束の間の朝の日差しや菰巻に
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「菰巻」は、江戸時代から大名庭園で行われてきたとされる
害虫駆除で、マツカレハの幼虫を除去する方法の一つを
いう。
これに対し、「藪巻」は雪折れのおそれのある低木や竹など
を、むしろや縄で巻いて損傷を防ぐものをいう。
松の木に短い幅で巻かれているのが菰巻で、低木などの
上から下までぐるぐる巻きになっているのが藪巻なので、
混同しないようにしたい。
福島県白河市の南湖を訪れた。
湖の水は工事のため抜かれていて、涸れた湖のようになっ
ていた。
その湖畔の松に菰巻がされていた。
初めは曇っていたが、束の間の朝日が菰巻に差していた。
菰巻の松の連なる湖畔かな
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