今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

お楽しみに、と言われても>日本沈没の予告編

2015年09月27日 | 日本沈没

 テレビドラマ「日本沈没」を視聴中。昨日書いたように沈没の全国ツアー中なので、あちこちで大災害が起きます。京都に続いて今回は群馬で地震が起きて山崩れになるわけですが、田所博士はまたもや小野寺に「すぐ行ってくれ!」ですと。「あんた潜水艇の操縦士ちゃうんか?」というのは置いといて、田所博士も「ワシもすぐデータを入れ直してみる!」なので実際災害が起きると学者は無力なものであると。


 で、一番の違和感は毎週の予告編。何しろこういうドラマなので、サブタイトルはそれぞれ「いま、島が沈む」、「怒りの濁流」、「崩れゆく京都」など悲壮感漂うものとなっています。今日も予告編を見ていたら、最後の一言が「次回『大爆発・海底油田』お楽しみに!」でした。私は小心者なので毎回ハラハラするから、「お楽しみ」という気分にはなれません。が、さすがに止まらないなぁ、これは。


沈没の全国ツアー

2015年09月26日 | 日本沈没

 ドラマ「日本沈没」を見ております。原作とも映画とも違うという触れ込みなので「はて?」と思ったのですが、段々雰囲気がわかってきました。連続ドラマの強みを活かして、今週は福島、次は熊本、ある時は京都という風に舞台があれこれ変わるんですね。


 九州ではクマソの研究家が出てきて、クマソは大和朝廷に制圧されたのではなく、実は地殻変動により海底に沈んだという話にもなったりします。各地が段々破壊されていく光景が出るので、ある意味水戸黄門的であり、ウルトラマン等の怪獣特撮的な感じもあります。


 なにしろ主役の小野寺は「次は京都が危ない。」となると、田所博士に「すぐ京都に行ってくれ。」と言われて、同棲中の恋人の由美かおるを残して飛んで行ったりします。彼は潜水艇の操縦士なのですが、「京都に何をしに行くんじゃ?」とかいう突っ込みを入れないのがこのドラマの魅力ですね。


 さらに単なるパニックドラマと侮る事なかれ、バイオレンスあり、お色気あり、ヒューマンドラマありで、これは完全に映画とも原作とも違うというのは確かです。おまけに主題歌は五木ひろしというのも泣かせます。


 現在13話まで見ましたが、段々何のドラマだかわからなくなってきました。それでも止まらなくなるのが魅力ですね。皆さんも是非どうぞ。…って、再放送はまだ予定ないんだなぁ…。


お風呂ではなく海でした>日本沈没の由美かおる

2015年09月06日 | 日本沈没

 ドラマ「日本沈没」を見ておりますが、ヒロインの由美かおるが第二話から本格的に登場してきました。「お、風呂入るんか?」と期待する向きも多いでしょうが、そこはパニックドラマなのでお色気は期待できません。


 が、さすが視聴者の期待は裏切らないというか、水着で海に浮かんでるシーンがありました。水着は当然ビキニですが、海から上がってガウンを羽織ったところで天城山が噴火し、津波に襲われ小野寺と一緒に命からがら逃げるというシーンなので結構ハラハラします。


 が、なにしろ由美かおるはビキニなので、別の意味でハラハラした人も多いことでしょう。そういう人のために画面下に「安心して下さい。履いてます。」と出たのはいうまでもありません。さすがTBS!(なのか?)


いよいよ沈没開始です(?)

2015年08月22日 | 日本沈没

 昨日から日本映画専門チャンネルで、ドラマ「日本沈没」が始まりました。私は沈没マニアですので(?)、映画も見たし原作も読んでます。このドラマは映画とも原作とも違うという話なので、見てみることにします。


 映画の主演は藤岡弘といしだあゆみでしたが、ドラマ版は村野武範と由美かおるです。田所博士役の小林桂樹だけが映画と同じですが、性格設定は微妙に違うような…。


 全26回なのでかなりストーリーは膨らませられるでしょうから、人間関係がいろいろ絡み合っていくようなところは期待できますね。あとは世間の注目は由美かおるの入浴シーンでしょうが、初回を見たところはまだありません。代わりにいきなりテニスのシーンがあり。それも世のおじさん達が期待するようなテニスウエアで、全国の由美かおるファンが待ち望んでいたようなアングルでの撮影でした。さすが!


おー、日本沈没が!

2015年07月12日 | 日本沈没

 CSの日本映画専門チャンネルでは今月から「ひるおびドラマ」という枠があって、今月は「傷だらけの天使」「不毛地帯」「結婚できない男」など放映中ですが、来月はドラマ版「日本沈没」があるんですと。


 私は前から何度も話題にしているとおりの沈没マニアですので(?)、ドラマ版も是非見てみねばと。何しろ放送当時は父が大河ドラマを見ていた関係で毎回最後の5分くらいしか見られず、かなりフラストレーションたまってました。


 ドラマ版もDVD-BOXセットは発売されているものの、何しろ全26話なので9枚組で3万円くらいします。解説によると「連続ドラマの形態をとることで、映画では描き得なかった、日本各地の被災状況や人間描写などをドラマに活かすことが出来、そうした意味では森谷司郎監督の劇場版とは、補完関係の位置にあるシリーズと言えよう。」ということです。何より田所博士が映画と同じ小林桂樹であるところが、映画のファンとしては嬉しいです。


 映画では主演が藤岡弘だったのが、こちらでは村野武範が努めます。この人も結構好きなので私はオッケーです。で、映画ではいしだあゆみが演じたヒロインは、なんと由美かおるです。今から入浴シーンが楽しみですね。なんか「ノストラダムスの大予言」の映画を思い出したりしますけど。


 なお、日本映画専門チャンネルのひるおびドラマの来月は「俺たちの勲章」とか「外事警察」もあります。結構美味しいですね。録画予約せねば!


どっちの日本沈没かと思ったら

2015年06月02日 | 日本沈没

 BS-TBSの番組表に「日本沈没」の文字を発見。我が家のテレビの番組表では制作年が表示されなかったのですが、どっちかと思ったら2006年版でした。私は1973年版が大好きで前にCSで放送されたときに録画もしてあるのですが、新しい方は見ておらず。予告見た限りではなんか違う気がして。

 これを単なるSFパニック作品と見るか、国とか何か、国民とは何かと真剣に考えながら見るか、国家の安全保障の視点から見るかでいろんな見方ができますが、今のところこっちの作品も結構いいですね。

 それにしても、あっちこっちで火山がバッカンバッカン噴火する映画ですので、今の時期に放送するのはなかなか勇気がいることでしょうが、まぁそんなこと言ってたらSF映画なんて一生見られないですか。

 ただ、番組表によると23時24分までの放送なのですが、私は23時から「まれ」を見ますので最後は多分見られないですね。まぁいいけど。


沈没マニアとしては

2006年08月06日 | 日本沈没

 金曜日のこと。運転しててもあんまり暑いので道路脇の書店でビバーク。そこでふと「あ、日本沈没買わなきゃ」と思い立ちました。当方自他共に認める沈没マニアなのですが(誰がいつ言った?)、原作は図書館で借りてきて読んだだけ。こうやってリメイクのおかげで書店に文庫本が溢れている間に入手しておかねば、と思った次第です。

 が、たまたま入った書店は品揃えが悪く、置いてあったのは下巻のみ。何か私に買わせまいとする大きな陰謀を感じました。誰ですか、上巻だけ買った人は! まったく。

 仕方ないので夕方別の書店に行って首尾よく入手。早速読み始めてます。映画のオリジナル版は先日「日本映画専門チャンネル」で録画したし、今日からTBSテレビで昔のドラマ版も始まったし、あとは新作の映画を見るだけ。

 とは思ったのですが、どうもそそられないのが事実。「恋愛映画だ」という意見も多いようです。金曜日のTBSラジオストリームではこの映画が話題になってましたが、中ぐらいの評価をつける人が少なくて、「よい!」と言う人と「つまらん!」という人にキッパリ分かれてるとか。ちなみに、番組パーソナリティーの小西克哉氏の評価は5点満点で2点でした。気になる人はこちらをチェックしてみましょう

 ドラマの方はまだ見てませんが、注目は由美かおるの入浴シーンでしょう。ああ、楽しみだ楽しみだ。(って、そんなのあるんか?)


あえて旧作「日本沈没」を見る

2006年07月17日 | 日本沈没

 CSの日本映画専門チャンネルで昨夜放送されました。劇場公開は1973年暮れだったそうで、私はその頃小学4年生。兄や従兄弟たちと正月に映画館に行き、ちゃんと劇場で見ました。この作品を見たのはそれ以来です。

 結構印象が強烈だったからでしょうが、いろんなシーンは記憶に残ってました。ただし、当時は地震や津波の特撮ばかりに目が行ってて、実際この物語が何を言わんとしているかをまったく理解していなかったと。

 この原作を読んだのは2年半ほど前なのですが、その時の感想はこちらのblogの通り。小説では明らかに小野寺が主役だと思うのですが、映画では「小野寺~っ! かっこいいぞぉ~!」と言う暇もなく、さらっとストーリーと主なエピソードをさらっただけという感じ。あの物語を2時間ちょっとに収めるにはかなり無理があることは明らかでした。

 この映画は、ある意味丹波哲郎扮する山本総理が主役であり、小林桂樹扮する田所博士が主役でもあります。山本総理は「国を守る、国民の生命財産を守るとは一体なんなのだ?」と悩み苦しみます。なおかつ渡老人が提示する三つの案、すなわち「一つ目は日本人が集団でどこかの国に移住し新たに日本国を作る、二つ目はそれぞれ各地に移住しその先で帰化して生活する、三つ目は特に何もしない…。日本列島の沈没と共に日本人も運命を共にする。」というもの。その三つめを聞いて、山本総理は見る見るうちに目が真っ赤になってしまいます。いいシーンでした。丹波哲郎もこの頃はちゃんと仕事してたのですね。

 さらに小林桂樹扮する田所博士が最後に言うセリフがまたいいです。「日本人は民族としては若い。四つの島でぬくぬくと育てられてきたわが子供が、外へ出て行ってケンカをしてひどい目にあっても、四つの島へ逃げ込み母親の懐へ鼻を突っ込みさえすればよかった。しかしこれからはその帰るべき国がなく、海千山千の世界の人間の中で………。総理、日本人を頼みます!」

 すると山本総理は「私は日本人を信じています。」と言うですよ。このあたりがこの物語のクライマックスです。単なるSFパニック映画として捉えてはならないということですよね。リメイク版の評判は「感動した」というものから「文字通り“沈没”でした」というものまで様々ですが、「守りたい人がいる」という事だけじゃなくて国家とか国民とか国土とかそういう事を考えるようなテーマがあれば評価したいと。まだ見てないのでわかりませんが。

 そういえば、昔のベストセラーで「日本人とユダヤ人」というのもありました。日本人がいかにぬくぬくと暮らしているかということをクドクドと書き連ねた本ではありましたが、こういうのを「ケッ、うざい!」と言わずに「たしかに日本は安全で暮らしやすいかもしれません。が、それが何か?」と言えるような世の中にしたいもんだと思いますが、どーですかそこの若い人。

 ちなみに「あと二日で日本が沈没するとなったらどうするか?」という事に対しては、我が家の娘2号(小5)は「あるだけのお金を使ってゲームソフトを買って来て遊ぶ。」のだそうです。娘1号(中3)などはもっとひどくて「ブックオフに行ってVOW全巻を立ち読みしてくる。」のだそうです。ま、別に問いかけをしたわけじゃなく、映画を見てたら二人とも自発的に言ってきたことなのでいいです。正解のある問題じゃないですから。


来月は日本映画だっ!

2006年06月18日 | 日本沈没

 日本映画専門チャンネルの7月の放送作品一覧にかなり反応してしまいました。まずは「日本沈没」。もちろんリメイク版公開の話題に便乗してのものでしょうが、小学生の頃に映画館で見て以来まったく見る機会がなかったので楽しみです。

 この原作については何回も話題にしてますが、単なる地震のパニック作品として見るのではなく「国家とはなにか?」という事を考えさせる作品として捉えると、非常に意味のあるものになります。

 で、原作を読んでて気になったセリフ。どの国にどれくらいずつ移民を受け入れてもらうかという与野党合同の対策本部で、野党の党首が首相に「最も近い国々に移民を要請できないような外交しかやってこず…」というの。あれから30年以上経ってますが、今も状況はほとんど変わってません。

 なお、小松左京作品は「エスパイ」「さよならジュピター」「復活の日」「首都消失」なども一挙放映だそうです。「復活の日」もすごく深いテーマですので久しぶりに見たいな、と。原作を読んだのは「首都消失」だけですけど、こうやって考えるとまさにSF界の巨匠という感じです。

 また大森一樹監督の「ヒポクラテスたち」もあります。これはテレビで放送したのを録画したビデオを持ってたのですが、なんか中途半端にカットしてあった様子。あとでレンタルで借りたら知らないシーンがありました。そういえば、古尾谷さん亡くなっちゃんですよねぇ。

 あとは黒澤明の「夢」と「どですかでん」、わりと最近のところで「ローレライ」「13階段」「のど自慢」「黒い家」「g@me」、どうせ無料だから見てみようかというのが「探偵物語」「恋する女たち」など。

 今月は「どろろ」と「海のトリトン」くらいしか見てないのですが、「さびしんぼう」の放送があと1回あるので忘れないように録画せねば。ちなみに富田靖子さんとは一度握手した事があります。ま、一生の自慢ですね。あのとき彼女はたしか17歳でしたが。

 ということで、このチャンネルが気になる方はこちらでチェックをどうぞ


日本沈没ですって

2005年07月05日 | 日本沈没
 ニュースによると「日本沈没」がリメイクされるとか。来年夏公開予定の映画で、主演が草剪剛と柴咲コウですと。日本沈没については昨年原作を読んで大変感動しあれこれ書きましたが、やはり同じように面白いと思う人がいるという事ですね。

 いまさら説明の必要はないでしょうが、日本沈没は小松左京原作の小説がベストセラーになり、映画にもドラマにも漫画にもなりました。映画の主演は藤岡弘といしだあゆみ、ドラマは村野武範と由美かおるでした。(由美かおるの入浴シーンがあったかどうかは不明。村野武範がレッツビギン!と言ったかどうかも不明です。←言うか、アホ!)

 映画は映画館でちゃんと見たのですが、ドラマは親父が大河ドラマを見る時間帯であったためあまり見た記憶がありません。(8時45分から50分くらいの間だけ毎週見てたような) で、映画と原作はちょっと違います。もちろんあれだけ長い小説を映画化したわけで、その点を考えれば同じと言えば同じかもしれませんが、私の印象では結構違うと。

 なぜこの小説が面白いかというと、「国とは何か?」というのを深く考えさせられるという点。国土が沈没してしまえば国は無くなるのか、民族としての日本人が残れば国として存続できるのか、文化や伝統がなければ人だけ残ってもダメなのか、とかあれこれ。

 実際ああいう風に日本が沈没してしまうとなると移民の受け入れを各国に依頼せねばならず、1億以上の人間がすべて海外に移住する事が可能かどうかや、家族や親戚や友人などが同じ国にうまく移住できるのか、日本円での貯金はどうなる、資産が不動産主体の人はどうする、仕事や教育はどうする、ペットはどうなる、など難しい問題が山積みとなります。

 前回の映画では、「日本が沈没する」という言葉だけが先行して、そういう外交交渉や「国家とは?」というテーマへの突込みが足らなかったように思います。これは作る方も見る方も両方。あるいは私が小学生だったので、その辺を考えずに見ていただけなのかもしれませんが。

 ドラマの方はなおさらそうで、富士山が噴火するだの金閣寺が倒れるだのというシーンばかりが宣伝で強調されていたように思います。こうなると、ウルトラマンでゴモラが大阪城を壊すのと同じ世界ですよね。ちなみに、ウルトラマン放映当時小学生だった格闘家の前田日明氏はテレビを見ていて「大阪城が壊れた!」と大騒ぎし、放送の翌日に学校をさぼって友達と大阪城を見に行ったとか。「あ、壊れてへん!」と思って警備員のおっちゃんに聞いたら「夕べみんなで徹夜で直しといた」と言われたので安心して帰ったのだとか。こういう子供の夢を壊さないおっちゃんは素敵ですね。

 話を戻しますが、今回のリメイクでは是非「国とは? 国家とは? 国民とは?」というあたりを掘り下げて真面目な人間ドラマとして作って欲しいです。言っちゃぁなんですが、小野寺を草剪君がやるというあたりで、日本沈没マニアとしては逞しさの点で物足らないのですが。誰がいいかというと、しいて言えば織田裕二か江口洋介なら許せます。それを考えると藤岡弘は原作のイメージにピッタリでした。

 なお万一漢字を忘れてしまった場合に、「日本チン没」とか「日本チンボつ」とか記載すると品がなくなるので注意しましょう。筒井康隆先生は「日本以外全部沈没」というパロディーをやってましたが、これもまたお見事。いずれにしても、今回のリメイクで話題になって、多くの人がまた原作をちゃんと読んでくれる事を期待します。そういう非常時に小泉総理でええんか?とか考えたりして。

 また、原作の最後には「第一部 完」と書かれているので、世界各地に散らばった日本人に焦点を当てた続編が検討されていたのは間違いありません。しかし、あまりにもテーマが重すぎたためでしょうか、今でもそれは発表されておりません。「日本復活」でも「日本漂流」でもいいのですが読みたいのですが。