昨日ではなく、一昨日の続きです。
“月日は百代過客にして、行きかふ年も又旅人也。舟の上に生涯をうかべ馬の口とらえて老いをむかふる者は、日々旅にして、旅を栖とす。古人も多く旅にしせるあり。予もいずれの年よりか、片雲の風にさそわれて、漂泊の思ひやまず・・・「奥の細道」序より”
遠い昔の「奥の細道」に思いを馳せつつ、公園の駐車場に戻りました。
“漂泊の思ひ”を覚ます、可愛らしい声が聞こえてきました。
孫と同じ年頃の子供はとても気になるのです。公園の一画にある、アスレチック広場に遊びに来た帰りのようです。
二人で手を振ると、数人の子供が笑顔で可愛い小さな手を振り、笑顔で答えてくれました。
関跡を「逍遥」し、心の片隅に漂泊の思いを残し、お土産屋さんのトイレで「小用」を済ませ、お土産の見物です。
お土産とは、その土地の名産品を旅の想い出とし、又、その想いを周囲の者と分かち合う・・・・・・そんな物なのでしょう。
お土産にはホントに困ります。何処に行ってもこれと云った物がないのです。買って貰いたい!売りたい!との思い、必死になって業者も考えている筈です。
多く売る為に、誰からも気に入られる商品を考える、その結果が、誰にも気に入って貰えない、特徴の無い商品になってしまう、そんな気がするのです。
この建物の中には、そば屋さん、ラーメン屋さん、お土産屋さんが有るのですが、客は我々だけです。
そば屋さんもラーメン屋さんも、暖簾を出しているので営業中なのですが、あまりの静けさに心配になりました。
車に向かう途中で「白河相撲道場」を発見。そういえば、ラーメン屋で会った「何も無いおじさん」が、そんな事を云っていたのを思い出しました。
道場看板に「東関大五郎」の文字。東関親方です、あの「高見山大五郎」です。
以前、国技館の前を歩いていたら、ワンボックスカーがこちらに向かって走って来ました。助手席に大きな人間が窮屈そううに「詰まって」いたのです。
すれ違いざまに顔を確認すると、車内に「詰まって」いたのは東関親方でした。ホントにデカイ! 車に乗っているのではなく、ホントに車に「詰まって」いました。
中に入ると、土俵があり稽古場の雰囲気。土俵がとても小さく見えるのです。稽古土俵と本場所の土俵は同じサイズの筈です。それにしても小さい!
ここで東関部屋の「夏季合宿」が行われるそうです。親方、曙、高見盛の稽古風景の写真が貼ってありました。
白河と東関部屋、どの様な縁があるのでしょうか、高見盛は青森出身だし、親方は勿論ハワイです。単に「東関」の「関」と、「白河の関」の「関」繋がり?
「白河関の森公園」静かで寂しいところでしたが、いろいろなものがあり、いろいろと楽しめました。
白河インターに向かう山道、この道をむかし「芭蕉と曾良」が須賀川を目指し歩いたかも・・・・・・、そんな事を思うと、徒歩で陸奥を漂泊したい衝動にかられます。
助手席の配偶者に、
「ここらずっと、奥の細道を歩いて辿る旅をしてみたいねぇ」と云うと、
「歩いて何て行けるわけないでしょ!」と、現実に引き戻してくれました。
今夜の宿、岳温泉を目指します。
それでは、また明日。
“月日は百代過客にして、行きかふ年も又旅人也。舟の上に生涯をうかべ馬の口とらえて老いをむかふる者は、日々旅にして、旅を栖とす。古人も多く旅にしせるあり。予もいずれの年よりか、片雲の風にさそわれて、漂泊の思ひやまず・・・「奥の細道」序より”
遠い昔の「奥の細道」に思いを馳せつつ、公園の駐車場に戻りました。
“漂泊の思ひ”を覚ます、可愛らしい声が聞こえてきました。
孫と同じ年頃の子供はとても気になるのです。公園の一画にある、アスレチック広場に遊びに来た帰りのようです。
二人で手を振ると、数人の子供が笑顔で可愛い小さな手を振り、笑顔で答えてくれました。
関跡を「逍遥」し、心の片隅に漂泊の思いを残し、お土産屋さんのトイレで「小用」を済ませ、お土産の見物です。
お土産とは、その土地の名産品を旅の想い出とし、又、その想いを周囲の者と分かち合う・・・・・・そんな物なのでしょう。
お土産にはホントに困ります。何処に行ってもこれと云った物がないのです。買って貰いたい!売りたい!との思い、必死になって業者も考えている筈です。
多く売る為に、誰からも気に入られる商品を考える、その結果が、誰にも気に入って貰えない、特徴の無い商品になってしまう、そんな気がするのです。
この建物の中には、そば屋さん、ラーメン屋さん、お土産屋さんが有るのですが、客は我々だけです。
そば屋さんもラーメン屋さんも、暖簾を出しているので営業中なのですが、あまりの静けさに心配になりました。
車に向かう途中で「白河相撲道場」を発見。そういえば、ラーメン屋で会った「何も無いおじさん」が、そんな事を云っていたのを思い出しました。
道場看板に「東関大五郎」の文字。東関親方です、あの「高見山大五郎」です。
以前、国技館の前を歩いていたら、ワンボックスカーがこちらに向かって走って来ました。助手席に大きな人間が窮屈そううに「詰まって」いたのです。
すれ違いざまに顔を確認すると、車内に「詰まって」いたのは東関親方でした。ホントにデカイ! 車に乗っているのではなく、ホントに車に「詰まって」いました。
中に入ると、土俵があり稽古場の雰囲気。土俵がとても小さく見えるのです。稽古土俵と本場所の土俵は同じサイズの筈です。それにしても小さい!
ここで東関部屋の「夏季合宿」が行われるそうです。親方、曙、高見盛の稽古風景の写真が貼ってありました。
白河と東関部屋、どの様な縁があるのでしょうか、高見盛は青森出身だし、親方は勿論ハワイです。単に「東関」の「関」と、「白河の関」の「関」繋がり?
「白河関の森公園」静かで寂しいところでしたが、いろいろなものがあり、いろいろと楽しめました。
白河インターに向かう山道、この道をむかし「芭蕉と曾良」が須賀川を目指し歩いたかも・・・・・・、そんな事を思うと、徒歩で陸奥を漂泊したい衝動にかられます。
助手席の配偶者に、
「ここらずっと、奥の細道を歩いて辿る旅をしてみたいねぇ」と云うと、
「歩いて何て行けるわけないでしょ!」と、現実に引き戻してくれました。
今夜の宿、岳温泉を目指します。
それでは、また明日。