12/28 20:00時点の清水の気温は9.9℃。19:00ごろからの雨でこれから気温が下がると思いきや、予報では明日日中にかけて深夜でも、明日の朝でも気温が上がっていきます。これは低気圧がちょうど日本列島の太平洋側沿岸を通過し、低気圧の中心に向かって南からの風が吹き込むために起こることです。29日の最高気温の予報はなんと22℃です。
しかし、低気圧通過後は風向きが変わり、そこへちょうど今冬最高クラスの寒気団が下りてきているので日が落ちてから一転し気温がどんどん下がっていきます。
29日朝7時の予想気温は今日14時の気温である14.6℃と並ぶ予想の15℃。そして上述のように22℃まで上がった後、翌朝30日朝7時の予想気温が6℃で最高気温の予想が11℃。今日から日曜までで10℃前後も気温が上下します。風も相当強い予報なので体感的には相当変化を感じるはずです。
特に気をつけないといけないのが、明日日中暖かいので、仕事納めも終わって飲みに出たりすると帰る頃にはすごく寒くなっていることです。夜、飲みにいくのなら完全真冬武装で行きましょう。
さらに注意が必要なのはスキー場。明日はいきなり暖かくなるので雪崩に注意が要りますし、風も強い荒れ模様なので、山でもあることを考えると行かないほうがいいかも・・。それ以前に雨になってしまうようです。
そして、その後これまたいきなり寒くなるので、ゲレンデはアイスバーンになり、そこへドカ雪が来るので今度は表層雪崩の危険が増します。ムリはしないで予定を切り上げたり、切り替えたりする勇気が必要かもしれません。
=1/1 ああ、やっぱり・・の追記=
この直前↑に・・、
「そして、その後これまたいきなり寒くなるので、ゲレンデはアイスバーンになり、そこへドカ雪が来るので今度は表層雪崩の危険が増します。ムリはしないで予定を切り上げたり、切り替えたりする勇気が必要かもしれません。」
・・と書いたのに、槍ヶ岳で4人が亡くなる遭難事故が起きてしまった・・。この冬一番の大型寒気だってーのに山に入ってしまうのは休みが少ない日本人の業なのか・・。
“岐阜地方気象台によると、岐阜県内は飛騨、中濃地域で30日夜から断続的に雪が降り、郡上市白鳥町長滝では31日の日降雪量が81年からの観測開始以来、最高の96センチを記録。28、29日の降雪量は少なかったとみられ、ざらめ状になった古い雪の上に積もった新雪が一気に滑り落ちる表層雪崩だった可能性が高いと山岳関係者はみている。 ”
・・と、雪崩の原因はやはり表層雪崩だったようだ。新年が明ける瞬間を山で迎えたい気持ちはわかるし、相当のベテランでもあったようだし、メンバーが揃いやすいのはやはり正月休みだったと思う。だけど、やっぱり山を、そして気象をナメちゃいけないんだよねぇ。事前から予報では相当厳しいことはわかっていたはずで、「やめる勇気」をもっと強く持たないと。キャリアがいくらあってもその前の判断は重要だと思う。死んでからじゃぁ遅いんだよね。麓の温泉宿にでも泊まって帰ったほうが・・・と、悔やまれる。
**********
=さらに追記=
MSN産経ニュースに以下のような記事があった。
《年末の高温が影響か》
2008.1.1 19:22
“岐阜県高山市の槍平小屋付近で1日未明に4人の命を奪った雪崩は、短時間に大量の新雪が降り、以前に積もった雪の上を滑り落ちた「表層雪崩」とみられる。比較的雪崩が起きにくいとされる夜間に、山小屋近くのテントを襲った雪崩には、数日前の高温が影響したとの見方もある。
岐阜地方気象台によると、12月29日ごろは気温が高く、現場に最も近い同県飛騨市神岡町の地域気象観測システム(アメダス)では、29日午後0時までの24時間で22ミリの降雨を観測した。
その後、この冬一番となる氷点下36度の寒気が上空に入り込み、神岡町では1日午前8時までの24時間で49センチの降雪を記録した。
高山署は、槍平小屋付近も気温が上昇して積雪が緩んだ後、急激に気温が下がって雪面が固まり、その上に積もった大量の新雪が滑り落ちた可能性がある、と指摘する。
民間の北飛(ほくひ)山岳救助隊(飛騨市)の竹腰藤年隊長(59)は「年末から雪が降り続いており、いつ表層雪崩が起きてもおかしくない状況だった」という。
愛知県山岳連盟の中平等新一常任理事(72)は「冬山で気を付けることは天候と雪崩。雪がどかっと降っているときは、雪崩に遭わないように細心の注意が必要だ」と話した。”
・・・とある。やっぱり私が危惧したとおり、素人の私でも予測できたのにどうしてベテランが?・・と、思う。やっぱり直前29日は雨だったんだね。「ウェザーニュース」など、ケータイでもかなり山岳天気の情報も取れる時代だからこそ悔やまれる。
しかし、低気圧通過後は風向きが変わり、そこへちょうど今冬最高クラスの寒気団が下りてきているので日が落ちてから一転し気温がどんどん下がっていきます。
29日朝7時の予想気温は今日14時の気温である14.6℃と並ぶ予想の15℃。そして上述のように22℃まで上がった後、翌朝30日朝7時の予想気温が6℃で最高気温の予想が11℃。今日から日曜までで10℃前後も気温が上下します。風も相当強い予報なので体感的には相当変化を感じるはずです。
特に気をつけないといけないのが、明日日中暖かいので、仕事納めも終わって飲みに出たりすると帰る頃にはすごく寒くなっていることです。夜、飲みにいくのなら完全真冬武装で行きましょう。
さらに注意が必要なのはスキー場。明日はいきなり暖かくなるので雪崩に注意が要りますし、風も強い荒れ模様なので、山でもあることを考えると行かないほうがいいかも・・。それ以前に雨になってしまうようです。
そして、その後これまたいきなり寒くなるので、ゲレンデはアイスバーンになり、そこへドカ雪が来るので今度は表層雪崩の危険が増します。ムリはしないで予定を切り上げたり、切り替えたりする勇気が必要かもしれません。
=1/1 ああ、やっぱり・・の追記=
この直前↑に・・、
「そして、その後これまたいきなり寒くなるので、ゲレンデはアイスバーンになり、そこへドカ雪が来るので今度は表層雪崩の危険が増します。ムリはしないで予定を切り上げたり、切り替えたりする勇気が必要かもしれません。」
・・と書いたのに、槍ヶ岳で4人が亡くなる遭難事故が起きてしまった・・。この冬一番の大型寒気だってーのに山に入ってしまうのは休みが少ない日本人の業なのか・・。
“岐阜地方気象台によると、岐阜県内は飛騨、中濃地域で30日夜から断続的に雪が降り、郡上市白鳥町長滝では31日の日降雪量が81年からの観測開始以来、最高の96センチを記録。28、29日の降雪量は少なかったとみられ、ざらめ状になった古い雪の上に積もった新雪が一気に滑り落ちる表層雪崩だった可能性が高いと山岳関係者はみている。 ”
・・と、雪崩の原因はやはり表層雪崩だったようだ。新年が明ける瞬間を山で迎えたい気持ちはわかるし、相当のベテランでもあったようだし、メンバーが揃いやすいのはやはり正月休みだったと思う。だけど、やっぱり山を、そして気象をナメちゃいけないんだよねぇ。事前から予報では相当厳しいことはわかっていたはずで、「やめる勇気」をもっと強く持たないと。キャリアがいくらあってもその前の判断は重要だと思う。死んでからじゃぁ遅いんだよね。麓の温泉宿にでも泊まって帰ったほうが・・・と、悔やまれる。
**********
=さらに追記=
MSN産経ニュースに以下のような記事があった。
《年末の高温が影響か》
2008.1.1 19:22
“岐阜県高山市の槍平小屋付近で1日未明に4人の命を奪った雪崩は、短時間に大量の新雪が降り、以前に積もった雪の上を滑り落ちた「表層雪崩」とみられる。比較的雪崩が起きにくいとされる夜間に、山小屋近くのテントを襲った雪崩には、数日前の高温が影響したとの見方もある。
岐阜地方気象台によると、12月29日ごろは気温が高く、現場に最も近い同県飛騨市神岡町の地域気象観測システム(アメダス)では、29日午後0時までの24時間で22ミリの降雨を観測した。
その後、この冬一番となる氷点下36度の寒気が上空に入り込み、神岡町では1日午前8時までの24時間で49センチの降雪を記録した。
高山署は、槍平小屋付近も気温が上昇して積雪が緩んだ後、急激に気温が下がって雪面が固まり、その上に積もった大量の新雪が滑り落ちた可能性がある、と指摘する。
民間の北飛(ほくひ)山岳救助隊(飛騨市)の竹腰藤年隊長(59)は「年末から雪が降り続いており、いつ表層雪崩が起きてもおかしくない状況だった」という。
愛知県山岳連盟の中平等新一常任理事(72)は「冬山で気を付けることは天候と雪崩。雪がどかっと降っているときは、雪崩に遭わないように細心の注意が必要だ」と話した。”
・・・とある。やっぱり私が危惧したとおり、素人の私でも予測できたのにどうしてベテランが?・・と、思う。やっぱり直前29日は雨だったんだね。「ウェザーニュース」など、ケータイでもかなり山岳天気の情報も取れる時代だからこそ悔やまれる。