
トラクターの車庫を作った。4~5ヶ月前のことである。このブログを始めたのは、つい最近なので、少々昔のことも話題に出したい。
最初は、ビニールハウスを作って、その中に入れてみようと思った。つぎに、ビニールハウス型の車庫。それから、きちんと車庫を作る。どれにしたらよいか、なかなか決まらなかった。近くに農機具を扱っている人がいるので、聞いてみると、ハウスはダメだという。湿気が機械によくないのだとか。デリケートな部分に湿気が入り込み、故障の原因になるのだとか。多少は雨がかかっても、屋根があり、風通しの良いところの方が良いと言われた。それで、思いついたのが、足場パイプを組み合わせて作る物置だ。その人は、それがよいという。
きちんとした車庫を作るには、まだ私の力では出来ない。大工さんを頼むほかない。となると、かなりの出費となる。それで、経験がないので出来るかどうか分からないが、その足場パイプを使った物置を作ってみることにした。
しかし、どのように作ったらよいか、大まかには形を想像してみることは出来ても、具体的には細かいところまでは心の中に描けない。それで、パイプのサイズなどどのようなものがあるかホームセンターに行ってみた。すると、彼らは長い物などの資材などを野外において置くために、この足場パイプを使った建物を作って、その中に入れているではないか。そこで、どういう部品が必要なのか、具体的にその使い方も観察できた。パイプは一カ所にまとめて展示してあって、いろいろな長さのものがあるということが分かった。
トラクターの大きさと、前後左右の余裕を見て、ほぼ幅が2m以上で、奥行きは5m近くあればよいということになる。だいたいの必要な量を計算して、とりあえず、クランプと言われる接合器といっしょに買ってきた。そして穴を掘り、パイプを立てた。そこで一つ問題が起こった。相手が土であるから、パイプを埋めると言っても、なかなか同じ深さには埋まらない。6本の先端は出たり高さが足りなかったり。それに土の固さも一定でないので、沈み具合もまちまちだ。それを何とか直しながらなんとか骨組みは出来た。次に屋根とサイディングの材料だ。
トタンが一番扱いやすいし丈夫だ。それで、波トタンをかってきて屋根を葺いた。サイディングにも同じ材料を使った。上部と下部は空いている。風が通りやすい。雨の吹き込みは多少はあっても、トラクターに影響を与えるほどではないだろう。
初めてこういう大きなものを作ったが、達成感は大いに味わえた。「やったー!」と歓声をあげたくなった。他人が見たら「何だこの程度の物で、、、」と言うかも知れない。が、私には記念にすべき建物に等しいものだ。
狸
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