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歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

松戸市の蘇羽鷹神社で腕用ポンプの碑文を読み高度経済成長の時代を懐かしむ

2011年02月18日 | 街の風景

前回の続きです。

松戸市の、水戸街道沿いにある“蘇羽鷹神社”の境内に入るところです。


お詣りを、と思ったら、左手に“腕用ポンプ保存庫”の大きな文字が眼に入ってのです。「腕」の文字に、一瞬、器の“オワン”を連想してしまったのですが、わんはワンでも、うでの方の「腕」でした。

腕の力を用いて動かすポンプなのです。器のワンは木偏の“椀”でした。“椀用ポンプ”では“何のこっちゃ?”ですから・・・・・・ハィ。

でも、ワンと、ヨウと、ポンプの繋がりは、何か、とても、力が抜ける響きなのです。ワンちゃん用にも思えたり。ここは、やはり、動力ポンプの対義ですから、“腕力ポンプ”の方が、勢いよく水が出そうに感じます。

江戸のむかしの“龍吐水”の兄弟分と思ったら、「腕用ポンプ」は、それなりに災に直接放水して、消火作業が出来る優れものだったようで、地方の消防団では、戦後しばらくは現役で活躍していたようです。

「高度経済成長期」に造られた石碑には、物を大切にしない風潮に怒りを露わにしていますが、「低成長低所得」の時代が20数年続き、この先の見通しも暗く、結果として、碑文の主張は叶えられたようです。

“物質的”に豊かな時代は短く儚く、物質的に貧しい?時代こそが“ふつう”で、正しいのであります。


この頃は、歳の所為で、説教じみた話しになってしまうようです。兎に角、小金消防組第4部の腕用ポンプは大事しましょう。


ヘルメットと云うのか、防火防炎帽子と云うのか、このタイプは小さい頃に、消防署の壁に掛かっていたのを見た記憶があります。


大正12年2月に、の人達の尊い寄付で購入したのです。百年近く前なのです。歳をとると、昔のモノが愛おしくなるのです。


腕用ポンプに見とれてしまいました。蘇羽鷹神社でした。


階段を登り、鳥居をくぐります。



それでは、また次回。


コメント
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