ビール飲みオヤジの日々雑感

ビール飲みオヤジが日々感じる雑感を徒然なるままに。

相変わらず気になる論調

2008年06月27日 | 時事
後期高齢者医療制度についてのニュースに接していると、どうもお年寄りの方の悲惨な面ばかりが強調されて、そもそも何故こういった制度が作られなければならなかったのかとか、廃止して元のシクミに戻したとして問題が解決するのかといったことが真剣に議論されていないのではと感じ、釈然としません。

少額の年金で生活がカツカツなのに、そこからまた天引きで保険料をとるなんて血も涙も無いなんてどこかのコメンテーターが賢しげに声をあげてます。
でも、ちょっと冷静に考えると年金の額は掛けた保険料と支払った期間によって決まるはずです。

少額なのは少額である故があるはずです。
一方で、年金事務で支払った保険金が宙に浮いたり、どこかに消えてしまっているというお粗末な年金事務の実態という問題もありますが、基本的に支払った保険料が少なく、支払った期間が短いとすると、支払われる年金が少額になるのは至極当たり前のことです。

全般的に感情論に流されて、政治屋は政局の具として情緒的な世論を狙って小手先の議論を繰り返すと、実はこれからも税金、保険料を払っていかなければならない我々の世代はとんでもない負債を抱え込まされることになります。

お年寄りは敬い、大切にしなければいけませんが、オヤジにはそれとこれとは問題として別物だと思います。
コメント
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