葛飾北斎(1760-1849)の生誕260年を記念し、
代表作である『北斎漫画』、「冨嶽三十六景」、
『富嶽百景』の全頁・全点・全図が一堂に会するという
前代未聞の特別展に行って来ました。
2021年7月より東京ミッドタウン・ホールにて、
開催期間は9月17日まで
日時指定の予約制になっています。
ありとあらゆるものを描き尽くそうとした北斎、
彼は人魚や河童などをこのように描いていたのですね。
生涯に3万点を超える作品を発表した北斎、
彼の卓越した描写力を見ることができる貴重な機会です。
私が葛飾北斎に関心が高まったのは、
故大滝秀治氏が北斎を演じた、
「夏の盛りの蝉のように」の舞台を観てからです。
私生活は尊敬できるものではないのですが、
絵師としては魅力的な人間です。
「北斎づくし」のタイトル通りに
北斎の魅力が詰まっており、充実した時間でした。
TOKYO MXテレビの「わたしの芸術劇場」で、
「北斎づくし」の予備知識を仕入れていたので、
とても参考になったことも付け加えます。
最後に富士山を描いた蕎麦猪口を2つ購入、
これで私が茹でた蕎麦でも
ひと味違うものになるかもしれませんね。
風変りな図録も魅力ですよ。
サントリー美術館もあるミッドタウンですが、
コロナ禍ですから真っ直ぐ帰ることにしましょう。
東京ミッドタウン・ホール (東京ミッドタウン B1)
東京都港区赤坂9-7-2
2021.9.4