今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

歌詞カードへのミュージシャンのクレジット有無の件

2024年03月15日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 昔からレコードの歌詞カードで参加ミュージシャンを見るのが好きでした。どういう人が演奏してるのかは知りたいし、好きな曲でかっこいいギターソロなんかがあるとその人のファンにもなったり。

 ただ、レコードにより歌詞カードやジャケットにクレジットがある場合とまったくない場合があります。あっても、曲ごとの記載とそうでない場合があったり。

 長年の疑問だったのですが、そこは専門家というか現場で実際に携わっていた人に聞きましょうと、先日長岡和弘さんのラジオ番組にメールしました。

 長岡和弘さんは、経歴としては甲斐バンドのベーシストとしてデビューし、あの「HERO(ヒーローになる時、それは今)」が大ヒットした後に脱退し、キャニオンの制作ディレクターとなりました。その当時担当してたのは石川ひとみ、谷山浩子、斉藤由貴、中島みゆき、BaBe、チャゲ&飛鳥などなど。現在は故郷長崎でシーハット大村という施設の館長として活躍されています。そしてNBCラジオで番組のパーソナリティーも努めていると。

 それで、なぜ参加ミュージシャンの記載がある場合と無い場合があるかについて尋ねると、回答は以下の通り。

・基本的に歌謡曲は記載しない慣習で、歌手だけわかればいいということだった。
・ニューミュージック系は参加ミュージシャンもアーティスト並みに扱うという風潮になり記載することが多くなった。
・歌謡曲やアイドルの場合、記載しない前提なので細かくメモを残していない。間違えた場合は失礼だしあえて記載しない場合も。
・アルバムのデザイナーの方針にもよる。

など。

 長岡さんがディレクターであった石川ひとみさんのアルバムは全部持ってますが、5枚中記載のあるのが1枚のみ。それも一番最初に担当した「Inside/Outside」というアルバムのみ記載ありでした。画像はご覧の通り。

 長岡さんはバンド出身なので、最初に担当したアルバムでは記載するものだと思ってそうしたようですが、その後のアルバムにクレジットがないのはジャケットや歌詞カードのビジュアルやデザインを優先するという事情だったのでしょう。なので、記載が必須ではないと思うと誰がどの曲を演奏したという細かいメモも残してなかったそうです。

 その話を聞いて私も大筋は納得しました。確かに70年代アイドルでは、私が所有していたキャンディーズや南沙織のLPで参加ミュージシャンのクレジットはまったくなかったです。高見知佳ちゃんの1stは1979年発売ですが、一応クレジットがあったもののジャケットでも歌詞カードでもなく帯に書いてありました。それも裏側に当たる方に。

 その後時代は変わり、80年代になるとアイドルのレコードでも記載されることが多くなりました。岩崎良美は確かデビューアルバムから全部書いてあり、松田聖子も細かくクレジットがありました。今では書いてあるのが普通となっていますが、70年代アイドルの名盤の多くは誰が演奏してるかはわからずじまい。まあそこは仕方ないですか。

 一方参加したミュージシャンの声としては、ギターマガジンで矢島賢さんのインタビューがありました。「クレジットがないことについては?」という問いに「過ぎたことは考えないっていうか。それよりもスタジオのセッションに行って、ギターがいい音していたりとか、いいフレーズ弾けたりとか、そういうことの方が楽しかったですね。」だそうです。こちらもクレジットされない時代はそういうものだと思っていた様子。

 なんにしても、長年の疑問が解消したことについて長岡さんに感謝します。ちなみに80年代以降に記載されるのが普通になったキッカケや理由はわかりません。


スリー・ドッグ・ナイトとか当時の洋楽とか

2024年03月06日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 先日長岡和弘さんがパーソナリティーのラジオ番組「Happy Go Lucky!」で、スリー・ドッグ・ナイトの曲を聞きました。まず最初は「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」でしたが、これはかっこいいですね。

 とはいえ、これが1971年の曲で当時というかその後ラジオを聞き始めた頃にはよく流れてたでしょうし、色んな場面で耳にしたこともあります。ただ、曲名とバンド名を知らなかっただけで、リトグリのデビュー曲を聞いた時も「どこかで聞いたような?」と思ったりしました。

 私の場合は小4の時に我が家にラジカセが来て、その翌年くらいからしょっちゅうラジオを聞いてました。なので、このバンド名は記憶にあります。とはいえ、「スリー・ドッグ・ナイト」という妙な言葉が頭にこびりついてただけで、それがどういう意味かなんてのは考えた事もなかったです。

 その頃は日本のヒット曲しか興味なかったのですが、もうちょっと生まれるのが早ければ「スリードッグナイトすげー!」とか言って洋楽に目覚めたかもしれません。スリー・ドッグ・ナイトというと「オールド・ファッションド・ラヴ・ソング」もそうなんですね。これは当時持ってたステージ101のLPで聞いてたので、オリジナルが誰かは知らなかったです。もっとも当時もラジオで聞いてたのではないかと思うのですが。

 私の場合は「歌詞はわからんけどかっこいい」と思った最初がカーペンターズの「Please Mr. Postman」で、これの日本での発売は1974年12月10日。ラジオで聞いてるうちにFMで録音して、明星の歌本に歌詞も出てたので歌ってみようかと思ったのですが数分で挫折。まあ小学生だから仕方ないといえば仕方ないですが、あのまま歌えるようになって洋楽をビシバシ吸収してたらまた別の人生があったかも。

 なお、当時聞いた妙なバンド名では「タワー・オブ・パワー」もありました。あれについては、あのねのねのオールナイトニッポンで「What Is Hip?」をオンエアする際に「尻とはなんぞや?」と言ってたので、私の英語力がないのは原田伸郎さんの影響だというのは間違いないです。

 そんなこんなですが、当時を振り返ってみると「洋楽は歌詞がわからんから嫌い」と思ってはなから聞く気がなかったのと、AMラジオで洋楽聞いてもノイズ混じりなので余計わからんというのがありました。

 と、つい環境要因にしてしまいますが、どっちにしても「ジョイ・トゥ・ザ・ワールド」はともかく「What Is Hip?」を小学生が「かっけー」と思う事はなかったでしょうね。もちろん当時の小学生は「かっけー」なんて言いませんけど。


オールリクエスト大会だそうです>太田裕美コンサート2024

2024年03月02日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 太田裕美さんのコンサートが初のオールリクエスト大会だそうです。昨日情報公開され、東京が6月1日、京都公演が7月27日だそうです。東京公演は先行予約が始まりました。

 オールリクエスト大会というくらいなので公式サイトで募集が始まり、まずは東京公演分のみの受付ですが「おひとり様、1回限りで3曲まで」とのこと。私は早速先行予約に申し込みましたが一般発売は4/6。先行で抽選に外れれば一般でチャレンジします。

 それでリクエストですが、私の場合は手持ちのCDとDVDがご覧の通りでディープなファンとはいえず、シングル曲はほとんどわかるという程度。ソロのコンサートに2回、イルカさんとのラブリーコンサートに1回行っただけ。こういう絡み方でリクエストするのも恐縮しますが、まあライトなファンであろうとコンサートに参加できなかろうと希望曲がいっぱい集まった方が盛り上がるでしょうと考えてます。

 シングル曲でいうと「木綿のハンカチーフ」は別格として、特に好きなのは「赤いハイヒール」「しあわせ未満」「恋愛遊戯」「失恋魔術師」「振り向けばイエスタディ」「青空の翳り」ロンリィ・ピーポーII「雨の音が聞こえる」などなど。

 ただ、今回はリクエスト大会なので好きな曲を書けというわけではなく、聞きたい曲を書けばいいわけで、生のステージで聞いてみたい曲を書こうかと思ってます。

 なお、一昨年見たコンサートでは「木綿のハンカチーフ」について「歌えば『あればっかり』と言われるし、歌わなければ『歌わないんだ』と言われるし。」と複雑な胸中も語ってました。今回はその辺がどうなるかも注目です。

 今回の話とは別ですが、コンサート会場で渡されるアンケート用紙に「今後聞きたい曲は?」という質問項目をよく見ますが、他の歌手の方であれに書いた曲を次のコンサートで聞けた経験が数度あります。聞きたい曲があってもこういうリクエスト企画がない場合は、あれに書くのが一番効果的かと思います。もちろん叶えられてない曲の方が多いですから、どれくらいそういう声が多いかにもよるのでしょうが。

 ということで、今回の東京公演のリクエストは4月30日締め切り。ディープなファンもライトなファンも別にファンではないけどコンサート行くなら聞いてみたい曲とか、参加してみてはいかがでしょうか。何しろ太田裕美さんは今年デビュー50周年ですし、盛り上がればジャンジャンとコンサートやってくれるかも。


復興ソングといえばゲルニカの「復興の唄」

2024年02月08日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 朝ドラ「ブギウギ」で東京ブギウギについて「復興ソングだ」というセリフがありました。確かにこの曲は昭和22年の発表で、Wikipediaによると「「リンゴの唄」「青い山脈」などと並び、終戦から復興に向かう日本を象徴する流行歌として知られる楽曲である。」とされています。

 ただ、私は復興ソングと聞いて思い出すのはなんといってもゲルニカの「復興の唄」。ゲルニカとは、戸川純、上野耕路、太田螢一の3人によるユニットで、「復興の唄」はその1stアルバム「改造への躍動」のB面1曲目でした。

 これは1982年発売のアルバムですが、私は当時学生寮にいて隣の部屋のパンクロックファンで武道系の奴に教えて貰いました。そいつはそれまで邦楽は全然聞かなかったのに、なぜかこれにはまってその後中森明菜のファンになったという謎。

 それはともかく当時200名ほどいた学生寮では起床当番というのがあって、その日の当番になった者は起床時間の7時から5分間自分の好きな曲を館内放送でかけられる役得がありました。

 ただ、大学生が7時にスッキリ起きられるわけはなく、7時5分に点呼があるので仕方なく部屋から出てくるわけで朝はみんな超不機嫌。廊下に並んで番号かける軍隊形式の朝の儀式が終わると、全員またベッドに戻るというのが日課(?)でした。

 その当番の奴も喜んで起きるわけではなく、放送で使う曲も一応は気を使って爽やかに起きられるように早見優の曲にしたり、勢いのあるところで浜田省吾とかハウンドドッグを流したり、景気づけにロッキーのテーマを選ぶという感じでした。

 そんな時、隣の部屋の奴は嬉々としてこのゲルニカの「復興の唄」を流したものだから、みんな起きてきて「???」と。朝からわけのわからん曲を聞かされ、口々に「なんちゅう曲や…」とぼやくぼやく。

 寮は1年生中心なのですが、管理というか見張り役というかで2年生も数人おり、その日のうちには「今後朝礼ではゲルニカの曲はかけないように」というお達しが出たほどのインパクトでした。ある意味これは凄いですね。

 今はこれもサブスクにありますので、体験してみたい方は是非どうぞ。私は気に入ってレコードも買った位ですが、帰省した時に家で聞いてたら昼寝してた母が起きてきて「頼むからやめてくれ。」と。

 このアルバムは当時は意識しなかったですが、プロデュースは細野晴臣だったんですね。歌詞カードもこんな感じですが、「復興の唄」については「さあ、ヂャズのデムポに乗らふではないか!」と書かれています。やはり復興といえばヂャズですよね。


NS-10Mの話が出ました>田中一郎 ギターアッパーカット2

2024年02月01日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 動画で配信されている「田中一郎 ギターアッパーカット2」は、現在海外レコーディングの話。そこでこのヤマハ NS-10Mの話が出ました。

 こちらはオーディオに少しでも興味がある人ならみんな知っているスピーカーですが、1978年の発売だとか。スタジオの画像などであの白いコーンに見覚えのある人も多いのではないでしょうか。もちろん一般家庭でも人気ですが、特に録音スタジオでのモニタースピーカーとして定番になっています。

 私がCDプレーヤーを買ったのは1985年の事で、当時はちょっとオーディオに凝ったものだからこのNS-10Mも欲しかったのですが残念ながら手が出ず。発売時はペアで5万円だったそうですが、1985年ではいくらしたのかは記憶にありません。まあCDプレーヤー買ったら予算なくなったのでしょう。ちなみにCDプレーヤーはまだ珍しくて5万円しました。

 なお、このNS-10Mが各地の有名なスタジオでモニターとして採用されているのは、大きいスピーカーだと一般家庭で聞く環境と違いすぎるので、これくらいがちょうどいいとなったそうです。もちろん音質もいいのでしょうが、有名なスタジオで一流のエンジニアが採用したとなると、これでモニターするのがスタンダードになったのでしょうし。

 ちなみに私がこれを入手したのが3年前。もうちょっと小さいスピーカーを使ってたのですが、CDレシーバーを買った時に「いっちょ買ってみるか」と思い立って。ただし中古なので30年くらい前のものかも。キャビネットはかなり傷んでますがコーンは無事です。

 実際中古だとそんなに高くないのもあるので、気になる方はお試しを。私の場合は普段はネットを被せてますが、この白いコーンを見るだけで萌えます。ま、音だけ考えるともっとウーハーが大きい方が低音が出ますけど、CDだとそもそも音質がいいわけだからマスターテープをミキシングのスタジオで聞いてるのと同じ音で聞いてる気分になるには安いものです。とはいえスピーカーだけ買っても音が出ないので、アンプかレシーバーいるけど。


ハモらない二人?>グレープ

2024年01月23日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 WOWOWで録画したさだまさしライブの「グレープナイト」で聞いた話。グレープとはご存じさだまさしと吉田政美によるデュオですが、近年活動を再開して昨年は久しぶりにニューアルバムも発売しました。

 昨年のさだまさしのライブでは色々趣向をこらして違うメニューのステージを行ってたのですが、「グレープナイト」とはその名の通りグレープの復活ライブのこと。

 私はグレープが好きだったし、何より吉田さんのギターには注目したいので録画した次第。そこでのさださんの発言が「それにしても俺たちハモらなかったよな。」でした。

 それを聞いて「はあ? ハモってたじゃん。」と思ったのですが、意味が違う話でした。というのも、もちろんレコーディングでハモってはいたものの、どうにもスッキリしないと。それでプレイバックでそれぞれの歌声を聞くと音程はちゃんとしてるけど、二人の歌声を合わせるとどうにも混ざり合わないのだそうです。

 プロでもこういうことがあるんですね。素人だとそれぞれが楽譜通りに歌えばハモれるはずとか思いますが、声質とか声の出し方の問題でしょうか。その辺うまく調和しない事もある様子。一般に「きれいなハーモニー」とか言われるのは、音程が合ってるだけじゃないのでしょうね。サイモンとガーファンクルとか。

 この辺は、血縁関係にある人だとハモリやすいとか聞きますので、ザ・ピーナッツとかサーカスとかビリーバンバンとかブレッド&バターとか狩人は有利なのかも。あとは阿佐ヶ谷姉妹もですね。←ツッコミ上等


50周年だよ 全員集合!

2024年01月09日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 今年デビュー50周年を迎える歌手、バンドなどいろいろいます。50年前は1974年で、私は小5。前の年にラジカセを買ってもらい、本格的にラジオを聞き始めたのがこの年だったので、ちょっと思い出すだけでもどんな曲が流行ってたかわかります。

 私の好きなバンドでは甲斐バンドが筆頭。1986年で一旦解散してるし、活動再開後も恒常的に活動しているわけではないですが、昨年10月には長岡の野外フェスに甲斐バンドとして出てるので、50周年でもなにかやってくれると思ってます。ただ、デビューが11月なので満50年を迎えるのはまだまだなんですね。

 そして、その甲斐バンドのメンバーである田中一郎さんが「リンドン」というバンドでデビューしたのも1974年。今はリンドンもありませんし、かつてのメンバーの方がどうしているかはわかりませんが一郎さんはダブルでの50周年ですね。今は動画の「ギターアッパーカット2」を毎週配信して活動は活発ですし、こちらも何かイベントや大きいライブを期待します。これまでの音楽人生で関わってきた人を集めると結構な人数になりそう。

 ソロの歌手としては太田裕美さんも50周年。こちらは、昨年秋のステージで50周年コンサートをやると明言してましたので、楽しみにしています。今回はチケット争奪戦が厳しくなりそう。

 イルカさんもソロデビュー50周年ですね。シュリークスとしては既にデビューしてましたが、ソロシングル「あの頃のぼくは」が74年10月の発売です。特別なライブあるでしょうか。

 あとは、特にファンではありませんがダ・カーポも50周年。何年か前から娘さんも入った3人組で活動してましたが、こちらは何かイベントあるでしょうか。

 他はずうとるびも50周年。何年か前に再結成したので何かやるだろうと思ったら、2月に50周年コンサートをやるそうで、それは既にチケット完売ですと。人気ありますね。

 これ以外はデビュー50周年だけど今は活動していないグループとしては、

・まりちゃんズ
・ふきのとう
・とんぼちゃん
・三輪車
・がむがむ
・ちゃんちゃこ

などがいます。

 ふきのとうはそれぞれが活動してますが、これを機会に一緒にやることがあるのかどうか。三輪車はいつまで活動してたかわかりませんが、デビュー曲「水色の街」はヒットしました。


 昨年1974年の「guts」が結構揃ったので、新人歌手の記事を見るといろいろわかりやすいです。そういえば「山本コウタローとウィークエンド」もこの年のデビューで「岬めぐり」が大ヒットしましたが、コウタローさんが既にいませんしね。

 ソロの歌手で目立つところというと

・林寛子
・風吹ジュン
・伊藤咲子
・長谷直美
・マギーミネンコ

などもそうですね。林寛子はこれより前から子役で出てたけど、歌手デビューがこの年。デビュー曲はそこそこ流行った印象。風吹ジュンも今は歌わないでしょうが、レコードデビューがこの年でした。ちなみに林寛子は当時風吹ジュンの物真似やってて、かなり悪意を感じたものです。

 これらに加えて、映画「エクソシスト」の日本での公開が1974年でした。こちらは50周年でなんかイベントやるってもわたしゃ行きたくないなあ。あの音楽だけのコンサートならいいけど、何しろ映像は怖いし。

 なんにしても、興味のある方はそれぞれのアーティストの情報をチェックしてみて下さい。なお、エクソシストを盛り上げたいと思う方とはお友達になれない気がしてます。


伝説のコンサート~プリンセスプリンセス(リマスター版)~

2024年01月06日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 年末にBS4Kで放送してました。こちらは1990年に横浜アリーナで行われた公演の様子。当時BSで放送されたビデオを持ってますが、今回はリマスター版ということであらためて見てみました。

 プリプリは結構好きで、フルアルバムはほとんど持っててライブLDも3種類持ってます。コンサートも一度行きました。今回のライブは、あの「Diamonds」で大ブレイクした翌年のもので、シングルとしては「OH YEAH!」の頃。オープニングもその曲でした。直近のアルバムが「LOVERS」だったので、曲もそちらからが多かったような。

 あらためて見ると、やはりヒットが出て勢いに乗っているバンドのステージは楽しいです。女性バンドは衣装も華やかでいいですし。この時のツアーは4月から半年をかけてなんと62公演だったとか。その最終盤のステージなので、全国をあの勢いで駆け抜けたかと思うと、当時のバンドの頂点と言えますね。

 曲は全部見たかと思ってたら私の持ってたのは短縮版だったようで、何曲かは初めて見ました。(とはいえ今回の放送も90分なのでコンサートの全部ではなかったと思います。) 「ユー・アー・マイ・スターシップ」「スパイ イン ラヴ」などは確実に見た記憶ないですね。VHSからDVDにダビングしたので今は見る機会がほぼありませんが、当時は何回も見ましたし。

 今回も5人だけのステージでしたが、同期音源はあまりない様子だったし、バンドでの演奏そのままの勢いを感じました。私の知り合いでは当時「どうせ演奏はテープで当てぶりだ」と言ってた人がいましたが、そういう人に限って実際見たことなかったのですね。まあわからん奴は好きにいえばいいです。

 彼女たちは当時の公演記録がWikipediaにも詳細にあるので、この横浜アリーナ公演がいつ頃かと思って調べたら、なんと9月に4回もあそこでやってました。本当に人気があったんですね。凄い。

 なお、リマスターということで期待したのですが、映像はそこそこきれいになってたかなぁという感じ。音声は波があるように感じたし、かなりボリューム上げないと臨場感はなかったです。我が家はテレビの音声をアンプにデジタル出力で送ってスピーカーから出せるので低音もそこそこ聞けましたが、テレビだけだと頼りなかったです。この辺は限界があるのでしょうか。


2023年 今年見たコンサート

2023年12月28日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 今年はいろんなコンサートに行けました。コロナウイルスの影響はまだ払しょくされたわけではありませんが、かなり気楽にコンサートに行けるようになったということですね。

 ということで、今年見たコンサートは以下の方々です。

2月 12日(日) 尾崎亜美&岡本真夜コンサート
6月 25日(日) 八神純子 Live 2023 ~Zepp round3
9月 2日(土) 伊藤蘭 50th Anniversary Tour ~Started from Candies~
9月 16日(土) 尾崎亜美コンサート2023 東京
10月 1日(日) 石川ひとみデビュー45周年記念コンサート~笑顔の花~
10月14日(土) 太田裕美コンサート2023~takashikko・秋冬編~」
11月18日(土) 薬師丸ひろ子 Concert Tour 2023 ~愛しい人~
11月25日(土) 石川ひとみ LIVE 45th at ビルボードライブ横浜

 場所もライブハウス、コンサートホール、ライブレストランと様々。今年はどの会場も音響、照明など申し分なく、心置きなくパフォーマンスを楽しめました。伊藤蘭さんのコンサートでは初めて東京国際フォーラムに行き、尾崎亜美さんと太田裕美さんのコンサートは同じ会場でどちらも最前列という幸運に恵まれたり。

 今年見た方々は来年も見たいですが、特に太田裕美さんはデビュー50周年ですので秋には記念コンサートもあるとか。争奪戦は厳しそうですが、幸運を祈ります。

 なにしろ埼玉とはいえ首都圏に住んでますので、いろんなステージを見られる機会には恵まれてると思います。震災とかコロナとかいろいろ経験しているので、「まあそのうちに」とか「次の機会があれば」なんて言わないようにしてます。70代の歌手の方ではステージ活動を引退する人もいますしね。

 とはいえ、予算には限りがあるのでちょこっと興味があるからと言って何から何まで出かけるわけにはいきませんが、その辺は厳選した上で見たいものは見るというのは来年も続けます。


あらためて「タイムマシンがあったら誰のコンサートを見たいか」

2023年12月26日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 もう10年以上前ですが、「タイムマシンがあったら誰のコンサートを見たいか」という記事を書きました。きっかけはつのだ☆ひろのラジオ「FMミュージックプラザ」のリスナーメール。

 そのメールの送り主は「弘田三枝子さんとクレージーキャッツが見たい」ということで、確かに両者とも勢いのある頃のステージなら興味あります。弘田三枝子というと私の世代では「人形の家」のイメージですが、デビューした頃の洋楽カバーを聞くとすごいパワーですしね。

 そしてその10年前に私がタイムマシンがあったら見たいと思った一番はスペクトラム。活動が2年ほどだったし、当時田舎の高校生だったので金沢で一度だけ開催されたコンサートにも行ってなくて見てないし。タイムマシンがあれば見たいという思いは今も変わりません。

 それと、見られなかったというともちろんキャンディーズもそう。解散した時が中3だったので、それは無理だったと。あとは長岡さんがいた頃の甲斐バンド。甲斐バンド自体は2年前に見たのですが、あの頃のも見たかったです。

 ところで、その10年前の記事では「現役ミュージシャンでまだステージ見た事ないから見たい」と書いてたのが、石川ひとみさん、Cyndi Lauper、小野リサさんでした。これについては、石川ひとみさんは5年前に初めて目にすることができて、今もステージには通ってます。思いはかなったということです。なので来年は小野リサさんのスケジュールもチェックしないと。

 そして、10年前の記事で見たいと書いたのが、ずうとるび、マザーグース、井上尭之バンドとホーンスペクトラムがバックにいるジュリー、ダウンタウンブギウギバンド、サディスティックミカバンド、チカブーン、フライドエッグ、上田知華とカリョービン、ブルースブラザーズなどなど。

 近年ずうとるびがまた活動開始したり、チカブーンもライブやってたりしてますが、その記事を書いた10年前にはまだ元気だった井上尭之さん、上田知華さんは亡くなってしまいました。もう本当にタイムマシン案件です。

 実際は「タイムマシンが」なんてあとで言わなくてもいいように、見たいコンサートは出かけて行ってしっかり目に焼き付けておきたいものです。また、一度見たものは自分の脳みそのどこかに刻まれているのではないかと思い、そういうのを引っ張り出して投影できるような技術ができないものかと思います。それなら昔見て感動したコンサートを、また目の前で見られますしね。無理かなあ。