日本バプテスト大阪教会へようこそ!

教会設立73年 都会と下町とが交差する大阪のどまん中にある天王寺のキリスト教会 ぜひお立ち寄りください!

クリスマスの星に導かれて

2009-12-16 14:49:26 | 巻頭言

先日、教会のクリスマス・ツリーの飾り付けをしていたとき10月11日に入信したばかりの9歳のT君も一緒に手伝ってくれた。そのうちに彼は大きな星を見つけて「これどこにつけるの?」と聞いてきたので、その星の由来を説明した。東方の博士たちを導いた星のことを!
すると、彼は「僕が飾りたい!」その木の天辺に飾りたい!」小さい彼にはとても無理な話であった。人の助けが必要であることは勿論である。「ぼくが」という強い意志が彼を動かした。彼を抱っこしても届かない。それが階段近くにあったので、階段の間から手を伸ばす方法を彼は思いついた。その木の先端に手の届く方向へ下にいる者が曲げてやると苦心惨憺の末ついに届いた。見事にその星は定位置に収まったのである。Tくんの顔は「やった!」という満足感でみなぎっていた。多くの方々の祈りに導かれ、でっかい星を「ぼくが」飾りたいのだと小躍りをもってしたことが遂に実現につながった。背丈が問題ではなかったのだ。T君の意欲が周辺にいる人たちを巻き込んだ。その星が他の飾りに先駆けてあるべき位置に就いたとき、彼のよろこびようは尋常ではなかった。彼は信徒になってはじめてのクリスマスを迎える準備に大役を果たしたのです。
じっとしてはおれなかったあの異国の博士たちは遠く山河をこえてエルサレムにやってきた。途上けわしい道もあったであろうが東方でその方の星を見た彼らを導かないはずはないと固く信じてひたすら進んできたと思う。博士たちの努力や熱心が、救い主を見つけたのではない。救い主の誕生とそのしるしが彼らを動かしたのだ。
信仰者があらゆる努力をして救い主を造り出すのではなく、救い主はすでに生まれているのです!その大いなる喜びの知らせに胸をときめかしつつ応え、招きたもう主なる御子のもとに赴きたい。暗闇を照らす星に導かれ天使たちの大合唱に加わり、共に讃美の声を挙げたいと祈るものです。(M.Y.)
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