鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

花岳寺~赤穂藩主の菩提寺

2016-04-07 | 寺院仏閣


2 0 1 5 年 3 月 2 3 日 ( 月 )

午 前 1 1 時 3 0 分

兵 庫 県 赤 穂 市

赤 穂 城 を 出 る







赤穂城【国指定史跡】の裏口にあたる塩屋門跡を出ました。

このまま赤穂駅に戻ってもよかったのですが、赤穂駅への帰途・・・



赤穂義士ゆかりの花岳寺に着きました。


花岳寺は、正保2年(1645年)赤穂藩初代浅野長直によって建立され、歴代藩主の菩提寺となりました。
赤穂事件ののちは、赤穂四十七士の木像・宝物を安置し、墓所が置かれています。



境内にある梵鐘は、「鳴らずの鐘」と呼ばれています。



赤穂四十六士が切腹し、その報が赤穂にもたらされると、赤穂の町民はその死を悼み、鐘を撞いて撞いて撞きまくったそうです。
それ以来鐘が撞かれることはなくなってしまったそうです。
そのためいつしか「鳴らずの鐘」と呼ばれるようになりました。
戦時中の金属供出で市内の鐘が徴収されるなか、この鐘だけは赤穂義士とのゆかりが深いため、供出を免れています。



本堂の前に立つ立派な松。
「二代目大石なごりの松」と呼ばれます。
大石内蔵助が赤穂を去る際に、松の木のもとで名残を惜しんだといいます。
しかしその松は害虫によって枯れてしまったため、あらたに松を植えたのが「二代目」なのだそうです。



本堂に入ると、渾身の筆遣いで描かれた天井画が目に入ります。
幕末に描かれたトラの画のようです・・・一見すると獰猛な妖怪にも感じてしまう、凄まじい迫力。



本堂の左手の建物。
おそらく四十七士の木像や宝物が安置されているのでしょうか。

私は中には入らず、そのまま出てしまいました。
今思えば、惜しいことをしたものですね。



花岳寺を出た私は、そのまま自転車でJR播州赤穂駅へと戻りました。