新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
写真の無断使用はお断りします

突堤での出会いの続き

2011-07-18 17:53:54 | ウオーキング
先日の海岸の監視小屋での出会いの前に、その突堤でそれ以前に二人の釣り人と出会いました。面白かったのでついでに報告します。

突堤を歩いているときでした。高校生か中学生かそのくらいの少年二人が、ルアーをやっていました。丁度彼らに近づいたとき、そのロッドが猛烈にしなりました。引き潮で水深が浅くなっているので、牡蠣殻にでも引っ掛けたかと思ってみていると、竿先が結構当っています。

なかなか引き寄せられません。撥ねる様子もなく、ジワーと近づいてくるようです。海水も濁っていて、やっと岸近くで姿がわかりました。かなり大きなスズキです。でも、上ってくる格好がどうも変で、スレのようです。

岸近くでスズキが暴れ、なかなか上げられません。結局少年が、足で蹴り上げて取り込みました。ざっとみて60cmくらいはあるでしょうか。
自宅を出るとき、「釣った魚は持って帰って来い」と言われていたようです。「お父さんのビールの肴になるね」と褒めてやりました。
すぐに帰る様ではないので、スカリがあれば帰るまで海水に浸けておけばと、教えてやったのです。



その少年達の隣で、老人が釣りをしていました。少年達の騒ぎが一段落した頃、今度は老人の竿が猛烈にしなり始めました。こちらもジワーとゆっくり岸に近づいてきます。
何か大きな魚が、水中でもそもそ動いています。

上ってきたのは、「アカエイ」でした。尾まで入れて1メータ弱でしょうか。ときどき浜に現れるようです。尾に猛烈な毒のある棘針があります。針には返しがあって抜けにくいと言います。また毒は死んでも残るとも聞いています。後始末をどうするのか大変気になりましたが、相手は老人でもあり、余計な口出しはしないようにして突堤を離れました。

でもきになりますので、浜の監視所にアカエイが釣れたと報告だけ入れておきました。



記事を書くのでアカエイを調べていたら、アカエイの天敵はシュモクザメだそうです。アカエイの毒がまったく効かないそうです。凄い事です。
コメント
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