新宿の小さな書店で目に入った小説。
『わたし、定時で帰ります。2 打倒! パワハラ企業編』 。
テレビドラマ化されたことは知っていたが、
ドラマも小説も、まだ見ても読んでもいない。
「読みなさい」と言わんばかりに目に入って来たのだし、
昔から反ブラック企業を訴えてきている自分としては、
これは読まないわけにはいかぬ。
買って本当によかった。予想以上に面白い。
ヒロインの東山結衣が、まず格好良すぎる。
疲れたら休む、空気は読まない、理不尽にも耐えない、働く時間は短い、
日本人としての美徳を何一つ持っていない……そんな結衣だが、
教員としても舌を巻くくらいに部下想いで、
「問題児」の部下を次々と救っていく。
自分が日々、表現したかった・書きたかったテーマが寄せ集めのように描かれていて、
「そうそう、こういうの書きたかった!」と共感させられることの連続だった。
【以下ネタバレ注意】
孝太郎と結衣がよりを戻して結ばれる、
というラストが、どうもモヤモヤした。
孝太郎という人物は、イマイチ好きになれなかったから……。
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