’08/08/20の朝刊記事から
若ノ鵬容疑者 大麻使用認める
警察に供述 間垣親方も聴取
ロシア出身で間垣部屋の大相撲前頭若ノ鵬寿則容疑者(20)が大麻取締法違反容疑(所持)で逮捕された事件で、若ノ鵬容疑者が警視庁組織犯罪対策五課の調べに対し、大麻の使用を認める供述をしていることが19日分かった。
同課は19日、師匠の間垣親方(元横綱二代目若乃花)を参考人として事情聴取。
間垣親方は「若ノ鵬が大麻を吸っていたことは気づかなかった」と話したという。
同課によると、若ノ鵬は「大麻や大麻を吸ったパイプなどは、六本木のディスコに遊びに行っときに黒人やロシア人の男性からもらった」と供述。
大麻使用を認めたという。
東京都墨田区の自宅や部屋から押収された大麻吸引器具には、若ノ鵬容疑者以外の人物が使った形跡がなかったことも分かり、どうかは一人で吸っていたとみている。
若ノ鵬容疑者解雇へ
相撲協会 現役力士で初
日本相撲協会の北の湖理事長(元横綱)が、大麻所持容疑で逮捕された大相撲の幕内若ノ鵬寿則容疑者(20)=ロシア出身、間垣部屋=を解雇する方針を固めたことが19日、分かった。
現役力士の解雇は史上初めてで、相撲協会は処分を決める緊急理事会を21日に開催する。
北の湖理事長は「社会通念上、許されないものがある。一般社会の常識と照らし合わせてみれば、厳しい処分になるのは当然。(解雇は)やむを得ないだろう。理事会で決議したい」と話した。