本日は久しぶりにフリーフライトジャパンをお邪魔した。
フリーフライト社は、日本のハング界でもっとも多く使われているバックアップパラシュートのメーカーだ。
今回私がお邪魔した理由は、私の方の仕事で、同じお客様からのクレームが続き、その対処方が最終的にまずい方向になってしまい、このことが問題となったため、その対応方法を考えるためだ。
根本的には今までのフリーフライト社のパラシュートが大きさが、弊社のハーネスにとって無理が生じていたことが原因であった。
しかし、本日フリーフライト社を訪問したところ、既に上記の件に関し対応した新しいインナーバックが完成していた。
この新しいインナーバックにLARA250を入れ、本日、私とフリーフライトジャパン代表藤原氏(通称ユキさん)の二人で弊社のハーネスに挿入し、いろいろと試験した。
新しくユキさんが開発したインナーバックは、LARA250とは信じがたい大きさに納まっており、いままでのLARA250とはイメージがまったく違うものだった。
そして、テストの結果、パラシュートの取出しが驚くほどスムーズになり、抱えていた問題が見事に解決された。
私としては、ほっと一息…。
加えて、ユキさんの方からは、弊社のハーネスに関する貴重な改良のアドバイスもいただき、早速その改善も行う方向。
もちろん、この新しいインナーバックは近いうちに商品化される予定だ。
製品を開発するとき、メーカーは自分の領域からなかなか踏み出せずに、自分の都合ばかりいいがちある。
しかし、このようにパラシュートメーカーとハーネスメーカーが顔を合わし、お互いの意見を言い合いながらその意見を調整し、一つの製品を開発していくことは、とても良い事だと感じると同時に、これからのものづくりで大切にしなければいけないことと感じた。
余談だが、今日いっしょに連れて行った女房は、あのユキさんの強烈な個性に、たちまちファンになってしまった…。