今日のひとネタ

日常ふと浮かんだことを思いのままに。更新は基本的に毎日。笑っていただければ幸いです。

ハードディスクの命は短くて

2021年01月21日 | 日記・雑記・ただの戯言
 昨日のTBSラジオ「たまむすび」で聞いた話。水曜パーソナリティーの博多大吉先生のテレビ番組録画用のハードディスクが壊れて、そのデータ復旧を業者に依頼したところ、最初に言われた見積金額が5万円から50万を超えることもあるという凄く幅のある答え。

 その後、詳細な金額が来て、それによると19万8千円とのこと。これについては、復旧できてもできなくても基本的な技術料というか作業料が12万、それによりデータが復旧できれば成功報酬として6万プラスだとか。

 今のテレビ番組を録画したハードディスクは、地デジの様々な信号が入ってて、なおかつ接続しているレコーダーとの間にも特別な信号があるので、そのデータ解析に1ヶ月はかかると。その間、ずっと機械は動かしていなければならないので技術料が12万だと。確かに外付けのHDD買っても、本体のレコーダーを替えたら見られないと書いてありますものね。

 その業者も「絶対直る」とは言わなかったそうですが、「自信はある」と言ってたそうで、そこは餅は餅屋でなんとかできる方法はあるのでしょう。そして、その業者が言うには「皆さんが思っているよりもハードディスクは簡単に壊れる。」「大体3~5年くらいで壊れる覚悟をしておいた方がよい。」のだそうです。それで、実際にデータを守るためにはどうしたらいいか聞いたら、「面倒でも1枚ずつディスクに焼いた方がよい」のだとか。

 私はこれまで何台もハードディスクというかパソコンやレコーダーを使ってきたし、最長9年同じパソコンを使ったこともありますが、ハードディスクが壊れた事はないです。どちらかというと、ブルーレイの読み込みができなくなって修理や交換の経験の方が多いです。これは3回くらいあります。実際ハードディスクのトラブルが無かったのは、運が良かっただけかもしれません。

 実は、昨年夏からやっと番組録画用の外付けハードディスクを導入して、さらに年末にもう1台増やして「ニカ~ッ」と喜んでたのですが、用心はしておかねばならんということですね。

 もっとも、何を保存版にするかというと、映画はしょっちゅう同じのを放送するし、ドラマも人気のやつはちょくちょく再放送があります。ということは、やはり音楽のライブとか歌番組の歌唱シーンというのはディスクに書き出しておかねばならんという事ですね。昨年の紅白歌合戦などは別に保存版にはしませんが、実際あれも再放送ないですし。

 それにしても、私の場合VHSに番組録画してた時代が15年くらいあって、HDD+DVDにしてから7~8年、その後HDD+ブルーレイになって10年くらい。ブルーレイ以降は、ああいうディスクは出てこないのでこれが最終形なんでしょうか。ブルーレイに焼いて保存版にするのはいいんだけど、どこに何が入ってるかわからなくなったりするんですよね。それについては、なんかいい方法ないかなぁ。

高田みづえ全作品がサブスク解禁!

2021年01月20日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡
 今日飛び込んできたニュース。高田みづえさんの全作品183曲が、各音楽サブスクリプションサービスにて一挙解禁されたとのこと。これは色々な意味で朗報です。

 まず私は彼女の歌は結構好きで、何年か前にCD探したもののベストアルバムが数種類出てるのみ。それも聞きたい曲が程よく入ってるのがなかったので、結局TSUTAYAに置いてあったのをレンタルで借りて来ただけで済ませてました。それが、オリジナルアルバムも全部聞けるようになるというのはありがたいです。

 高田みづえさんというと、デビュー曲はご存じ「硝子坂」ですが、ディスコのリズムに乗せて演歌のような節回しで歌うというのが印象的でした。私の兄なんぞは、「木之内みどりの『硝子坂』を演歌にしやがって!」と最初は怒ってたのですが、そのうちこっちも気に入ってしまったり。

 最も彼女の場合は、「もう演歌、歌謡曲と呼ばれるのは飽き飽きしたよ。高田みづえと呼んでくれ。」と、ファーストアルバムの帯にあった…というのは大嘘です。すいません。(元ネタがわかる人は上級者です) このタイプの「ディスコのリズムで歌は演歌チックな節回し」というのは、西村まゆ子の「天使の爪」とか、井上望の「ルフラン」とかもあったので、フォロワーがいたということでしょう。(もちろん秋川淳子の「南南西」もですが。)

 この人はデビューから4作続けてオリコンのベストテンに入ったそうですが、残念なのはデビュー当時はまだ「ザ・ベストテン」がなかったのですね。あれがあれば、最初から常連になってたのかもしれません。

 ただ、私が凄く好きだったのは「硝子坂」「だけど…」「ビードロ恋細工」の三作で、その後5作目の「パープル・シャドウ」までも結構好きでした。シングル曲のリストを見て謎なのは、「パープル・シャドウ」の2か月後に「なぜ…」というシングルが出て、そのまた1が月後に「女ともだち」が出たのですね。この辺はどういう方針だったのでしょう。いずれにしても、私はその「女ともだち」の「ねぇ真知子」でドン引きになってしまったのでした。

 それで、今日は景気づけというか早速1stアルバムとファーストライブを聞いてみました。あらためて聞くと、やはり歌は上手いですね。1stだと知らずに聞くと、デビューしたてとは思えないくらい。秋川淳子がカバーした「南南西」も、オリジナルは物凄く久しぶりに聞けました。これもいい曲です。ただし、アルバムタイトルが「オリジナル・ファースト」というのは、レコード会社ももっと考えればよかったのにとは思います。

 またライブアルバムが出ていたとは知りませんでした。こちらも、収録当時彼女はまだ17歳だったそうですが、ほれぼれするほどの歌唱。ラストでオーケストラに感謝の言葉を言って「服部先生にも…」と言ってたので、この時のアレンジは服部克久先生のようですね。それだけでも、かなり豪華なコンサートだったのがわかります。親衛隊のコールが聞けるのにはにんまりですが、アンコールでもう一度「硝子坂」のイントロが流れてきた時には、ちょっとウルッとしてしまうくらいの出来でした。素晴らしい。

 それで朗報という点では、彼女が結婚して引退してしまったのが1985年。まだCDが一般的ではなかったので、今回配信開始となった曲のうち59曲は未CD化なんですと。CDにもなってないのがサブスク解禁なんて夢かというと、そんなこともないんですね。

 さらに、サブスクで聞きたいという声が多かったそうで、そういう声があればレコード会社も腰を上げるというのがわかったのも朗報です。特に今回は本人が活動を停止しているのに、です。折角世に出された作品ですし、埋もれさせておくのは惜しいですよね。いや、本当に嬉しいなぁ。

ドラマ「チロルの挽歌」(高倉健主演)見ました

2021年01月19日 | ドラマレビュー

 年末にBSプレミアムで放送してたのを録画しました。高倉健主演で前後編のドラマという事以外はまったく事前情報なし。健さんのドラマで「挽歌」なんてついてると、役どころは刑事か殺し屋かと思ったのですが、なんとここでは普通の会社員。

 チロルとはアルプス地方の事で、北海道で炭鉱が閉山して過疎となった地区に「チロリアンワールド」なるテーマパークを作ることになり、官民共同で手掛けるその仕事の中で、健さんは資本参加をする鉄道会社の社員で実際の運営にも携わるという話。

 ただ健さんには過去があって、自殺しようとした男(杉浦直樹)を助けたところ、その後その男と自分の奥さん(大原麗子)が駆け落ちしてしまい、東京から北海道に仕事で来たその町で、なんと元妻とその男が洋品店を営んでいたという展開。

 そこに建設を推進する市長(河原崎長一郎)や、土地の買収に反対する牧場の経営者(岡田英次)、地域の事情通で地元商店街の会長(金子信雄)が絡んできます。健さんは無口で堅物の技術者ですが、女房に逃げられたこともあり、自分を変えようとサービス業であるテーマパークの運営に関わろうとしますが、市長側は技術者が来たことで電鉄会社が実は乗り気ではないのではと疑ってギクシャクしたりします。

 当然大原麗子を巡って健さんと杉浦直樹が対峙する場面もあるのですが、杉浦直樹は気弱で終始おどおどしてる役柄。男らしく対決なんてシーンはありませんでした。健さんもそれほどクールな感じではなかったし。

 そして、これが山田太一作品だったのでまたびっくり。確かに随所に山田太一先生の変態ぶり(?)を感じさせるところもありますが、このドラマは第29回ギャラクシー賞奨励賞を受賞したとか。健さんは、NHKドラマは初出演だったそうで、当時は結構話題になったのでしょう。

 それで、私はまったくこれを知らず、いつのドラマかと思ったら1992年4月ですと。我が家は長女が生まれた直後なので、テレビなんぞ見てる暇はなかったということですね。今回初めて見て面白かったかというと…う~む、微妙。大原麗子は綺麗だったけど。


映画「ゴキブリ刑事」

2021年01月18日 | 映画
 WOWOWにて録画しました。刑事もので主演は渡哲也。犯人検挙率は凄く高いけど、やり方が強引過ぎて懲戒や謹慎頻発という刑事を渡哲也が演じます。1973年の作品。

 私はこれを全然知らず、「あれ? 大都会の黒岩刑事ってここに原点があったの?」と思ったのですが、WOWOWの解説でも「渡哲也が悪に容赦しない刑事役を激演。後に渡がTVの各ヒットドラマで演じたようなハードヒーロー像を先駆けて構築したファン必見編。」ということです。やっぱり。

 これの原作は漫画だそうですが、「週刊漫画TIMES増刊」に連載されてたそうで「増刊で連載ってなんやねん?」と思ったのですが、私はこの雑誌自体まったく知らないので、知る人ぞ知るという事でしょうか。

 テレビドラマ「大都会」のパート1は1976年1月の開始だそうで、当時私は小6。うちの田舎は日テレ系のネットがなかったので、数週間遅れで夕方の4時くらいに放送されたと記憶してます。

 ただ、その時の番宣でも「あのゴキブリ刑事が!」とかいう話はなかったような。実際「大都会」のWikipediaを見ても、「ゴキブリ刑事」のゴの字も出てこないので、なんか知らない事が多いなぁと。まぁなんでもWikipediaで調べようとする方が悪いかもしれないのですが。

 それで実際この映画が面白いかというと、ちょっと辛口過ぎて私はあんまり…。カーチェイスが凄いのと、アクションシーンが「ひえッ!」と思うところはあるのですが、もうちょっと温かみが欲しいですね。

 ということで、私は「大都会Part2」あたりが一番好みです。実は西部警察はヒーロー物を見てるような感じであまり好きでなかったり。テーマ曲がゴージャスでアメリカンな雰囲気だから好みじゃないということもあるのですが。やはり刑事もののテーマ曲はマイナー調でなけりゃ。

映画「ヲタクに恋は難しい」

2021年01月17日 | 映画
 劇場では見てません。WOWOWで録画しました。原作はコミックだそうで、もちろん読んでませんが映画の公開は昨年の2月。ちょうどコロナが流行し始めた頃の映画だったのですね。

 原作は「隠れ腐女子と重度のゲームオタクの男性というオタク同士の不器用な恋愛模様を、笑いを交えて描く」という内容だそうで、映画の方はそこにミュージカルシーンを多用して、歌ありダンスありの娯楽作品となっています。

 これの好き嫌いはかなり極端に分かれると思いますが、私は高畑充希の歌と踊りを見ていれば満足できるので許します。楽しめました。なによりも、ミュージカル部分の作曲と編曲が鷺巣詩郎の担当で、演奏もすごく充実してます。そこに高畑充希の歌が乗ってくるので、無駄に豪華な印象はありました。

 ヲタクはヲタクとはいえ、私の場合は昭和の女性アイドルヲタクですから、ここに出てくるゲームオタクの生態は「へぇ~、世の中にはそんな人がおるんや」と客観視できますが、実際のそういう人からすると「甘い」とか「そうじゃない」という声が上がるのかもしれませんね。

 これの世間一般の評価はどうだったのでしょう? 私は普段はミュージカルというと拒絶反応なのですが、これはそもそもの話がばかげているのでかえって楽しめました。ただし、保存版にしようとかDVD買おうという気はまったくありません。それにしても高畑充希は芸達者です。そこは評価します。

昔テレビで聞いてた曲を弾けるのかどうかという

2021年01月16日 | ギターと楽器のこと
 ビデオデッキが無い頃は、テレビから流れる音楽はリアルタイムでのみ聞くのが通常でした。好きな歌手が出る事があらかじめわかっていれば、ラジカセをテレビに接続して録音したりますが、普通に見ている場合はそこまでしませんし。

 ということで、連続ドラマのテーマ曲とか挿入歌というのは、よほど好きな場合以外は毎週見てるだけ。なんとなく覚えてはいるけど、ギターで弾けるようにまでならないと。

 ということで、今は音は簡単に取り込めますので、昔聞いてて「弾いてみたい」と思った曲にチャレンジしてみようという企画です。どちらもドラマの曲。

 一つは「寺内貫太郎一家2」の挿入歌で、白鳥哲の「ひとりだち」。作詞:松本隆、作曲:吉田拓郎というヒットメーカーの作にしては特にヒットした記憶はないですが、ドラマで毎週聞いてると頭に残るという典型。

 これはTBS水曜劇場の曲を集めたCDに入っててそれは持ってるのですが、アレンジが結構違います。CDではリードギターはエレキなのですが、ドラマの中ではアコギ。当時私は小学生で、既にギターは弾いてましたが、アコースティックのリードというのはなかなかハードルが高かったので結構印象に残っています。今はBS12で毎週再放送をやってますので、それを録画して練習してみようと。

 もう一つは、時代劇「雲霧仁左衛門」のテーマ曲。何回かドラマ化されてますが、私が好きだったのは1979年放送の天知茂版。これはエレキギターなのですが、なんか気になるメロディーだったので頭に残ってます。これも時代劇専門チャンネルで再放送中なので録画できたと。

 どちらも弾けるかなぁと思ってるわけですが、ちゃんとマスターできれば40年前よりはギターが上達してるという証明であり、チャレンジしてみたいと思っている次第です。まぁなんにしても、ステイホームで暇なんですね。弾いてみせても知らない人がほとんどという曲を覚えるのは快感。…なのか?

脂肪肝と私

2021年01月15日 | 日記・雑記・ただの戯言
 
 画像はTwitterで教えて貰った本。私は、成人病検診で脂肪肝と言われてからもう20年。この本を読んで脂肪肝が改善するのなら安いものです。

 実は現在は肝機能の検査値はまったく問題なくて、肝エコーの画像で脂肪肝が見られる状態。結構アルコールは飲んでるのですが、脂っこいものを好んで食べる事はなく、基本的に小食で肥満でもないから、まあ運動不足が問題でしょう。

 脂肪肝が改善できるかどうか、10年ほど前に肉体改造というかダイエットに取り組んだことがありました。基本は、禁酒、菜食、ウォーキングの三点セット。ウォーキングも、休みの日には20Kmくらい歩いた日もあったり。数ヶ月続けて体重は3Kgくらい減りました。

 そして、満を持して受けた健康診断。そこの病院は朝から採血や腹部エコー、胸部レントゲン、バリウム検査などやってから食事のサービスがあって、お昼前にそれらの結果を見ながら内科の診察があります。

 腹部エコーの所見には「軽度脂肪肝」とあったので、「お、改善した」と喜んだのもつかの間、内科の先生はエコーの画像を見て「う~ん、私だったらこれは軽度とは言わないなぁ」とバッサリ。

 それ以来、健診センターは何回か変わりましたが、毎年脂肪肝と言われ続けています。そういう状況でありますので、この本の内容を実践して改善するかどうかですが、ひとみお姉さんのB型肝炎闘病記を読むのが一番効き目があるような気はします。病は気からですしね。

歌謡スクランブルはアイドル・コレクションでした

2021年01月14日 | 昭和歌謡・アイドル歌謡
 
 今日のNHKFM「歌謡スクランブル」はアイドル・コレクションと銘打った選曲で、後半は天地真理特集でした。

 ということで、まずはオンエアリストをご覧ください。

「お嫁サンバ」郷ひろみ
「私鉄沿線」野口五郎
「哀しい妖精」南沙織
「年下の男の子」キャンディーズ
「UFO」ピンク・レディー
「気になる17才」あいざき進也
「イルカにのった少年」城みちる
「青春の坂道」岡田奈々
「まちぶせ」石川ひとみ
「ふりむけば愛」三浦友和
「思秋期」岩崎宏美
「乙女のワルツ」伊藤咲子
「ひなげしの花」アグネス・チャン
「みずいろの手紙」あべ静江
「しあわせの一番星」浅田美代子
「涙から明日へ」堺正章
「水色の恋」天地真理
「ひとりじゃないの」天地真理
「虹をわたって」天地真理
「若葉のささやき」天地真理
「恋する夏の日」天地真理
「空いっぱいの幸せ」天地真理
「初恋のニコラ」天地真理
「想い出のセレナーデ」天地真理


 この年代なら強いと思ってたら、三浦友和の「ふりむけば愛」のみ知らず。これまで聞いたこともありません。その昔、「三浦友和はアイドルか否か」というのが国会で審議された事があるのをご記憶の方はおられるでしょうか。うちの母はたまたま中継見てて大笑いしたそうです。

 要するにこの人がタバコのCMに出てたので、まだ専売公社の時代でしたから「アイドルをタバコのCMに出すのはいかがなものか?」という議論だった様子。答弁では「三浦友和はイカす男であり、百恵の旦那としても大変魅力的であります。」なんてのがあったと、私は雑誌で見ました。

 今日は70年代の楽曲縛りかと思ったら、「お嫁サンバ」と「まちぶせ」が81年なので比較的新しめ。あいざき進也は昔ラジオに出てたのを聞いたような気がしますが、夜中だったので当然「しんや放送」です。(ベタベタ…) 城みちるの「イルカにのった少年」を聞くといつも思い出すのが、セイヤングの「天才・秀才・バカ」のネタで「尿ちびる イカくさい少年」というの。ファンの人はすいません…。

 岡田奈々の「青春の坂道」は、出演していた「俺たちの旅」で別ヴァージョンがかかってびっくりしたことがありました。歌詞も違ったような…。

 アグネスの「ひなげしの花」は、のんさんが新しく出したアルバムでカバーしてて、彼女も甲高い声なもんで、物真似にならずにあの雰囲気を出してて凄く面白いです。のんさんにこれを歌わせようと思った人は偉いですね。

 あべ静江をアイドルと呼ぶかどうかは議論があるでしょう。妻の兄などは、当時小柳ルミ子の大ファンで部屋にポスターまで貼ってて、テレビに出ると「ルミちゃ~ん!」なんて言ってたのが、しばらくすると「今はあべ静江だ!」となったそうなので、私はアイドルと認定します。まぁ小柳ルミ子がアイドルかどうかというのも判断に迷うところですが。

 浅田美代子は見かけとしては可愛かったし好きなタイプなのですが、どうも芸風が好きになれずレコードを買ったことも買おうとしたこともありません。ただ、この「しあわせの一番星」は凄く好きだったりします。

 そしてなぜか唐突にマチャアキの「涙から明日へ」もありました。これはAメロは覚えやすくて凄くいい曲なのですが、転調が激しくて「どこ行くねん、どこ行くねん!」という感じ。今も最初の方しか歌えません。

 後半の特集の天地真理ですが、子供の頃に少年ジャンプで読んだ「天地真理物語」によると、「母子家庭で家は貧しく、ピアノを習ってはいたが買って貰えなかったため、家では紙に書いたピアノで練習していた。それを見た母親がなんとか工面してピアノを買ってくれ、将来はピアニストになろうと音楽系の学校に行くが『手が小さくてピアニストに向いてない』と言われ、歌の方に転向した。」という事でした。

 彼女の全盛期というと私は小学校低学年でしたから、すっかりそれを本気にしてたのですが、大人になってからはいかにもとってつけたようなストーリーに見えて、「ケッ! どうせ大盛りの作り話だろう。」と思うようになりました。

 が、その認識が変わったのは去年の事。以前に録画した昔のレコード大賞の映像(72年だったかな?)を見てたら、天地真理が出てきてオーケストラをバックにピアノを弾く場面があったのですね。それが凄く本格的で「あ、ホンマやったんやわ。」と。(本日の画像はその時のものです。)

 と、アイドルコレクションというと、色々語れるものですね。そういうのが歌謡曲の正しい楽しみ方ではないでしょうか。やはり70年代歌謡は偉大です。

 ところで、この番組のオンエアリストにはCD番号も書いてあるのですが、「青春の坂道」と「まちぶせ」が同じ番号なので「はて?」と思って検索してみたら、これが「20世紀BEST アイドル・ヒストリー ポニーキャニオン篇 1」というCD。なんで、わざわざそんなところから?

手が伸びるものとそうでないものと

2021年01月13日 | 日記・雑記・ただの戯言
 
 昨夜はSpotifyでアリスの「エンドレス・ロード」というライブを聞いてたら楽しくなっちゃって、今日は「アリスV」を聞きました。どっちもいいんですが、ライブの方はトークも断然楽しいです。

 先週は吉田拓郎さんを聞いてて、「たくろうLIVE'73」が凄く良くて、「ぷらいべえと」を聞いてみたら期待したほどは面白くなくて(失礼)、私はプレミアム会員ですので元は取ろうと色々聞いてます。(ま、別に無料会員でも曲は聞けるのですが)

 それで、何年か前に買おうかと思ってた陽水さんの「氷の世界」のリマスター盤もあって、魅力は魅力なんですが、さすがに辛いニュースの多い昨今ちょっと手が伸びません。陽水のライブもあるんですが、「人生が二度あれば」とかちょっと思い出しただけで今は聞きたくないなぁと。元気が出る方がいいです。

 色々聞ける曲があっても、まず中学生くらいの頃に「知ってはいるし聞いてみたいけどお金ないから買えない」と思ってたアルバムに手が伸びてしまいます。拓郎さんの「ぷらいべえと」などがその筆頭で、ラジオでチラッと聞いて「なんか面白そう」と思ったけど買うまでに至らなかったやつ。

 高校生くらいになると小遣いがちょこっと増えたのと、交友関係が広がってレコードの貸し借りの頻度が上がったので色々聞けるようになり、大学生になると民放FMのある地域に住んだこととレンタルレコードも近くにあったので、ますます聞けるのが増えたと。

 社会人になると、欲しいCDはそこそこ自分で買えるようになったので、やはり中学生くらいの時に聞いてみたかったのに手が伸びてしまいます。

 そして洋楽も探してみたら、なんとアル・ディ・メオラの「エレガント・ジプシー」とか「カジノ」とか初期のもあって感激。ディメオラというと、ツトムヤマシタの「Go Live」まであります。なぜか「Go」は無いようですが、まぁCD持ってるからいいです。

 リーリトナーも色々あるし、スタッフもあるし、全部聞いてたら寝られないですね。陽水は日曜の昼に天気が良ければ聞いてみようかと。あとはなんか忘れてるのなかったかなぁ。とんぼちゃんとかちゃんちゃことか、あんまり古いフォーク系のはさすがに無い様子。残念。

 で、今はアリスのセカンドライブを聞いてたら、キンちゃんの凄いドラムソロを聞いて手が止まってしまったのでした。こちらのアルバムも楽しいです。

お、アリスの「エンドレス・ロード」があった>Spotify

2021年01月12日 | 洋楽・邦楽やオーディオの話

 
 アリスというのはご存じ三人組フォークグループで、「エンドレス・ロード」というのはその三枚目のライブアルバムで、1977年6月の発売。当時レコードで持ってたのですが、何しろ2枚組だったので隅々までちゃんと聞いたかというとそういうわけでもなかったので、大人になった今聴き直してみたいと思ってたところでした。それで昨年から導入したSpotifyで探してみたところ、しっかりありました。

 これは1977年3月の録音なので、当時の最新アルバムは「アリスV」、最新シングルは「さらば青春の時」。ライブ会場は新宿厚生年金会館大ホールですが、なんと4日連続の公演だったそうです。ここで4日連続満員になるなら、武道館でも1回できそうな気がしますが…。

 アリスというと「冬の稲妻」の前はまったく売れてなかったような話がネタにされることも多いですが、考えてみればこの時点でも結構な人気です。当時は全国で物凄い回数のコンサートをやってて、そのノリでこの大きなステージをやってるので、「乗ってるなぁ。楽しそう。」というのがビンビン伝わってきます。

 ここではさすがに三人だけじゃなくて豪華なバンドも入ってて、リズム隊はギター矢島賢、ベース高水健司、ドラム田中清司、ピアノ羽田健太郎というすごいメンバー。矢島賢さんは「遠くで汽笛を聞きながら」をレコーディングでも弾いてるのですが、何しろ売れっ子のスタジオミュージシャンでしたから、連日スタジオに籠りっぱなしだったと思われ、ライブでこんだけ弾き倒してるのを聞けるのは珍しいかも。

 中学の頃の私はこの時の矢島さんのギターを聞いて、「レコードと違う…」なんて思ってた不届き者なのですが、今聞いてみるとあのコテコテのフォーク(?)でどうやってソロを弾いてフィルを入れるかとかいうのはすごく勉強になります。チンペイさんのソロのコーナーでは、凄くジャジーなギターも弾いてるし、そこでは羽田さんのピアノも凄いのですけど。

 矢島さんというとレスポールのイメージが強いのですが、この時のステージ写真は無いのでどういうギターを弾いてたかわかりません。ただ、音を聞くとストラトかテレキャスのような気がします。あまり歪んでないのに伸びやかで存在感あって、凄くいい音してます。

 レコードで2枚組というと、いちいちひっくり返したり入れ替えたりしなければならないので全編通しで聞くのは結構ハードルが高かったりしたのですが、こうやってSpotifyで聞くのは楽ちん。ベーヤンが中村行延さんとやってたアコースティックデュオのコーナーは、レコードで聞いた時はよくわからなかったのですが、いまあらためて聞くと凄くいい感じだし、やっぱり歌は上手いですね。

 これを聞いてたら楽しくなって、やっぱりCD買おうかなぁと思ってしまいました。ただ、Spotifyはアリスのオリジナルアルバムがほとんどあるし(もしかして全部?)、ファーストライブとかセカンドライブとかもあって、セカンドライブはレコードも持ってたけど凄く好きだったし、じっくりチェックしてどれを買うか考えようかと。

 ところで、今日の画像はヤングセンスの1976年夏号のグラビアですが、アリスって「ARISU」って書くんでしたっけ???