じゃ、僕の話をします。

『本気食聡咲』の記事は「居酒屋・和食」カテゴリーよりご覧下さい。/※各掲載店の閉店情報等は基本的に追記しておりません。

五勝手屋羊羹…ではなく、ロール。

2018-05-20 | カフェ・スイーツ
「五勝手屋羊羹」と言うと、「あぁ、あの糸で切るヤツでしょ。」とか「最初の砂糖がカリカリしてる所が好き」とか、パッと反応する道民も多いのではないかと。

筒状の容器に入った羊羹を下から押し出して、筒についた糸で切って食べる、という工程も面白い。

そんな個性的な羊羹を作る「五勝手屋本舗」さんは、道南の江差町にある創業明治三年の老舗のお菓子屋さんな訳ですが、歴史と伝統を大事にしつつも新たな取り組みにもアグレッシブ。


「五勝手屋ロール」なるお菓子を引っさげて、札幌駅の「どさんこプラザ」催事コーナーに降臨。

この「五勝手屋ロール」。

京極町と上ノ国町で農業をしてらっしゃる女性お二人が、丹精込めて育て上げた小豆と白小豆を使った餡を、焼きたてのフワフワの生地で包み込んだお菓子。

実際に目の前で職人さんが焼き上げてましたが、鉄板に乗った生地の時点でフワフワ感が半端ない。

パンケーキとどら焼きのいいとこ取りのような皮が焼き上がったら、その入魂の素材で炊き上げた餡を包む。

そんな「五勝手屋ロール」ですから、当然行列が。

僕はタイミングよく、まだ行列が短いうちに並べましたが、しばらくしてふと後ろを振り返ると盛大な行列ができてました。最後尾で1時間待ちくらいになってましたね。

一度に焼ける皮の枚数も十数枚なので、待つのはやむを得ません。美味しいものは作るのにも時間がかかるもんです。

で。

ゲット。白餡の入った最中も。

で。

こんなんです。まったくもー、ってくらいフワフワです。ひょっこり顔を出してる白小豆がかわいい。

餡も程よい甘さで、豆の食感もグッとくる。

フワフワの食感の後に来る、骨太でズシンとしつつも滑らかな餡の食感。このコントラストが素敵。

素材の生産者さんと、それを預かる菓子職人さんがお互いを尊敬しつつ作り上げられた逸品。

情熱と心意気が詰まったお菓子でした。

5月22日まで、札幌駅西改札口向かいの「どさんこプラザ」で実演販売してるそうです。

僕ももう一回は買いに行きたいですね。

ちなみに。

もちろん、「五勝手屋羊羹」も売ってます。





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