俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

病葉(わくらば)

2019-07-08 | 俳句・夏・植物




病葉の蜘蛛の囲に乗る一処




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夏、青葉の頃、病害虫や風通しの悪さによって赤や黄色に

変色して朽ち落ちる木の葉をいう。







これらは、健全な葉と比較すれば確かに病に取りつかれて

しまった葉なのである。







「病葉」は江戸時代に夏の季語として定着した。







俳書には、「わくらわ」という訓みくせも見られるという。







何枚かの病葉が散って空中に留まっていた。

よく見ると、蜘蛛の囲(夏の季語)に乗っていたのである。

(季重ねのように見えるが、この場合は「病葉」が主。)






病葉やボトル珈琲飲みをれば




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