歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

舛添要一東京都知事の金銭疑惑騒ぎは都民が!国民が!ダラしないから!

2016年05月25日 | 世間話し
それで、週刊誌、新聞、テレビ等々で世間をお騒がせの舛添要一都知事ですが、この手の政治家にまつわる金銭騒ぎには、怪しい臭いが、プンプンなのです。

鳩山由紀夫元総理しかり、小澤一郎元民主党代表しかり、猪瀬直樹前知事しかり、そして、舛添要一都知事しかり、なのです。

すべて、公開されている“政治資金収支報告書”とか、“政党交付金使途等報告書”とか、“選挙資金収支報告書”とか、公開情報がネタになっているのです。

特別な秘密が暴露された訳ではありません。

その中でも、特に、特に、舛添さんの金銭疑惑は、誰でもやっている、違犯すれすれの、金額的にも、内容的にも、とても、とても、ショボイ話しなのです。

以前より、舛添さんの、ショボくて異常な金銭感覚は、政界でも、マスコミ界でも、とても、とても、有名な話しなのです。

自民党を飛び出したときも、新党改革を結成したときも、解散したときも、都知事選に立候補したときも、彼の金銭疑惑と云うか、金銭への異常な執着は、それなりに報じられていたのです。

でも、しかし、彼のそんな“性癖”は、政治的能力と、人気には関係無いとして、政界も、マスコミ界も、一部を除いて、みんなで見て見ぬふりをして、ドサクサ紛れの都知事就任だったのです。

それが、どうしたことか、いま、この時期になって問題として採り上げられ、まるで、まったく知らなかったように、大騒ぎしているのです。

ですから、問題は、彼の性癖ではなく、何故?いま?が、ホントは、とても、とても、重要なのです。

私としては、何故?いま?なのかは、2020年東京オリンピック絡みの主導権争いだと思います。舛添に仕切らせたくない勢力が仕掛けたのです。それは、オリンピック誘致賄賂疑惑がキッカケでした。

そも、そも、です。前任の猪瀬直樹も“金銭疑惑”で在任1年で辞任、その後任の舛添も任期半ばでこの騒ぎです。

どちらも、生粋政治家では無い事、そして、自己中的で、役人をバカにしている傾向があること、都議会与党との関係があまり良くない事が、とても、とても、似ているのです。

特に、役人を敵に回すのは、国政でも、地方でも、とても危険なのです。政治生命を葬られるのです。民主党政権での小澤氏と鳩山氏が良い例です。

それで、都政に戻すと、二人とも、“内部”ですから、外部の敵より相当手強いのです。

2年前、舛添氏が都知事選で勝利した時、敗北した陣営の周囲から、悔し紛れに、就任後直ぐに金銭問題で辞任に追い込まれる、何て話しが流されましたが、何も起こりませんでした。そして、ここに来て、やっと起きた金銭疑惑騒ぎです。

これは、明らかに、東京周辺の“内部の敵”からの攻撃です。先ずは、週刊誌に流し、後追いで、新聞テレビが騒ぎ、世論を動かし、中央政界を動かす作戦です。

東京都は国家並みの財政規模で、オリンピックの開催は莫大な資金が動きます、とても、とても、膨大な利権です。

ここらで、役人とも、都議会とも、仲良しの政治家を都知事に担いで、みんなで仲良く楽しく、東京を動かしたいと考えての、今回の騒ぎだと、推測するのです。

そう考えると、それなりに、この騒ぎがスッキリと見えて来るのです。政治家を金銭騒ぎで追い落とし、政治生命を葬るいつものパターンをくり返しているのです。

この作戦が使えるのは、権力の内側の方達であって、けっして外側の方達ではありません。

正義の味方が正義の鉄槌を下している訳でもありません。

報道の自由が守られている訳でもありません。

民主主義が正常に機能している訳でもありません。

ですから、舛添氏が辞任したとしても、都民は喜んではいけません。あなたたちは、与党の内部の主導権争いに利用されただけです。

そして、そして、どうして、こんな、与党内部の主導権争いを、白昼堂々、マスコミを使ってくり広げることが許されるのか?

それは、野党勢力がだらしないからです。

それは、それは、都民が、国民が、とても、とても、ダラしないからです。


本日は、いろいろと、かなり、かなりの内容でした。


それでは、また。





コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする