俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

めはじき

2008-09-02 | 俳句・秋・植物


めはじきや時折ありて目の翳(かす)み

道端や荒地に生えるシソ科の2年草。子供がこの茎を瞼にはさみ、目を開かせて遊んだのでこの名があるという。産前産後の薬に用いたので「益母草(やくもそう)」ともいう。初秋、葉の脇に淡紅紫色の小さな花を咲かせる。今ではめはじきで遊ぶ子などいない。この花から連想して、時々目が翳む己に思いいたっただけである。

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めはじきの野に踏み入りて迷ひけり


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