’08/08/12の朝刊記事から
米国 北の揺さぶりにクギ
核申告 検証への協力要求
ブッシュ米政権が、北朝鮮に対するテロ支援国家指定の解除を先送りした。
譲歩と妥協をかさねて来た米国が、最大の「切り札」を切る寸前で踏みとどまったのは、足元を見て揺さぶりをかける北朝鮮に対し、クギを刺しておく必要があるとの判断からだ。
米側の圧力に北朝鮮の反発も予想され、当面は双方の駆け引きが続きそうだ。
「北朝鮮が協議の場で示したものに満足していない」。
米ホワイトハウスのワイルダー国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長は10日の記者会見で、北朝鮮の対応に強い不満を表明。
北朝鮮が核計画申告の検証に協力しない限り、指定解除を行わないとの姿勢を重ねて強調した。
撮影機材
Kodak DC4800