NSPはニュー・サディスティック・ピンクで、初めて知ったのは「夕暮れ時はさびしそう」ですが、同じ時期にサディスティック・ミカ・バンドも知りました。ミカバンドは当時「タイムマシンにおねがい」しか知らなかったのですが、どちらも1974年の曲。当時私は小学5年生。
この当時流行っていた曲としては、ジュリーなら「追憶」で、グレープの「精霊流し」、三輪車の「水色の街」、安西マリアの「恋の爆弾」、かぐや姫の「妹」、拓郎さんとムッシュの「シンシア」、林寛子「昼下がりの夢」、優雅「胸さわぎ」、テレサテン「空港」などがありました。風吹ジュンは新人のコーナーに出てたかと。
これらの曲をピンポイントで覚えてたのは理由があって、当時実家に近代映画の歌本があり、その手の本はそれしかなかったので何回も見てるうちにそこに載ってた曲はよく覚えてたと。なお、歌本とはいえなぜ月刊明星でも平凡でもなかったのかは不明。多分兄が買ってきたのでしょうが、誰か見たい人がいたのでしょう。しかし本誌の方はまったく記憶無し。当時から歌本の方が好きだったんですね。
それでNSPとミカバンドに共通している単語は「サディスティック」。当時小5の私としては当然サディスティックなんてのはわからなかったのですが、「なんかその言葉流行ってるのかなぁ」とか思ってました。
そのNSPの名称としては、Wikiには「ネコ・サル・ペンギン」なんてのもありました。これは知らなかったのですが、初めて知った当時は私の周りでは「ナットウ・ソラマメ・ピーナッツ」というのが一般的。その他には「なんて・素敵な・プロみたい」というのもありました。
が、彼らが「ライオン・フォーク・ビレッジ」に出演した際、番組MCのムッシュが「『ヌード・ストリップ・ポルノ』の略だという話があって…」と言ったのを聞いて、「ああ、大人はいやらしい…」とか思ったのでした。
それにしても、「タイムマシンにお願い」はラジオでちょくちょく聞いた記憶があって、それは夏休みの頃だと思ってたら、発売は1974年10月5日の発売だそうです。ん~、人間の記憶はあてにならないもんですね。しかし、考えてみれば1974年の曲も相当好きなのがあります。ずうとるびの「みかん色の恋」もこの年だし。