俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

雪吊

2018-12-18 | 俳句・冬・人事




そこここの雪吊の苑私す




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庭木などの枝が雪の重みで折れるのを防ぐため、幹に沿っ

て一本の支柱を立て、縄を八方に張り渡して枝を吊ったもの

をいう。







南湖近くの翠楽苑を訪れた。

ここは、白河藩主松平定信によって作庭されたもので、松楽

亭には茶室がある。







茶室では呈茶を受けられ、庭を眺めながら、練り菓子と抹茶

をいただいた。

 





晴れると、雪吊の一本一本の縄がはっきりと見えて、青空を

バックに美しい姿となる。







苑にはあちらこちらの木に雪吊がなされていた。

誰も客が入ってこなかったので、雪吊の庭園を独り占めでき

た。






茶室より見ゆる雪吊数へけり




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