Fit in fits

たまに富士山を撮影しています。「富士山と乗り物のコラボ」を撮ることが多いです。他のネタはほんの少し。

ホンダFITの新型が出ました

2007-10-24 23:36:36 | HONDA Fit 旧型

 ここのブログでは触れないわけにはいかないでしょう。まず、最大の違いは… ・・・“FIT”という車名が全て大文字になったこと (^_^;)  先代は“Fit”でしたからね。

 カタログをメーカーから送っていただきましたが、まだ開いていません。よくなるのがわかっているのでなんだか悔しい気もします。ま、それはこの世界では当たり前なんですけど。

 正規の発表前に【カービューcarview】carview.co.jpの試乗記事を見ての印象ですが、
http://www.carview.co.jp/road_impression/2007/honda_fit_prot/
http://www.carview.co.jp/magazine/report/2007/honda_fit/
やはり大ヒット車のフルモデルチェンジなので、コンセプトやスタイルは先代のイメージを維持したままリファインされた感じ。細部の使い勝手もよくなっています・・・

・・・とかなんとか書いてますが、私は「走る」モデルしか興味がありません。コンパクトカーで走りのモデルというのが、ビンボーで1台でなんでも家の用事をこなし、時に遠征し、時に峠やバイパスですっ飛ばせるクルマが購入の妥協点なのです。車庫が小さく全長が4300mmを越えるとダメというのもあります。でも、自宅にシャッターつきのガレージがあるだけでも幸せなことなんですけどね。

 先代のFitを購入した私は1.3㍑モデルではなく力もありシーケンシャルシフトモードが使える1.5㍑モデルにし、メーカーオプションでインチアップしたアルミホイールを選ばないとリアがディスクブレーキにならないので高いけどそれを選び、尚且つ純正スポーツサスも入れ25mm車高も下がり、でもエアロパーツは標準で付くリア・ディゾン・・・じゃなかった(わざとらしいが)・・・リア・ルーフスポイラー(※)のみという、見る人が見ればわかるという“ちょいワル仕様”になっています。(MT仕様がホンモノの走り仕様だとは思いますが、渋滞にはまったら大変なのと装備面でかなり違いがあったのでMTにはしませんでした。家族を乗せての用事のときにMTで上り坂の渋滞にハマると足つっちゃいますから)

 が! しかし! 今回のモデルチェンジでは最初から走りのモデル、「RS」が同時デビューしました!しかもエンブレムはかつての「シビックRS」のものにそっくりなので昔からのホンダファンには感涙でしょうな。仕様や装備も走りに向いたものなので先代のようにいろいろオプションをつけて高くなるよりも最初からこれでいいでしょう。
 ただし、「走りに向いている」といってもそれは通常グレードのFITと較べてという程度ですけどね。「RS」と名前がついても「レーシング・スポーツ」の意味ではなく、実は「ロード・セイリング」の略なんだそうです。でもそれもいい名前ではありますね。私は好きですよ、ヨット好きですから。


 さて、肝心なのは2台目FITは先代よりも売れるのか?・・という点につきるというかそれが使命として登場したクルマですからそのへんも少し書かないといけませんね。

 私の印象としては“さ~て?どうだろ?”というところですね。スタイルはモノフォルムなのはいいし、相変わらずバランスのいいスタイルなんだけど、サイドのキャラクターラインがウェッジタイプになったのももう他車でいくつも見られるんですね。これが世界じゅうのスタイルの流行なんですが新鮮味はあまり感じられません。ルーフ後端がすこし下がったのは空力を改善したのかもしれませんが、後席乗員のヘッドスペースには影響しないものの荷室も狭くなるので果たしていいのかどうか?トランクの形状を改善したようですけどね。

 そして、これが実は「分かれ目」のような気がするのがヘッドライト周りのデザインというかライトのカバーのデザイン。新型はやはり空力の改善のためと他のホンダ車とのフロントデザインの統合(コーポレートアイデンティティとして)も狙っているんでしょうが、私は先代Fitが売れたのはあの。ライトのカバーがちょっとポコっと盛り上がっていて“目が大きなカワイイ女の子っぽい”デザインもかなり寄与しているような気がするんです。だって、普通はあのライトカバーをボンネットと面一にして平坦にして空力特性をよくするのが(フラッシュサーフェス化)常套手段だったのを、あえて“オメメパッチリ!”にしたのがウケたんじゃないかと思ってます。新型はスタイリング上の「一番のフィットらしさ」を失ったような気が・・・します。マイナーチェンジのときに直されたりしたりして・・。

 さて、先代Fitは大ヒット車でモデル寿命も少し長かったので初期のものはボチボチ買い替え需要も出てきます。立ち上がりからどれぐらい売れるかは注目ですね。



(※)先代の「W」グレードに標準で付いてくるリアスポイラーはルーフと少し段差がある。これではほとんど空力的効果はないだろう。安いグレードにオプションで付けられる大型リアルーフスポイラーなら段差はないので本当はそれにしたかったが「できない」って言われたのであきらめた。
 リアスポイラーの役目はルーフを延長した効果で車の後ろにできる空気の渦を少しでも後ろへさげ(クルマから離れさせ)て、結果、空気抵抗を下げることにある。だからルーフと段差があるとせっかくルーフで慣性がついた空気の流れを乱し、効果が落ちるのだ。ワンボックスカーが意外に空力がいいのは屋根が長く、後端がズバっと落としてあるから、長いルーフで慣性がついた空気が切り落とされた後端からまっすぐ離れるからなのだ。実はクーペやセダンのように斜めに下がる屋根よりも空力はいいんだよ。

コメント (1)
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