本日は大正元年(1912)から解体された昭和37年(1962)まで神戸港のシンボル的
存在であった川崎造船(現川崎重工業)のガントリークレーンを写真紹介します。
上の写真は昭和36年(1961)頃の川崎重工業株式会社の巨大クレーン、ガントリークレーン
の航空写真です。 出典:市民のグラフ こうべ No.171(1987.1)Page12
全長303m、幅45m、高さ50mという巨大クレーンは大正元年(1912)に完成、
大正2年(1913)に「榛名」が進水、以降戦艦「伊勢」や航空母艦「加賀」など軍用船から
大型商船まで数多くの船舶の建造に使用されてきました。
上の写真は山手から神戸港を撮った神戸港の遠景です。ガントリークレーンが右端に
写っています。撮影時期は昭和6~7年頃
出典:市民のグラフ こうべ No.171(1987.1)Page6
上の2枚の写真は川崎造船ガントリークレーンが完成して間もなく頃(大正元年)の
写真と大正元年(1912)11月26日の神戸新聞記事
出典:市民のグラフ 神戸No.198(1989年4月号) Page8
上の写真は昭和34年(1959)の川崎重工業ドック
KAWASAKI DOCKYARD N27 BERTHとの表示があります。
昭和25年(1950)から「KAWASAKI DOCKYARD」のネオンが点灯されています。
出典:飯塚富郎氏の写真集「昭和の神戸」 光村推古書院
上の写真は川西英さんの作品「神戸百景」中突堤の風景
中央部にガントリークレーンが描かれています。
出典:画集「神戸百景」川西英が愛した風景 星雲社(2008)Page57
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