映画「マチネの終わりに」を見てきました。福山雅治と石田ゆり子主演で、クラシックギタリストとジャーナリストの恋の話。(公開されたばかりなのでネタバラシはしません)
劇中でクラシックギターの演奏場面が何回も出てくるのですが、ちゃんとしたホールでクラシックギターのコンサートを聴いたことはないので、ちょっと行ってみたくなったりしました。あの緊張感はロック系のライブではなかなか味わえるものではないだろうと。
先日は「蜜蜂と遠雷」を見て、いろんなピアノ協奏曲をちゃんと聞いてみたいなぁとか思ったので映画の影響は大です。とはいえ、今回の映画を見て石田ゆり子と付き合いたいとか福山雅治に抱かれたいとかは思いませんでした。
ところで、劇中ではギタリスト役の福山がギターケースを持って出かける場面がしばしば。ここで思い出すのが甲斐バンドのリードギターだった大森さんの言葉。甲斐さんがパーソナリティーを努めてたラジオ「サウンドストリート」にゲストで出演した時のこと。
リスナーからのハガキで、「街でギターを持って歩いていたら『甲斐バンドの大森さんじゃないですか?』と間違われた」というのがあったのですが、それに対して「僕はギター持って歩きません」ですと。なるほど、プロのギタリストもあれくらいになるとギターはローディーが運ぶので自分は手ぶらで出かけると。あるいは普段は車で行くのかもしれませんが。なんにしても当時はリハでも10本くらい持っていくという話を聞いたことがあったので、一人では持てないと。ま、そんな話を思い出しました。
ということで、映画としてはこの「マチネの終わりに」も「蜜蜂と遠雷」も面白かったのでお勧めです。ただ、いまだに「マチネ」が何かは知りません。