「教会観」
8月上旬の4日間、伊豆の天城山荘で開かれました全国少年少女大会に分団リーダーとして参加してまいりました。関西地方の教会からは18名の少年少女たちが参加しました。2日目夜のジョイフル・プレーズの時間では、関西連合少年少女たちも関ジョイというグループでお揃いの赤のTシャツを着て初デビュー、2曲舞台で主を讃美しました。
特に思いますのは、全国、北は北海道旭川から南は九州・沖縄までの少年少女、韓国の教会の少年少女含め166名の参加者でした。食事時に今年は使っていないテーブルが目立ちました。少年少女たちの参加が減少傾向にあるのです。まあ参加費が高いということもありますが。もう一つは、各教会の少年少女の人数が減少している現実を目の当たりにしました。
やはり、個々の教会でこども、小学生、少年少女、そして青年を育てていくという具体的な課題があるということを知らされました。又、教会の規模が小さくて1人しかいないというような教会であっても、それを連合の諸教会同士の交流や親睦をしながら、そこで知り合うことで、小さな教会にも元気な風を吹き込んでいけるような機会や出来事を作っていくことが、吸収して合同するとか消滅とか教会が言われているときに、ほんとうにそういうことが必要だと思いましたね。自分たちだけの教会がよければいいという自己完結型の教会は今はいいかもしれませんが、必ず行き詰まるときが来ます。そういう意味で、幸い関西は地方連合という協力し、支え合い、祈りあうネットワークがあります。その地方連合の場をこの大阪教会もどんどん利用して、交流や学び合い、あるいはリフレッシュなどの行事もあります。来月9月20-21日には信徒大会が神戸しあわせの村で予定されています。そういった場に出て行き、参加することで、自分自身も元気を戴きますが、教会も風通しがよくなります。
もう一つは、今回私は高校3年生9人と高校2年生1人の計10人の分団リーダーをさせて戴きました。ですから、この高校3年生、そして高校2年生も全国大会が2年に1度の開催になったのでいずれも今回が最後の大会になります。進学や就職という大きな問題を抱えながら、みなそれぞれにこの大会に参加するかどうか悩みに悩んで天城に来た少年少女たちでした。
そういった中、分団を重ねる中で出たのは「私と神さまとの関係」を自分はこの大会で確認できたらいいという話になりました。3日目夜のプログラムの「メッセージの夕べ」の講演で、30代の青年伝道師がこういうことを話されました。「かつて自分はこの大会に少年少女として中学1年から高校3年まで6回フル参加し、盛り上がり、友達もよくできた。けれども、天城で知り合いになった友達の殆どがその後まったく教会に行っていないことを知り、少年少女大会が嫌いになった」と話されたんですね。彼は本当に少年少女大会が嫌になったんじゃなく、つまり逆説的に自分と神さまとの関係をしっかりとこの大会で見出してほしいと訴えられたんですね。その講演の後の分団では、みな神さまに、教会にしっかりとつながっていく決心をしました。中には、音楽を通して献身したいという男子、又、直接的に牧師のように神さまを伝えて生きる働きをしたいと献身の決心をした男子が2人与えられ、分団のみんなで一緒に祈りを合わせました。
自分と神さまとの関係をしっかり築いていく。それは何も少年少女に限った問題ではありません。成人にも言えることでしょう。例えば、教会の雰囲気とか、仲間がいるとか、交わりがあるとか、そういうこともキリストの共同体として教会生活をしていくうえで大きな面だとは思います。けれどもそれは、私と神さまとのつながりよりも優先されるものではありません。まず、私と神さまとのつながり、関係をしっかりと築くことがあって、そこからその神の愛をもって奉仕や兄弟姉妹としての交わりというものが本当の意味で与えられてゆくのです。それは逆では決してありません。それを「教会観」といいますが、そこがしっかりしていないなら、糸の切れた凧のように根無し草の信仰で終わってしまうしかないのです。関りも、み言葉に生きることも希薄な薄っぺらなものになってしまいます。とっても残念なことです。
先回も申し上げましたように、聖書の神さまは、ここに40人いるとしたら、1対40という関係で、高い所から見渡しておられるのではありません。1対1のわたしとあなたという100パーセント、マックスで向き合ってくださるお方なのです。その神さまと私の関係、つながりをしっかりと築くこと、教会観を持つことが大事だと強く思わされました。
8月上旬の4日間、伊豆の天城山荘で開かれました全国少年少女大会に分団リーダーとして参加してまいりました。関西地方の教会からは18名の少年少女たちが参加しました。2日目夜のジョイフル・プレーズの時間では、関西連合少年少女たちも関ジョイというグループでお揃いの赤のTシャツを着て初デビュー、2曲舞台で主を讃美しました。
特に思いますのは、全国、北は北海道旭川から南は九州・沖縄までの少年少女、韓国の教会の少年少女含め166名の参加者でした。食事時に今年は使っていないテーブルが目立ちました。少年少女たちの参加が減少傾向にあるのです。まあ参加費が高いということもありますが。もう一つは、各教会の少年少女の人数が減少している現実を目の当たりにしました。
やはり、個々の教会でこども、小学生、少年少女、そして青年を育てていくという具体的な課題があるということを知らされました。又、教会の規模が小さくて1人しかいないというような教会であっても、それを連合の諸教会同士の交流や親睦をしながら、そこで知り合うことで、小さな教会にも元気な風を吹き込んでいけるような機会や出来事を作っていくことが、吸収して合同するとか消滅とか教会が言われているときに、ほんとうにそういうことが必要だと思いましたね。自分たちだけの教会がよければいいという自己完結型の教会は今はいいかもしれませんが、必ず行き詰まるときが来ます。そういう意味で、幸い関西は地方連合という協力し、支え合い、祈りあうネットワークがあります。その地方連合の場をこの大阪教会もどんどん利用して、交流や学び合い、あるいはリフレッシュなどの行事もあります。来月9月20-21日には信徒大会が神戸しあわせの村で予定されています。そういった場に出て行き、参加することで、自分自身も元気を戴きますが、教会も風通しがよくなります。
もう一つは、今回私は高校3年生9人と高校2年生1人の計10人の分団リーダーをさせて戴きました。ですから、この高校3年生、そして高校2年生も全国大会が2年に1度の開催になったのでいずれも今回が最後の大会になります。進学や就職という大きな問題を抱えながら、みなそれぞれにこの大会に参加するかどうか悩みに悩んで天城に来た少年少女たちでした。
そういった中、分団を重ねる中で出たのは「私と神さまとの関係」を自分はこの大会で確認できたらいいという話になりました。3日目夜のプログラムの「メッセージの夕べ」の講演で、30代の青年伝道師がこういうことを話されました。「かつて自分はこの大会に少年少女として中学1年から高校3年まで6回フル参加し、盛り上がり、友達もよくできた。けれども、天城で知り合いになった友達の殆どがその後まったく教会に行っていないことを知り、少年少女大会が嫌いになった」と話されたんですね。彼は本当に少年少女大会が嫌になったんじゃなく、つまり逆説的に自分と神さまとの関係をしっかりとこの大会で見出してほしいと訴えられたんですね。その講演の後の分団では、みな神さまに、教会にしっかりとつながっていく決心をしました。中には、音楽を通して献身したいという男子、又、直接的に牧師のように神さまを伝えて生きる働きをしたいと献身の決心をした男子が2人与えられ、分団のみんなで一緒に祈りを合わせました。
自分と神さまとの関係をしっかり築いていく。それは何も少年少女に限った問題ではありません。成人にも言えることでしょう。例えば、教会の雰囲気とか、仲間がいるとか、交わりがあるとか、そういうこともキリストの共同体として教会生活をしていくうえで大きな面だとは思います。けれどもそれは、私と神さまとのつながりよりも優先されるものではありません。まず、私と神さまとのつながり、関係をしっかりと築くことがあって、そこからその神の愛をもって奉仕や兄弟姉妹としての交わりというものが本当の意味で与えられてゆくのです。それは逆では決してありません。それを「教会観」といいますが、そこがしっかりしていないなら、糸の切れた凧のように根無し草の信仰で終わってしまうしかないのです。関りも、み言葉に生きることも希薄な薄っぺらなものになってしまいます。とっても残念なことです。
先回も申し上げましたように、聖書の神さまは、ここに40人いるとしたら、1対40という関係で、高い所から見渡しておられるのではありません。1対1のわたしとあなたという100パーセント、マックスで向き合ってくださるお方なのです。その神さまと私の関係、つながりをしっかりと築くこと、教会観を持つことが大事だと強く思わされました。