新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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DVD[陰謀の戦艦]

2009-03-30 18:05:45 | 芸術鑑賞
40年以上映画を楽しんでいますが、数十年ぶりにまったく外れた映画を見てしまいました。長年の経験で宣伝や、批評やパッケージの解説でも、大体映画の内容はわかるつもりでした。それなのに。

◎「陰謀の戦艦」テロリストが戦艦の中で暴れ、乗組員が虐殺されてた。海軍特殊部隊と学者二人が究明に乗り込むが、不可思議なことがつぎつぎと起こる・・・

これがパッケージの解説でした。「戦艦」から想像するのはライバックシリーズの「沈黙の戦艦」です。また「戦艦」を舞台にした主砲の爆発をテーマにした映画など、面白いものが沢山あります。

ああそれなのに、まず「戦艦」はまったくのでたらめ。しいて分類すれば、武装貨物船です。テロリストを拷問するのですから、CIAか海軍の偽装商船でしょう。ですから船内が普通の貨物船です。

次に特殊部隊が急襲したのが夜ですから、大部分が暗い船内で良く周辺が見えません。まして乗組員が虐殺されていますから船内の明かりが消されています。何がなんだか判りません。隊員も良く見えません。画面が暗いのです。

学者二人が船内に持ち込んだ機械が、「エクトプラズマ検知機」です。この辺から話がおかしくなってきました。戦争アクションかと思ったらこれでは「ゴーストバスター」ではないですか。

とうとうナチの将校の幽霊が出てきます。なんと言っていいのか。唖然。

主人公の特殊部隊の隊長の大佐も、なんと途中で死んでしまいます。亡霊の最後はどう結末をつけるのでしょうか。あきれてしまいますが、そのことは言わないでおきましょう。

タンクトップを着た、胸の大きな女性学者だけが生き残ったことになりますが、それも、彼女が自動車事故かなんかで殺されてしまうだろうと、とてもくさい暗示で、映画が終わります。

無駄な100分を返してくれ。アマゾンにも登録されていないD級映画でした。
最近借りる映画がありません。禁断症状の中借りにいくと、こんな事になっていまいます。
コメント
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