リオオリンピックは開催間近ですが、現地からは「ほんまに大丈夫?」というニュースがあれこれ飛び込んで来てます。で、ブラジルと聞くと思い出す話。
あれは1996年のリングスでのこと。ブラジリアン柔術のアジウソン・リマとロシアのサンボ選手イリューヒン・ミーシャが試合しました。一旦時間切れ引き分けで終わった試合を、リマ側が「完全決着するべし」とごねて延長をすることに。ミーシャなんぞは控え室に戻ってもうシャワー浴びてたのに呼び戻され、結果としてミーシャは腕ひしぎで敗れました。一旦緊張の糸が切れた選手に試合をさせるのは酷な結果でした。
と、その後日談。多分ヘンゾ・グレイシーのインタビューだったように思いますが、この時にセコンドだか見に来てただけだかで会場にいたらしく、この悶着を見て「大変面白かった。ブラジル人は混乱が好きですから。」ですと。
そういえばブラジルの歌手クララ・ヌネスの曲に「フズエ」というのがあって、意味は「大混乱」だそうです。それを考えると、リオではこのオリンピックを巡る混乱を楽しんでる人もいるのかもしれませんね。
ちなみにクララ・ヌネスはもう故人ですが、彼女の代表曲の動画がありました。この曲はロンドンオリンピックの閉会式でも取り上げられてましたが知ってました?
https://www.youtube.com/watch?v=dcVKb2ht6BE