じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

「ア・ターブル」

2012-07-30 | イタリアン・フレンチ
札幌近郊の由仁町にあるイタリアン。地元産の野菜を活かした料理が食べられます。

いつも行く「キッチンファームヤード」の近くにあって、恐らくは昨年の夏頃にできた店だと思うのですが、以前から気になっていたのです。

お店は大地の中にポツンとあります。この可愛げな佇まいが、晴れた青空の中に映えていました。

中に入ると木を活かした内装。窓が大きく天井も高い。解放感が良いですね。店内に居ても自然の中に居るような、周りと溶け合ってる感覚です。

最初に食べたのは…

単品で頼んだ生ハムのシーザーサラダ。ボリュームも良くて、車で来てなければ白ワインでも飲みたいぐらい。

続いてセットのお料理。

まずは彩りも素敵な野菜の前菜。いかにもビタミンの存在感がある色彩。

キッシュ、マッシュポテト、長いものカレー風味ピクルスや蕪、人参のピクルスなど。

続いて、野菜のトマトソースパスタ。

百円増しで道産小麦の手打ち生パスタにしてもらいました。海老やベーコンに、ズッキーニなどの野菜が。モチモチした食感が嬉しい。

メインの無菌豚のロースト。

ピラフにアスパラの天ぷら、人参や青菜のソテーに、さらりとしたデミグラスが。

デザートのパンナコッタ。

滑らかさが素晴らしい。舌の上でふわりと溶けて、柔らかな甘味が拡がります。これだけでも食べに来たいくらい。

料理は全て穏やかな優しい味つけ。大地の恵みを最小限の手間で、そのまま大切にテーブルに載せた感じ。素材がいいからこそですね。ほのぼのしてしまう味でした。

普段、濃い味付けに慣れてる方には物足りないかも。でも、じっくり噛み締めて、素材本来の滋味を味わっていただきたい。

セットは1,150円、1,300円、1,500円の三種。今回は1,300円のセットに百円増しで生パスタにしてもらったものです。コーヒーも付きます。

単品で、ピザやオムライスもありました。

で、後日いただいたのが…

ピッツアカプリチョーザ

あと、グラタン。

由仁産のジャガイモのグラタンでした。トマトとブロッコリーのフォカッチャも。

地元の野菜で、素敵な料理を作ろうと言う意気込みが感じられる品々でした。

恐らく、デートで来たりしたらたまらないかも。その時は奥のカウンターがお勧め。窓越しの田園風景が、料理の味わいも引き立ててくれるのでは。

とりあえず僕は、次も一人で来ると思いますが(笑)

食べ終えてお店を出たら、目の前には一面に自然が拡がり、静寂さの中に鳥の声だけが響いていました。

そして胸一杯に吸い込む、きれいな空気。背伸びを、ひとつ。

お店を出た後にも、何とも贅沢な瞬間が待っていました。
コメント
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