鬼ヅモ同好会第3支部・改「竹に雀」

鬼ヅモ同好会会員「めい」が気ままに旅して気ままにボヤきます。

再訪!姫路城・後編~天守をめざして

2016-04-23 | 城郭【日本100名城】


2 0 1 5 年 3 月 2 3 日 ( 月 )

午 後 2 時 1 1 分

兵 庫 県 姫 路 市

世 界 遺 産 ・ 姫 路 城





千姫ゆかりの西の丸から望む天守。
いよいよ、その天守に向けて足を運ぶとしましょう!

天守をめざすルートは複数あります。
まずは正攻法のルート・・・ではなく、「下道」とよばれる、いわば裏道ともいうべきルートから進んでいきます。



西の丸を出て、二の丸へ戻りました。



まずは小さくぽっかり開いた通り道、るの門【国指定重要文化財】です。



この門は埋門うずみもんという門で、戦時になると土砂で埋めてしまい通行できなくするものです。



るの門の前にある石垣。
よく見ると断層のように切れ目が走っています。
右側の石垣が古く、羽柴秀吉の時代に築かれたものです。
その石垣が、池田輝政の代にて増築されました。


るの門を通過。



三国濠から眺めているのは天守ではなく、先ほどまでいた西の丸。
化粧櫓【国指定重要文化財】、ヌの隅櫓【国指定重要文化財】、ワの渡櫓【国指定重要文化財】へと続く百間廊下が見えます。



ちょっとだけ出っ張った石垣は、をの門跡



すぐ先にある櫓門・ぬの門【国指定重要文化財】。
かつては、これらの2門で枡形虎口を形成していました。



ぬの門そばにある扇の勾配は、姫路城でも一二を争う見事な石垣です。




ぬの門を通過。
門からはリの一渡櫓【国指定重要文化財】が続き、



リの二渡櫓【国指定重要文化財】、チの隅櫓【国指定重要文化財】、太鼓櫓南方土塀【国指定重要文化財】に囲まれる上山里曲輪とよばれる空間に入りました。



大山里にはお菊井戸とよばれる井戸があります。
怪談「番町皿屋敷」にまつわる井戸なのだとか。





このあたりはちょうど天守の下。
大天守【国宝】と西小天守【国宝】がよく見えます。



太鼓櫓【国指定重要文化財】を従えるりの門【国指定重要文化財】をくぐれば、天守まではもうすぐなのですが・・・



ここまでか・・・。



上山里を経由しての下道からの登城は断念。
いったん二の丸に戻りました。



ろの門【国指定重要文化財】から、正攻法のルートで天守へ。



通称「将軍坂」を上ります。
坂の上には目指すべき天守がそびえ立ちます。



「将軍坂」の先に構えるはの門【国指定重要文化財】。



はの門をくぐって振り返ると、こんな感じ。


さて・・・い、ろ、は、と来たから、次はにの門だったか・・・。
にの門はなかなかの難所だったはず。



この道の突き当りを左に折れ曲がったところにあったはず・・・



ここで通行止めかよ~!!
前回の登城の時よりも天守に近付けていないではないか!!



こうして、午後の時間めいっぱいを費やして登城する予定であった姫路城を、失意のうちにあっさりと退去するしかなかったのでした。


ああ、あと3日、あと3日遅かったならば・・・。