返ったとの事。

減量は厳しかったらしい。
全体で15kg、来日してから7kgも落とし、その影響も示唆。
「日本の気候も合わなかった」ともコメント。
再戦があれば挑みたいが、恐らく階級を上げるだろう…とも。

あまりピリッとしない世界戦。
新王者には防衛戦で魅せてほしいものです。