備 忘 録"

 何年か前の新聞記事 070110 など

110202 学生誤射 組員の報復も「使用者責任」

2011-02-02 21:24:19 | 経済

Kodak DC4800

'07/09/21の朝刊記事から

学生誤射 組員の報復も「使用者責任」
東京地裁、組長に賠償命令


千葉県柏市で2001年、指定暴力団住吉会系組員に報復相手と間違われ射殺されたとして、韓国人留学生尹元柱さん=当時(24)=の遺族が、西口茂男総裁ら住吉会のトップ2人と実行犯ら計5人に総額約1億4千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は20日、計約5900万円の賠償を命じた。

下部組織の組員による賠償義務を住吉会トップが負うかが争点で、浜秀樹裁判長は「威信の維持や拡大も暴力団の事業。殺害は住吉会の威力・威信の維持、回復の一環として実行された」と判断し、西口総裁とナンバー2の福田晴瞭会長の使用者責任を認定した。
これまで判決では「シノギ」と呼ばれる資金獲得活動や対立抗争が暴力団の事業と認められてきたが、今回は「威信の維持や拡大」も事業と認定。
原告側弁護士は「責任追及の枠を広げる画期的判決」と評価している。


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110202 光母子殺害 「万死に値 命で償え」

2011-02-02 20:14:36 | 社会

Kodak DC4800

'07/09/21の朝刊記事から

光母子殺害 「万死に値 命で償え」
差し戻し控訴審 本村さん訴え


1999年4月に起きた山口県光市の母子殺害事件で、殺人などの罪に問われ、最高裁が一、二審の無期懲役判決を破棄した当時18歳の少年だった被告(26)の差し戻し控訴審第10回公判は20日午後も、広島高裁(楢崎康英裁判長)で続き、会社員本村洋さん(31)ら遺族が法廷で意見陳述した。

本村さんは5年9カ月ぶりにこの裁判で証言に立ち、差し戻し前の二審で陳述した内容を振り返りながら、「君の犯した罪は万死に値する。命をもって罪を償わなければならない」と強い口調で被告に語り掛けた。

殺意や乱暴目的を否認している点にも触れ、「君が心の底から真実を話しているように思えない。だから、謝罪の言葉を述べようとも信じられない」と傍聴してきた感想を明かした。

被告はうつむいて耳を傾け、陳述後に一礼したが、本村さんは被告と終始目を合わせなかった。

これに先立ち、本村さんの妻弥生さん=当時(23)=の母親も「被告の反省は感じられない。すべて創作の証言で、2人がかわいそう」と心情を吐露。
裁判官に「真実の裁判をしてください」と要望した。

この日で3日間の集中審理が終了。
差し戻し控訴審は、来月18日に検察側、12月4日に弁護側が弁論で最終意見を述べて結審する。
早ければ来春にも判決が言い渡される見通し。



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