思い切ってキウィを剪定

2005年05月24日 | Weblog

20年くらい前だろうか、キウィがまだめずらしかった頃、雄と雌の苗木を買ってきて植えた。まだ、苗木は値段が高かったように思う。苗木はどんどん生長した。使わなくなったビニールハウスの骨に這わせた。

何の手入れもしなくてよかったので、育てるには大変楽だった。沢山取れたときには、ミカンの段ボール箱で5箱から6箱もとれたときがある。しかし、味の方はなかなか難しかった。肥料の加減で、かなり甘みと酸味とのバランスが違う。リン酸系の肥料を多くすると甘い実がなるが、酸味が少なくなり、おいしさは減る。逆に、リン酸肥料を少なくすると、酸味が強くなり、口もとをすぼめて食べるようになる。甘みと酸味のバランスがとれないと、なかなか食べる気を起こさせないものだ。

実が落ちて、そのままになった所から新しい苗が生えてきた。そして雌の苗が複数に。雄はやたら元気が良く、どんどんはびこるので、どんどん剪定をした。それでも雌の住処を覆い尽くすような素振りをみせる。

そのうちに、キウィはめずらしくもなく、さほどおいしい果物とも思えなくなってきた。しかし、木の勢いはすごく、どんどん枝が生えて、かつ伸びる。古い枝の上に新しい枝が伸び、その上にまた重なる。遠くから見るとまるで、山姥が髪を振り乱しているような風景になった。

いいかげんに枝を剪定していたが、剪定した枝は多くは若い蔓に絡まれているから、引き抜くことができない。それで、枯れたまま骨組みの中に取り残されたままになっている。それなものだから、ますますいい加減にしか剪定できなくなった。そして、生りが悪くなっていった。

そうこうしているうちに、私が退職をして百姓をやるのに、ビニールハウスを一棟つくることになった。それをどこに作ろうか考えたが、一番作りたいのが、このキウィのあるところだ。迷った末に、せっかくあるものだから、切ってしまわないで残そうということになった。そして、ハウスはその近くに。

しかし、相変わらず山姥は髪を振り乱したままだ。そして、実のなりが少ない。また決断に迫られた。そして、ついに「枯れるなら枯れよ。」と思って、思い切り剪定をした。ほとんど幹だけの状態にまで切り込んだ。さてどうなるか。

春が来た。そして切り込んだ幹からは新しい芽が。今年は実は生らないかもしれないが、2年あるいは3年後にはまた食べられるだろう。時には、こういう荒療治が必要なのかも知れない。それが出来るということが分かった。





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2 コメント

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Unknown (キウィのウィウィ)
2011-11-23 16:14:25
近所にある山姥に興味を感じてネットを検索したら、このブログに来ました。
剪定後どうなりましたか?
実はすぐなったのですか?
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キウィのウィウィさん ( spa)
2011-11-23 18:07:56

200510月30日をご覧ください。

http://blog.goo.ne.jp/classic555/e/251ff5e6e2c6b3ac975dd82588eafbbf です。

実は次の年の夏に生りました。
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