とあるピアノラウンジにて。結構できあがった男性客5~6人がカウンターに陣取り、中の1人がピアニストに話し掛けました。
「お兄さん、リクエストは受け付けてくれるの?」
「え、まぁ知ってる曲なら出来る範囲で。で、リクエストは?」
「イナバウアー!」
ですって。夕べ目にした光景で実話なのですが、男性客は私ではありません。今後こういうのが流行るかもしれませんね。
ところで、初対面の人たちとこういう場所に行ってリクエストを尋ねられたとします。その場合、何をリクエストするかによってその後の関係に大いに影響するでしょうね。
私なら他人にどう思われようと自分の聞きたいものしか頼みませんが、ピアノラウンジっていうと確かに選曲は難しいかもしれません。多分セルジオメンデスとか頼むと思いますが、「ファベーラ!」って言っても相手が知らない可能性が大。「マシュケナーダ」とかでもいいんですが。
「ショパンの『革命』を弾くのじゃ!」とかいうと世界が変わってきそうですし。「この薄汚ねぇシンデレラめ!」とかいう刑事さんも出てきたりして。ま、今の若い人は知りはれへんやろなぁ。