ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

横浜市長選挙に思う

2006年03月27日 | 時事
横浜市長選挙で中田さんが再選されました。
得票率が84%と圧倒的な支持だったとの報道ですが、投票率が35%ですから、有権者全体からみれば実は30%にも達していません。本当にこれで信認されたと判断して良いか、普通の議論なら間違いなく異論が出ます。でも、選挙だと当たり前のように当選者はバンザイをして信認を得たとコメントします。奇妙なことです。

毎度選挙の度にオヤジはこの投票権を安易に放棄する風潮に危機感を感じています。選挙という正式の場では意思表明しない割には、世論調査ではマスコミの論調に流されて極端に意見が振れ、またマスコミもそれがさも国民の意見を代弁しているかのように報道してしまいます。

権利には義務がつきものという当たり前が、権利意識だけが先行して義務を逃れようとしたり、義務に対する意識が希薄になる風潮が次第に蔓延しているような気がしてなりません。
たまたま今回は参政権という権利についての投票する義務ですが、他の様々な権利についてもあてはまることが多いのではないでしょうか。

今回の横浜市長の中田さんは信念をしっかりともって市長職に取り組んでいる方だと思います。一方で宝塚市のように市長がお金の問題で逮捕されてしまう人も出てきます。全体の2~3割です。利害関係者が束になって組織で動けば起こりうることです。

投票に行かない人が往々にして一人の投票が全体には何も影響しないと無力感を述べますが、実は一人の力で全体が変わってしまうとしたらもっと恐ろしいことになるワケで、一人一人の積み重ねに価値があるからこそ一人一人が大事だという民主主義の根幹を忘れた「平和ボケ」には、もっと多くの人が危機感を持つべきだと思います。
コメント
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