俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

糸瓜(へちま)

2008-09-05 | 俳句・秋・植物


糸瓜垂る即(すなは)ち想ふ子規のこと

熱帯アジア原産のウリ科の蔓性一年草。夏に黄色の五弁花をつけ、雌雄同株。仲秋から晩秋に円筒形の大きな果実が垂れ下がる。茎から糸瓜水が採れ、咳止めや化粧水に用いられる。果実から取り出した繊維状のものは洗浄用などに使われる。糸瓜が生っていた。≪糸瓜咲いて痰のつまりし仏かな≫と死の間際に詠んだ正岡子規のことが思い出された。享年三十五。子規忌は九月十九日である。

にほんブログ村 ポエムブログ 俳句へ  人気ブログランキングへ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする