’08/06/11の朝刊記事から
高騰が続けば・・・漁業者の3割廃業 全漁連が試算
漁業者は3割が廃業し、漁業生産は4割減少ー。
全国漁業協同組合連合会(全漁連)は10日、漁船の燃料高騰による近い将来の漁業への影響として、こんな試算結果を示した。
試算はA重油を1キロリットル当たり13万円とし、漁船の大きさや操業方法別に収支をはじいた。
その結果、個人や法人の漁業経営体12万5千のうち3万4千前後が廃業、約6万人が離職に追い込まれる。
漁業生産量は現在の570万トンから230万トン前後も減る。
特に遠洋まで魚群を追うマグロ・カツオ漁は壊滅的打撃を受ける見通し。
集魚灯を使うイカ漁、入漁料を負担しているロシア200カイリ内サケ・マス漁なども先行きは厳しそうだ。
A重油価格は5年前から上昇を続け、5月現在で1キロリットル9万4千円台。
このままでは1年以内に13万円を突破するペースだ。
全漁連は近く、緊急の支援策を国に求める方針。
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