川沿ひを人に会はずに木槿かな
アオイ科の落葉低木。
中国・インド原産。
生垣や庭木に植えられる。
七~八月にかけて五弁花をつける。
普通は赤紫色だが、園芸品種には白、桃色、菫色、絞りなどもある。
朝に開き、夜にはしぼむため、「槿花(きんか)一日(いちじつ)の栄(えい)」という言葉があり、人の栄華のはかなさにたとえられる。
川沿いの道を散策していたが、残暑が厳しいためか人には出会わなかった。
ただ、道端に木槿が秋を告げるように咲いていた。
白木槿逝きたる人の句を誦し