俳句の風景

写真と自作の俳句を掲載しています。

曼殊沙華

2023-09-20 | 俳句・秋・植物

 

 

川堤夕日に染まる曼殊沙華

 

 

 

 

 

 

ヒガンバナ科の多年草。

中国原産の帰化植物。

彼岸頃、鱗茎から30~50センチの花茎を伸ばし、真っ赤な花を輪状につける。

そのため、彼岸花の別称がある。

 

 

 

 

 

 

人家に近い田畑の縁、路傍や墓地などに群生する。

 

 

 

 

 

 

有毒植物で、特に鱗茎はアルカロイドを含む。

近縁に白花曼殊沙華がある。

 

 

 

 

 

 

川堤に曼殊沙華が咲いていた。

夕方になって夕日に染まり、花の色がより鮮やかになっていた。

 

 

 

 

 

曼殊沙華牧野庭園にも群れて

 

 

 

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秋の夕焼

2023-09-19 | 俳句・秋・天文

 

 

戸を閉めむとて一時の秋夕焼

 

 

 

 

 

 

「夕焼」は夏の季語。

夏には夕焼が最も鮮やかで大きいからである。

 

 

 

 

 

 

だが、「秋の夕焼」は夏ほどの激しさや大きさはなく、色も淡く、たちまち消えて行く。

 

 

 

 

 

 

芒のなびく山野などに佇んで見上げる秋夕焼は、どことなく寂しく感じられる。

 

 

 

 

 

 

夕方、戸を閉めようとして障子を開けると、秋の夕焼の最中であった。

一時、秋夕焼を眺めていた。

 

 

 

 

 

秋夕焼明日の良き日を祈りけり

 

 

 

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秋の蝶

2023-09-18 | 俳句・秋・動物

ツマグロヒョウモン(雄)

 

 

川縁の草に執して秋の蝶

 

 

 

モンキチョウ(雌)

 

 

秋に見られるすべての蝶をさしていう。

 

 

 

 

 

 

秋にはせせり蝶や蜆蝶など、地味な蝶が多く目につく。

 

 

 

 

 

 

晩秋になると蝶の数も減り、飛び方も弱々しくなる。

 

 

 

 

 

 

秋の蝶が飛び回っていた。

その蝶は時々川縁の草の花に止まり、執しているように見えた。

 

 

 

モンキチョウ(雌)

 

 

秋蝶の草に隠るることもよし

 

 

 

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秋晴

2023-09-17 | 俳句・秋・天文

 

 

秋晴や農婦が畑にラジオかけ

 

 

 

 

 

 

秋空が青く澄んで、高々と晴れ渡っていることをいう。

 

 

 

 

 

 

ハイキングや旅行などの行楽、スポーツ、農産物の収穫など秋晴の季節は遊ぶことも働くことも多い。

 

 

 

 

 

 

しかし、移動性高気圧のもたらす秋晴は長くは続かず、天気は変わりやすい。

 

 

 

 

 

 

秋晴となっていた。

畑では農婦がラジオをかけながら農作業をしていた。

 

 

 

 

 

秋晴やマレットゴルフする一人

 

 

 

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小式部

2023-09-16 | 俳句・秋・植物

 

 

小式部や京を旅する夢を見て

 

 

 

 

 

 

クマツヅラ科の落葉低木。

 

 

 

 

 

 

山中の湿地に生え、庭木ともする。

 

 

 

 

 

 

七~八月頃、葉腋に淡紫色の小花を多数つけ、九~十月頃、紫色の実を結ぶ。

小紫のこと。

紫式部は近縁の別種。

 

 

 

 

 

 

小式部の実が沢山生っていた。

この実を見て、京都を旅する夢を見たことを思い出した.

 

 

 

 

 

小紫夕日を欲しいまま受けて

 

 

 

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