高松市内をママチャリで回り、朝っぱらからうどんを2杯平らげた私は、日本三名園にも勝ると評される栗林公園【国指定特別名勝】に着いたのでした。
栗林公園の東側の入口・常磐橋から入園。
駐輪場でチャリを停め、園内に入る前にトイレによって、観光案内所に立ち寄りました。
ここで栗林公園のパンフなどの情報をもらおうと思ったのですが、ここではパンフはもらえませんでした。
しかし高松市内のうどん屋さんの情報をゲット。
おおいに役に立つこととなります。
東門(切手御門)の券売所で入園券を買います。
入園料金は、大人が410円です。
開園時刻は月によって変わってきますが、私が訪れた3月は午前6時30分からと、かなり早い時刻から入れます。
開園時刻の遅い12月~2月でも午前7時から、早い4月~9月はなんと午前5時30分からと、夜が明けてすぐにも入れるのです。
中に入ってみると、広々とした園内に手入れの行き届いた植栽がところどころに配置されています。
庭園の向こうにそびえ立つのは紫雲山。
処々の場面にて、紫雲山は借景となって佳景に立体感を与えます。
大名の御殿のようなこの建物は、商工奨励館。
この日は工事のため中には入れなかったのですが・・・
それにしてもところどころの松の木が見事に立っています。
商工奨励館の近くに立っているのはお手植松。
大正時代に皇室の方々がご来園されたおりに植えられた松で、昭和天皇(当時皇太子)のお手植えの松、英国王エドワード8世(当時王太子)の手による松が立ち並びます。
松。
松。
とにかく、松。
栗林公園は「松の庭園」と称されるほど、松の造形美が素晴らしい庭園といわれます。
少し歩けば、小川の流れる光景。
栗林公園は「一歩一景」、一歩歩くごとにちがった景色を味わうことができるといわれています。
現在地を確認すべく手持ちのパンフを見てみると、この小川は潺湲池というようです。読めません。
小川、ではなく潺湲池(たぶんセンエンチ?)に沿う小路を歩きます。
公園の北門を見やりながらさらに歩くと、園内で一番大きな池・
池の端にかかる永代橋という石橋から眺める群鴨池。
反対側は、芙蓉沼という沼。
夏になるとハスの花が沼を彩ります。
橋の向こうにある北梅林の梅花はこれからが見頃といったぐあい。
群鴨池に出っ張るようにして建っている
池で越冬する鴨をこの瞰鴨閣からうかがいました。
群鴨池はその名から連想されるとおり鴨の狩猟池で、5つの島が浮かんでいます。
池の末端にある鴨場。
鴨をここまで追い込み、鴨引き堀という細い溝に閉じ込めて捕獲しました。
栗林公園の北庭を回り、入口まで戻ってきました。
日が昇り、樹木の緑がよりいっそう際立っていきます。